スバル 新型フォレスター アドバンス試乗|マイルドハイブリッドe-BOXER搭載モデルを改めてテスト(3/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:和田 清志/SUBARU
ドライバビリティを向上させるための電動化
スバル自身、このe-BOXERを「ハイブリッド」ではなく「モーターアシスト」と位置付け、電動化の力を燃費/環境性能だけでなくドライバビリティやドライビングファンを引き上げるため……と語るなら、考え方の転換も必要だと思っている。
ちなみに燃費はガソリン車と同じ道を同じペースで走らせて約2割アップを確認できた。ところが燃料タンク容量がガソリン車の63リッターに対してe-BOXERのアドバンスは48リッターと航続距離で見るとe-BOXERのうま味が出ないのが残念な部分。これは年次改良でガソリン車と同じ燃料タンク容量に、改善して欲しい所だ。
動的質感の高さはSTIコンプリートに匹敵!?
フットワークはどうか? 新型フォレスターのプラットフォームはSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用。元々電動化を視野にいれた設計のため大きな変更はないが、e-BOXER化によりノーマル+110kg重く、前後重量配分もやや後ろ寄りになる事から、サスペンションはショックアブソーバーがガソリン車のノーマルタイヤ仕様(ツーリング/プレミアム)にスプリングレートを高めたアドバンス専用セットアップとなった。足元は225/55R18サイズ+専用アルミホイールの組み合わせである。
ガソリン車で感じた、「違和感のないシットリしたステア系」、「操作に対して正確にクルマが動く」、「4つのタイヤにシッカリ仕事をさせる」、「ストローク感の高いしなやかさ」、「アタリのやさしい快適性」、「抜群のロールコントロール」に加えて、アドバンスは、「シットリしたサスの動き」、「安心感の高い接地感」、「前後バランスの良さ」、「前後左右方向共に無駄な動きを抑えたハンドリング」がプラスされている。更に細かい部分で言えば、ガソリン車は強いて言えば軽快なクルマの動きに対してステアリングのアシストが若干重めだが、アドバンスは110kgの重量増により、若干ダルになったクルマの動きとステアリングのアシストのバランスが絶妙だ。
このように新型フォレスター アドバンスの乗り味は現行スバル車ベストで、動的質感の高さはSTIコンプリートカーに匹敵するレベルだと思っている。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。