“スバリスト(スバルヲタ)”視点から見る「スバル インプレッサ マイナーチェンジ」マニアックすぎる新型車解説/マリオ高野(1/5)

  • 筆者: マリオ 高野
  • カメラマン:小林岳夫・マリオ高野・富士重工業(株)
“スバリスト(スバルヲタ)”視点から見る「スバル インプレッサ マイナーチェンジ」マニアックすぎる新型車解説/マリオ高野
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インプレッサスポーツ/G4/XVがマイナーチェンジ 〝マニアックすぎる解説〟をお届けします!

スバル インプレッサG4

スバルのインプレッサスポーツ/G4/XVシリーズが、2014年11月25日にマイナーチェンジを受け、「乗り味が大激変!」と評せるほど内容の濃い変更が施されました。

しかし、その割には注目度が低いようであり、残念ながら雑誌やWeb上で新型インプレッサシリーズの変更点をガッツリ取り上げる詳解記事をほとんど見かけません。

スバルは、一見地味に見える年次改良でも、よく見ると大幅な仕様変更を実施することが多いものですが、今度のインプレッサシリーズは特に目覚ましい進化を遂げました。その内容は〝知らなきゃ損するレベル〟なので、ここで詳細をお伝えしましょう。

「うおおおおマジか!?」と叫びそうになるほど気持ち良く曲がる

スバル インプレッサG4

2011年の11月にデビューしたインプレッサスポーツ/G4はすでに4年目となり、アプライドは「D型」へ。3年目となるXVは「C型」に移行しております。

まず第一に挙げたい衝撃的な激変ポイントは「ハンドリング」です。もともと実用車としては不満の少ない素直な操縦性を備えることで定評がありましたが、新型では「気持ちよく曲がる感」が大幅にアップ!

旧型を知る人なら、乗ってから最初の交差点かコーナーで「うおおおおマジか!?」と叫びそうになるほど別物感がすごいです。2リッター車はステアリングのギア比が16:1から14.5:1へクイック化されたという、実用車らしからぬ変更が施されているのですが、これがドンピシャ。

ドライバーの曲がりたいという意思に対して応答遅れすることなく忠実に反応し、痛快な旋回フィールが得られるにいたりました。誤解を恐れずにいえば「WRXに近づいた」といえます。

といっても、単にステア特性が鋭敏になったからオモシロイ、というわけではありません。ステアリングのギア比がクイック化されただけでなく、リアのクロスメンバーの剛性を引き上げ、ダンパー、スプリング、ブッシュのすべてを見直しシャシーの安定感が高まっているので、ただキビキビ感が増したというより、素直さとダイレクト感が増したという印象なのです。

WRXっぽくなったというのは、単にスポーツ性が高まったというより、〝自分の思い通りに走る良いクルマ感が増した〟からといえます。

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安易にスポーティ路線の強化を狙ったわけではない

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ステアリングのギア比をクイックにしてシャシーを強化したというと、最初からスポーティ路線の強化を狙ったかのように考えてしまいますが、エンジニアの話によるとそうではありません。

インプレッサスポーツ/G4はスバルのラインナップの中ではエントリーモデルに位置づけられ、もっとも幅広い層のユーザーを想定しているので、操縦性については、あくまでも日常域での素直さや扱いやすさを重視。

運転中にストレスや不安を感じさせないことが何よりも重要であることから、どんな路面状況や速度域でも怖くない素直な追従性をとことん追求した結果、スポーティともいえる味付けが濃くなったのでありました。

4年目のマイナーチェンジで目新しさを出すため、わかりやすくスポーツ性に振ってみました的な、そんなよくありがちな安直企画では決してないのです。

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マリオ 高野
筆者マリオ 高野

1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工(アンダーボディ組立て)などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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