車のバッテリー上がりの原因と対処法まとめ|よくある症状や復活させる対応方法をまとめて紹介【2024年】
- 筆者: MOTA編集部
バッテリーはエンジンオイルやガソリンと同じくらい、車に取って欠かすことのできない存在です。ところが、携帯電話と同じように使用していると自然と劣化してしまう消耗品であり、また、真冬の低温はバッテリーにとっては過酷で、バッテリー上がりが起きやすくなってしまいます。そこで、バッテリー上がりの原因と、万が一の場合の対応方法に加え、MOTA編集部がおすすめするバッテリーをご紹介していきましょう。
目次
- 車のバッテリー上がりとは
- 車のバッテリーが上がる原因
- 車のバッテリー上がりの症状
- 車のバッテリー上がりとよく間違えられるトラブル
- 車のバッテリーが上がった時に、やってはいけないこと
- 車のバッテリーが上がってしまったら、どう対応すべきか
- 【バッテリー上がりの対処法その1:救援車を使う】
- 【バッテリー上がりの対処法その2:ジャンプスターターを使う】
- 【バッテリー上がりの対処法その3:ロードサービスを利用する】
- 【バッテリー上がりの対処法その4:バッテリーを交換する】
- ハイブリッドカーはバッテリー上がりするの?
- バッテリーを点検する方法
- 老舗の安心なおすすめバッテリー10選
- バッテリーのおすすめ商品その1:Panasonic Blue Battery カオス 標準車(充電制御車)用 N-60B19L/C8
- バッテリーのおすすめ商品その2:Panasonic Blue Battery カオス アイドリングストップ車用 N-M65/A4
- バッテリーのおすすめ商品その3:Panasonic Blue Battery カオス ハイブリッド車用 N-S42B20R/HV
- バッテリーのおすすめ商品その4:GSユアサ ECO.R スタンダード EC-40B19L
- バッテリーのおすすめ商品その5:GSユアサ ECO.R Revolution ER-K-42/50B19L
- バッテリーのおすすめ商品その6:GSユアサ ECO.R Revolution HV トヨタ系ハイブリット乗用車専用 EHJ-S34B20R
- バッテリーのおすすめ商品その7:ACDelco Maintenance Free Battery SMF40B19L
- バッテリーのおすすめ商品その8:BOSCH(ボッシュ) ハイテックプレミアム 国産車 アイドリングストップ車/充電制御車/標準車 バッテリー HTP-N-55/80B24L
- バッテリーのおすすめ商品その9:BOSCH(ボッシュ) PSバッテリー 充電制御車バッテリー PSR-40B19L
- バッテリーのおすすめ商品その10:BOSCH(ボッシュ) ハイテックプレミアム アイドリングストップ車対応 HTP-M-42/60B20L
車のバッテリー上がりとは
車にはエンジンを始動させる際に使用するセルモーター(スターターモーター)や、ヘッドライトやブレーキランプ、車内のエアコンやオーディオ、カーナビといった様々な電子機器を使用するのに欠かせない電気を蓄えるのに必要なバッテリーが搭載されています。
バッテリー上がりとは、その車に搭載されているバッテリーの電気が何らかの原因で減少し、エンジンがかからない(始動できない)状態のことを指します。
車のバッテリーが上がる原因
車のバッテリー上がりの原因として多いのが、ヘッドライトやハザードランプといったライト類や室内灯の消し忘れです。
2016年の夏休みにJAF(日本自動車連盟)への救援依頼内容の中でバッテリー上がりは高速道路上で4位、一般道などで1位。一般道では約3割がバッテリー上がりによる救援依頼です。ライトの消し忘れといううっかりミスがバッテリー上がりを引き起こしています。
最近の車では消し忘れたヘッドライトをエンジン停止させた後、自動的にOFFにする機能が付いています。
ライトのつけっぱなし
エンジンが停止した状態で、ヘッドライトや室内灯を点灯し続けると車に搭載したバッテリーの電力が消費し、なくなってしまうとバッテリー上がりの原因となります。
搭載されているバッテリーはエンジン始動時などに必要な電流を短時間で放電する能力と、エンジンが始動しているときはオルタネーター(発電機)によって発生した電力を充電する機能をもっています。
エンジンが停止していると発電機による発電が行われません。したがって、車載バッテリーによる発電によってライト類をはじめとしたエアコンやオーディオといった電装品に電気が供給されます。長時間エンジンを止めたままライト類を点灯、オーディオなどを使い続ければ、バッテリーに蓄えられた電力が消費されます。そして電力がなくなるとバッテリー上がりの原因となります。
ちなみに、ここで紹介しているバッテリーはハイブリッドシステムの駆動用バッテリーではなく、発電用に搭載されている鉛蓄電池のことを指しています。
冬はバッテリーが上がりやすい?
車載バッテリーの中にはバッテリー液と呼ばれる希硫酸が満たされています。この液体は温度が下がると性能が落ちる傾向があり、温度の下がる冬はバッテリーが上がりやすくなるのです。
新品のバッテリーでも外気温が0度で約80%、真冬の北海道のようなマイナス20度という過酷な状況では50%の性能しか発揮できなくなります。
これが古いバッテリーの場合さらに能力は低くなってしまいます。したがって寒い地域ではバッテリーを冷やさないようにする工夫が必要で、頻繁な雪かきも効果的な方法と言えます。
車を使う頻度が少ない場合
長期間車に乗らない場合や走行距離が少ないとバッテリーが上がりやすくなるのは、バッテリーの自然放電が原因です。
車には様々な電装品が搭載されています。なかでもコンピューターやカーナビゲーションなどは記憶装置や時計装置を維持するために使用していない状態でも少しずつ電気を消費しています。走行せずに発電しないと、どんどん自然放電が進み、最終的にはバッテリー上がりとなってしまいます。
バッテリーの寿命が近い
車の使い方によって異なりますが、バッテリーの寿命は一般的に2~3年が目安と言われています。近所の買い物などにしか乗らないような走行距離の短い車のバッテリーは寿命が短くなる傾向があります。
それは、走行しても発電する時間が短いため、バッテリーに蓄電される量が少ないのが理由です。
また寿命の近づいたバッテリーは発電機能が劣化し発電量も落ちてしまいます。バッテリーの寿命が近づくサインはバッテリー本体が膨らんでいること。そして、エンジンを始動させるときのスターターモーターの回転が弱くなるなどです。
車のバッテリー上がりの症状
エンジンが始動しない
バッテリー上がりの症状として、まず挙げられるのがエンジンの始動ができないことです。一般的にエンジンを始動させる際はバッテリーの電力を使ってスターターモーターを回転させます。
しかし、バッテリー上がりを起こしてしまうとスターターモーターを動かす電力がないため、スタートさせようにも何の反応もしないということになります。スターターモーターを回す力が弱まってくるとバッテリーの寿命が近づいているサインです。
メーターが光らない
バッテリー上がりを起こすと、スターターボタンを押したときに点灯する、コックピット内の警告灯の表示が暗くなります。さらにメーター類を点灯させようとしても暗くなってしまいます。
これはバッテリー上がりを起こしたことで、電気機器に電力が供給されないからです。メーター類が暗くなることは、バッテリーが弱っているというサインなので、早めの充電・交換を行いましょう。
車のバッテリー上がりとよく間違えられるトラブル
スターターモーターの故障
バッテリー上がりに似ている車のトラブルの症状はスターターモーターの故障です。
バッテリー上がりの症状をユーザーが実感するのは、エンジンを始動させようとしたときが多いはずです。エンジンを始動させようにも全く反応がない! そういう場合、バッテリー上がりかスターターモーターの故障が原因であることが多いです。
それではバッテリー上がりとスターターモーターの故障の違いを説明しましょう。もしバッテリーが上がっていると、電力がないため、室内灯やインパネの表示が暗くなるもしくは点灯しません。一方スターターモーターの場合は電装品がキチンと点灯しているにも関わらずエンジンが始動できないという違いがあります。
ガス欠
バッテリー上がりに似ている車のトラブルの症状に似ているのが「ガス欠」です。
ガス欠とは燃料タンクだけでなく、予備タンクにも入っている燃料をすべて使い切ってしまうことです。ガス欠になると、スターターモーターは作動しますが、燃料が供給されないためエンジンが掛かりません。
しかしバッテリーが生きていて電力はあるため、警告灯やメーター類は点灯します。ただしエンジンによる発電ができないため、そのままバッテリーの電力を使ってしまうとバッテリー上がりを起こしてしまいます。
燃料ポンプの故障
燃料噴射ポンプが故障すると、バッテリー上がりと同じようにエンジンの始動ができなくなります。
燃料噴射ポンプは燃料タンクに入っている燃料をエンジンの内部に送るパーツです。このパーツが壊れるとエンジンに燃料を供給できなくなり、始動できなくなってしまいます。バッテリー上がりとの違いは、スターターモーターは作動しますし、警告灯やメーター類が点灯することです。ガス欠と違って、燃料がたくさん入っているのにエンジンが始動できないと言う場合は燃料噴射ポンプの故障を疑ってみましょう。
車のバッテリーが上がった時に、やってはいけないこと
車のバッテリーが上がってしまった時に、焦って間違った行動・対応をしてしまうとさらなる故障や事故などより大きなトラブル・被害が発生する恐れがあります。
ここでは、車のバッテリーが上がってしまった時に、絶対にやってはいけないことを解説していきます。
何度もエンジンをかけようとしてはいけない
車のバッテリーが上がってしまっている状態ながら、始動させようと何度もエンジンをかけようとしてしまうことも。しかし、この行為はさらにバッテリーに負担をかけ、劣化を進める行為なので数度始動を試してみてもエンジンがかかりそうもなければすぐに諦めましょう。
バッテリー上がりは長時間放置してはいけない
バッテリー上がりに対し、しばらく様子を見てみようと放置してしまいがちですが、こちらもNG行為。
バッテリーは、電圧が低下した状態から自然放電によりさらに電圧が低下するため、時間経過と共に劣化が進行します。劣化したバッテリーは充電できる量が少なくなり、そんな充電量が少なくなったバッテリーを使い続けると、充電をしても元の状態まで回復できず、再びバッテリー上がりを起こしやすくなってしまいます。
商品名 | 画像 | 商品URL |
---|---|---|
ブースターケーブル(HV車対応) DC12V・80A 3.5m Meltec ML-911 | ||
ジャンプスターター 23800mAh大容量 | ||
Blue Battery カオス 標準車(充電制御車)用 N-60B19L/C8 | ||
Blue Battery カオス アイドリングストップ車用N-M65/A4 | ||
Panasonic Blue Battery カオス ハイブリッド車用 N-S42B20R/HV | ||
ECO.R エコ.アール スタンダード EC-40B19L | ||
ECO.R Revolution ER-K-42/50B19L | ||
ECO.R Revolution HV トヨタ系ハイブリット乗用車専用 EHJ-S34B20R | ||
国産車バッテリー(メンテナンスフリー)SMF40B19L | ||
ハイテックプレミアム 国産車 アイドリングストップ車/充電制御車/標準車 バッテリー HTP-N-55/80B24L | ||
PSバッテリー 充電制御車バッテリー PSR-40B19L | ||
ハイテックプレミアム アイドリングストップ車対応 HTP-M-42/60B20L |
車のバッテリーが上がってしまったら、どう対応すべきか
もし、自分の車のバッテリーが上がってしまった場合、ジャンピングスタートという方法でエンジンを始動させて対応します。ジャンピングスタートは他の車(救援車)のバッテリーからブースターケーブルを使って電池を一時的にわけてもらう方法。そして、ジャンプスターター(エンジンスターターとも言います)と呼ばれるアイテムを使う方法があります。
▼おすすめブースターケーブルはコチラ▼
【バッテリー上がりの対処法その1:救援車を使う】
自分の車がバッテリー上がりを起こしてしまった場合の応急措置として、まず救援車を使用したジャンピングスタートの方法を紹介しましょう。
この処置を行うためには、もう1台の車とドライバー、そしてブースターケーブルと呼ばれるバッテリー同士を繋げるケーブルが必要となります。ブースターケーブルは赤がプラス、黒がマイナスという2本のケーブルで構成され、他車のバッテリーと正しく接続することで電気を供給するパーツです。
手順その1:ブースターケーブルをつなぐ
救援車を用意する場合、電圧が12Vの乗用車を用意しましょう。トラックなどは電圧(24V)が異なるためジャンピングスタートに使用できません。
救援車のエンジンを停止させ、ブースターケーブルをつなぎます。つなぐ順番はまず、赤のケーブルをバッテリーが上がっている車のプラス端子。続いて救援車のプラス端子。そして黒のケーブルを救援車のマイナス端子、最後にバッテリーが上がった車のエンジンの金属部分の順番です。
この時ブースターケーブルをつなぐ前にケーブル本体の点検をしましょう。皮膜の破損やケーブルの断線。またバッテリー端子を挟むクリップにガタがないかをチェックしておきましょう。
手順その2:救援車のエンジンをかける
ブースターケーブルを正しくつなぐことができたら、まず救援車のエンジンを始動させます。この時トランスミッションは、AT車はパーキング、MT車はニュートラルに入れてください。さらにサイドブレーキがしっかりと掛かっていることを確認してください。
ミッションとサイドブレーキの確認が終わったら救援車はアクセルを踏み込んで、エンジンの回転数を2000〜3000くらい高めにキープします。
手順その3:バッテリーが上がってしまった車のエンジンをかける
救援車のエンジン回転数を高めにキープした状態で、バッテリーの上がった車のスターターモーターを回してエンジンを始動させます。
ブースターケーブルをつないだ状態でバッテリーの上がった車のエンジンが始動できれば、ひとまず応急措置は完了です。ケーブルを外した後、走行することはできますが、バッテリー自体の寿命や損傷している場合はエンジンを止めると再始動できないこともあるので、ディーラーやカー用品店などで点検もしくは充電。またはバッテリーを交換してもらいましょう。
手順その4:ブースターケーブルを外す
バッテリーが上がった車のエンジンが始動したら、ブースターケーブルを外しましょう。取り外す順番はバッテリーの上がった車の金属部分につないだマイナス端子が最初です。続いて、救援車のマイナス端子。救援車のプラス端子、エンジンが上がった車のプラス端子が最後です。
これは取り付け方と全く逆の順番となります。この順番を間違えると火花が出たりするので、間違わないように覚えてください。
手順その5:復活したバッテリーを充電する
ジャンピングスタートによってエンジンが始動できたとしても、安心はできません。なぜならバッテリーの電力はほとんどない状態で、エンジンを止めると再始動できない可能性は高いからです。そこでエンジンが掛かったら、しばらくエンジンを掛けっぱなしにする。または30分以上走行することでオルタネーター(発電機)による発電を促し、バッテリーに蓄電させることが望ましいです。
ジャンピングケーブルの購入方法
ジャンピングスタートの際に使用するブースターケーブルはカー用品やインターネットで購入できます。ブースターケーブルは対応する電流の量を表すアンペアとケーブルの長さによって価格が変わります。目安としては1500円~4000円ぐらいです。
【バッテリー上がりの対処法その2:ジャンプスターターを使う】
ジャンピングスターター(エンジンスターター)とはバッテリーが上がった車のエンジンを始動させるアイテムです。先ほどはもう1台用意した救援車のバッテリーを使用しましたが、蓄電機能のあるジャンピングスターターを用意すれば、車と人を調達する必要はありません。自分ひとりでバッテリー上がりを解消できます。
手順その1:ケーブルをバッテリーに繋ぐ
ジャンピングスターターの付属ケーブルをバッテリーが上がった車のバッテリーに接続します。ケーブルは先ほど紹介したブースターケーブルと同じ、赤がプラス、黒がマイナスという2本のケーブルで構成されています。つなぎ方は赤いプラスのコードをバッテリーが上がっている車のプラス端子。続いて黒いマイナスのコードをマイナスの端子に接続します。そして、ケーブルをジャンピングスターター本体に接続すれば完了です。
手順その2:ジャンプスターターの電源を入れ、車のエンジンを始動させる
ケーブルとバッテリーをつないだらジャンピングスターターを接続し、電源を入れたら1分ほど待って、エンジンを始動させます。スターターモーターが回ってエンジンが掛かれば処置は完了です。
手順その3:ケーブルを外す
バッテリーが上がった車のエンジンが掛かったら、ジャンピングスターターの電源を切り、バッテリーのマイナス端子(黒)、プラス端子(赤)の順番で接続したクリップを外します。
手順その4:復活したバッテリーを充電する
エンジンが始動できたとしても、まだ安心はできません。救援車による応急処置と同様に、バッテリーが上がっていた車の電力はほとんどありません。したがってエンジンを止めると再始動できない可能性は高いからです。そこで、エンジンが掛かったら、しばらくエンジンを掛けっぱなしにする。もしくは30分以上走行することでオルタネーター(発電機)による発電を促し、バッテリーに蓄電させましょう。
ジャンプスターターの購入方法
ジャンプスターターはカー用品店やホームセンター。またはインターネットでも購入できます。ジャンプスターターの価格の目安は5000円~1万円ぐらいが目安となります。
▼おすすめジャンプスターターはコチラ▼
【バッテリー上がりの対処法その3:ロードサービスを利用する】
急なバッテリー上がりで友人も呼べないし、ジャンプスターターも用意できない。そんな困ったときの強い味方がロードサービスです。ロードサービスというとJAF(日本自動車連盟)がよく知られていますが、自分の自動車保険(任意保険)にも付帯されていることがあるので、時間があるときに調べておきましょう。
ロードサービスを呼ぶ方法
ロードサービスの呼び方ですが、ここではJAF(日本自動車連盟)のケースを紹介します。
ロードサービスの依頼はまず救援コールに連絡します。電話やGPS機能付き携帯電話だけでなく、パソコンもしくは携帯電話のメールそしてFAXでも救援依頼はできます。
連絡がついたら、故障車の位置(住所、地名、目立つ目標物など)をまず伝えます。次にトラブルを起こした車の車名、ナンバー、車体の色そしてどんなトラブルなのかを伝えます。最後に会員かどうかを伝えます。場所や混み具合によって到着時間は変わります。
通常ならば、1時間ほどでサービスカーが救援に来てくれます。バッテリー上がりであれば、ジャンピングスタートの処置を行い無事にエンジンが掛かると作業は終了となり、料金を支払います。
ロードサービスの利用料金
JAF(日本自動車連盟)の場合は入会金2000円、会費4000円(割引制度あり)で個人会員になれます。会員になれば、一般道・高速道路でのバッテリー上がりの作業は無料となります。
非会員の場合、一般道はでは約1万3000円~約1万5000円。高速道路では約1万5000円~約2万5000円で別途高速道路料金が必要となります。
続いて自動車保険(任意保険)に付帯するロードサービス費用特約の一例を紹介しましょう。故障などで契約した車が自走できなくなった場合、車両の運搬・搬送・引取費用保険金は車両保険金額の10%もしくは30万円のいずれか高い額を支給してくれます。
また臨時宿泊費用保険金として1名につき限度額1万円程度。臨時帰宅・移動費用保険金として1名につき限度額2万円。レンタカー費用保険金として1日あたり限度額7000円を補償してくれます。
ロードサービスはこんな人におすすめ
自分の車がバッテリー上がりを起こしてしまった場合、その解消法としてはブースターケーブルを用意し、知り合いに救援車を頼む。またはジャンピングスターターを用意してバッテリーを復旧させる方法があります。またロードサービスをお願いするという選択肢があります。
ブースターケーブルやジャンピングスターターは購入しなければならないですし、バッテリー上がりを起こしたのが深夜だとすると、なかなか知り合いに救援をお願いしづらいです。
一方のロードサービスは入会金や会費は必要ですが、バッテリー上がりだけでなく、トラブルで車が動かなくなっても牽引してくれるなど様々なサービスがあります。
車にあまり詳しくないという人は万が一の時に備えてロードサービスに加入しておくと安心できます。
【バッテリー上がりの対処法その4:バッテリーを交換する】
バッテリーの規格の確認方法
※画像はイメージです。
車に搭載されているバッテリーは自動車メーカー、車種によって異なりますので正しい規格のバッテリーに交換しなくてはなりません。
例えば、もしバッテリーに「75 D 23 R」と刻まれている場合、この数字と英語は何を意味しているのでしょうか。
最初の75は性能ランクを表す数字です。数字が高くなるほど始動性能や容量が高性能となっていきます。
数字は50未満が2刻み、50以上は5刻みとなります。Dはバッテリーの端側面のサイズをA~Hで表します。アルファベットが後ろになればなるほどサイズが大きくなります。23はバッテリーの長側面の長さをそのまま表し23cmとなります。
最後のRは端子の位置です。カーバッテリーのプラス側短側面から見て、プラス端子が左にあるとLタイプ、右にあるとRタイプとなります。
ちなみに、DIN規格の欧州車は5 55-59というように表示されます。最初の5はバッテリーの種類で、5は12V100Ah未満のバッテリー、6は12V100Ah以上のバッテリーであることを示しています。55は20時間率容量を表します。59はシリアル番号で、バッテリーの端子位置やケース形状を示します。
バッテリー交換の方法
バッテリーを交換する際にはまず、ゴム手袋、スパナ、保護メガネを用意しておきましょう。
交換作業に入る前にエンジンを止めて、キーを抜いておきましょう。まず、バッテリーに接続されたマイナス端子のケーブルを外します。
続いてプラス端子のケーブルを外し、バッテリーを固定する取り付け金具を外します。その際プラス端子とマイナス端子にスパナなどの金属を接触させないようにしてください。続いて、古いバッテリーをまっすぐ上に持ち上げて外します。新しいバッテリーに交換する前に取り付け台とケーブルターミナルを掃除しましょう。そして取り替えるバッテリーの極性に注意しながら、取り付け金具でしっかりと固定します。
しっかりと固定したらまずプラス端子のケーブル、続いてマイナス端子のケーブルを取り付けます。最後にカーバッテリーのターミナル部に錆止めのグリースを塗って端子カバーを取り付ければ完了です。メモリー機能のある電子機器を装備している車種の場合、バッテリーの交換時にメモリーが消えることがあります。メモリー保護のためにバックアップ電源を準備することをオススメします。
バッテリー交換にかかる費用
バッテリーの価格は大きさや性能によって異なります。価格の目安として3000円~2万円ぐらいです。カー用品店でのバッテリー交換にかかる費用は500円ぐらいからとなっています。
ハイブリッドカーはバッテリー上がりするの?
ハイブリッドカーのバッテリーが上がる場合
ハイブリッドカーには普通の車と同様にエンジンを始動させるためのバッテリーと、走行用のモーターに電力を供給するモーター駆動用のバッテリーの2つのバッテリーが搭載されています。一般的に車載バッテリーと呼ばれるエンジンを始動させるためのバッテリーならば、ジャンピングスタートの方式で対応できます。
しかし、モーター駆動用のバッテリーが上がってしまった場合は高電圧なので危険です。自分で対処せずにディーラーもしくはロードサービスに連絡しましょう。
ハイブリッドカーのバッテリー上がりを解消させる方法
ハイブリッドカーとはいえ、ジャンピングスタートの方式によるバッテリー上がりの応急措置はガソリン車と同じです。ジャンピングスタートには他の車のバッテリーからブースターケーブルを使用して電池を一時的にわけてもらう方法。そしてジャンプスターター(エンジンスターターとも言います)と呼ばれるアイテムで応急措置させる方法があります。
ケーブルのつなぎ方はバッテリーの上がった車のプラス端子、救援車、ジャンプスターターのプラス端子、救援車、ジャンプスターターのマイナス端子。そして救援車の場合はエンジの金属部分、ジャンプスターターの場合はマイナス端子につなぎます。
ハイブリッドカーを救援車として使うことはできる?
ジャンピングスタートの救援車としてハイブリッドカーは使うことができない車があります。それは救援するハイブリッドカー自体に大きな負担が掛かってしまうからです。
ブースターケーブルをつないで、バッテリーがあがった車がスターターモーターを回す際に大きな電流が流れます。この大電流にハイブリッドカーが耐えられないのです。普通の車ではスターターモーターを回しても大丈夫なように作られています。しかしハイブリッドカーの中には充電用のモーターをスターターモーターとして利用する車種があり、スターターモーターを装備していません。その結果小さな電流しか対応していません。したがって、スターターモーターを回した時の大電流に耐えられません。これがハイブリッドカーは救援車には使用できないという理由です。
バッテリーを点検する方法
バッテリーの使用期間
使用状況によって変わりますが、バッテリーの平均寿命は2~3年くらいです。バッテリーの寿命が近づくと、エンジンの回転数によってヘッドライトの明るさが変わる。そしてパワーウィンドウの開閉が遅いというサインがあります。新車で購入した場合は最初の車検が交換の時期となります。バッテリー交換をディーラーでおこなった場合は整備点検記録簿に記載されますので、その日付から3年を目安に交換が望ましいと言えます。
バッテリーの電圧
バッテリーの寿命を計るポイントとして、電圧のチェックが有効です。チェックする場合はテスターという専用機器が必要となります。エンジンを始動する前にバッテリーのプラスとマイナス端子間の電圧をテスターで測ります。計測時に12.5V〜13Vが正常なバッテリーの電圧の数値です。もしテスターで計測したときに12Vを切っているとかなり劣化が進んでいますし、11V前半しかない状況だと、エンジンの始動ができないということもあります。すなわちバッテリーの寿命が近いというサインです。
バッテリー液の量
バッテリーの中にはバッテリー液と呼ばれる希硫酸が入っています。バッテリーの側面にはバッテリー液の量が分かるアッパーとロワーのラインがあります。バッテリー液がこの範囲内に入っていればOKです。最近はメンテナンスフリーのバッテリーが増えていますが、バッテリー液のチェックは1カ月に1回は行いたいです。
万が一バッテリー液が減った状態で使用すると、バッテリーの破裂事故に繋がります。もし、バッテリー液が減っているようであれば、補充してアッパーとロワーの間に来るようにしてください。
ガソリンスタンドでバッテリーの点検をしてもらえる
ガソリンスタンドで燃料を給油している間でもバッテリーの点検をしてもらえます。この点検は多くの場合は目視によるバッテリー液の残量やバッテリーの変形の確認となります。
これだけではバッテリーが弱っているや寿命が近いことはわかりません。ただし、バッテリー液が不足すると、バッテリーの破裂事故の原因となるので、指摘された場合はバッテリー液を補充しておくと安心です。もし、バッテリーの寿命と指摘された場合は、電圧の数値はいくつですかと質問する。または●●月●日交換したばかりですと答えましょう。
老舗の安心なおすすめバッテリー10選
車の走行に欠かせないバッテリーは、ここまでお伝えしたように経年劣化や、ちょっとした不注意によって上がってしまうものです。仮にまだ買い替えたばかりのバッテリーであれば、1度上げてしまった程度なら充電することでしばらくは安心して使用できます。
しかし、既に3年以上経過している、または2回目のバッテリー上がりを起こしてしまった場合、そのバッテリーを充電して再使用することはおすすめできません。バッテリーは消耗品であり、ガソリンやオイルと同じように、車には欠かせない大切な部品。出先での不意なバッテリー上がりに遭遇しないためにも、定期的な点検と交換を実施しましょう。
ここからは、そろそろバッテリー交換の時期という方に向け、長年バッテリーを開発している安心の老舗ブランドのバッテリーを10種類ご紹介しましょう。
なお、ご紹介するのはもっとも小型のタイプですので、実際に購入される際は、バッテリーメーカーの適合表をご確認のうえ、ご自身の車に合ったバッテリーを購入してください。
バッテリーのおすすめ商品その1:Panasonic Blue Battery カオス 標準車(充電制御車)用 N-60B19L/C8
パナソニック Blue Battery カオスC8シリーズは、充電制御車、標準車向けのバッテリーです。独自技術「新パワフルペースト」採用によって高速充電性能が大幅アップするとともに、大容量かつ軽量化を実現。またMFシルバー合金を採用することにより長寿命となっています。
原料である鉛の加工から組み立てまで国内生産にこだわっています。優れた基本性能により、カーオーディオに繊細な電流を供給することで、クリアな音質を実現。臨場感ある音質にこだわる方にもおすすめのバッテリーですよ!
バッテリーのおすすめ商品その2:Panasonic Blue Battery カオス アイドリングストップ車用 N-M65/A4
パナソニック Blue Battery カオスA3シリーズはアイドリングストップ車のための大容量バッテリーです。
アイドリングストップ車ではエンジンの始動回数が格段に増えるため、その際にかかる電力も激増し、普通車用のバッテリーではすぐ足りなくなってしまいます。その点、このA3シリーズは国内バッテリーの大容量最高水準を実現し、電力不足の心配がありません。
また、独自のクイックチャージ性能により、エンジン始動後の電力回復が早いのもこの商品の特徴。電力不足によってアイドリングストップシステムが停止してしまうことなく、クルマが持つ本来の燃費性能が発揮できますよ。
バッテリーのおすすめ商品その3:Panasonic Blue Battery カオス ハイブリッド車用 N-S42B20R/HV
パナソニック Blue Battery カオスHVシリーズはハイブリッド車専用の補機バッテリーです。
ハイブリッドシステムではモーターを動かすメインバッテリーの他に補機バッテリーがあり、ナビやエアコンなどの電装系、そしてシステムの起動自体の電力を担っています。そのため、走行のためのメインバッテリーが生きていても、補機がなければ車は動かないのです。
また、補機はトランクや後部座席の下にあり、充電時に発生するガスが引火事故につながる可能性があります。このHVシリーズは大容量であるほか、専用排気構造を備えたガス発生抑制タイプで、ハイブリッド車の安心快適な走行をサポートしてくれます。
バッテリーのおすすめ商品その4:GSユアサ ECO.R スタンダード EC-40B19L
GSユアサ ECO.R スタンダードは、充電制御車と標準車に対応したバッテリーです。
電解液にリチウムを配合することで鉛のイオン化を促進し、これにより短時間での素早い充電が可能に。週末のみや送り迎えのみなど、車にあまり乗らないとバッテリーは放電気味になりますが、短時間のチャージで回復量が速いため、チョイ乗りユーザーにも最適です。また使用頻度が少ないと、硫酸鉛が結晶化してバッテリー劣化につながるサルフェーション現象も起こりがちですが、これを抑制する物質を添加することにより、バッテリーが長持ちします。
日刊自動車新聞用品大賞2020のバッテリー部門賞も受賞した、安心のバッテリーです!
バッテリーのおすすめ商品その5:GSユアサ ECO.R Revolution ER-K-42/50B19L
GSユアサ ECO.R Revolutionは、アイドリングストップ車の燃費性能を引き出す高性能バッテリーです。ウルトラ・ロングライフ構造やデュアルリブセパレターなど最新技術6つを採用し、バッテリーに高負荷がかかるアイドリングストップ車での使用において長寿命を実現しています。
また充電制御車、通常車でも使用可能で、普段近距離しか乗らないチョイ乗りユーザーも、クイックチャージ性能が高いため放電やバッテリー上がりを防いでくれますよ。耐久性が非常に高いので、通常車で使用すると圧倒的な長寿命を実感できます。
さらに充電状況を簡単に確認できるインジケーター付きで、液不足、要充電、良好の3種類が色ででわかり、交換時期も把握しやすいですよ!
バッテリーのおすすめ商品その6:GSユアサ ECO.R Revolution HV トヨタ系ハイブリット乗用車専用 EHJ-S34B20R
GSユアサ ECO.R Revolution HVはハイブリッド車専用の補機バッテリーです。特にトヨタとレクサスのほとんどのハイブリッド車に適合しています。
GSユアサはバッテリーメーカーとして100年以上の歴史を持ち、その補機バッテリーはハイブリッドの代表車種でもあるトヨタ プリウスやアクアなどに新車搭載されてきました。そのため交換の際も、純正品であるこの商品を使い続けるユーザーも多いのです。
また、補機バッテリーの寿命は普通車用と同じく3~5年と言われますが、このHVシリーズは3年(または6万km)の長期保証付きのため安心して使うことができますね。
バッテリーのおすすめ商品その7:ACDelco Maintenance Free Battery SMF40B19L
エーシーデルコのメンテナンスフリー(MF)バッテリーは、バッテリー液の補水が不要で、ハイブリッド車やアイドリングストップ車を含む幅広い適合をカバーする国産車用バッテリーです。
MFバッテリーとは、液減りが少ないので補充の必要がない上、充電具合をインジケーター(比重計)にて簡単にチェックでき、良好・充電・交換がそれぞれ色で示されるので、パッと見るだけで交換のタイミングが分かるスグレモノ。
高温下での極板の伸びを防いだり、寒冷地でも高い始動性を発揮したりと様々な場所で活躍してくれますよ!
- 国産車バッテリー(メンテナンスフリー)SMF40B19L
- ACDelco(エーシーデルコ)
バッテリーのおすすめ商品その8:BOSCH(ボッシュ) ハイテックプレミアム 国産車 アイドリングストップ車/充電制御車/標準車 バッテリー HTP-N-55/80B24L
BOSCH(ボッシュ) ハイテックプレミアムは、アイドリングストップ車、充電制御車、標準車に対応する大容量バッテリーです。
水分をバッテリー内部に留め、バッテリー液の減少を制御する「完全メンテナンスフリー」を実現。また、遮断構造フレイムアスレター(防爆)により、静電気や火気がバッテリー内部に侵入することを抑制。バッテリーへの引火を防止します。
さらに、度重なる大きな電力使用に耐えるため、電気を分散させて劣化を防ぐ高性能ファインメッシュファイティングリットを採用。グリッドを細かい網目にすることで導電性が向上。効率的かつ優れた充放電性能を可能にしています。また、グリッドを強固にするために、ティン(スズ)を増量し、長寿命を実現しています。
バッテリーのおすすめ商品その9:BOSCH(ボッシュ) PSバッテリー 充電制御車バッテリー PSR-40B19L
BOSCH(ボッシュ) PSバッテリーは充電制御車を含む標準車向けのバッテリーで、コストパフォーマンスにも優れたバッテリーです。ボッシュはドイツ発祥のモビリティ機器メーカーですが、日本に根付いてから100年以上が経っている老舗であり、もちろんこのPSバッテリーも国産車用です。
PSバッテリーの特徴は、高級グレードのハイテックシリーズと同じ高性能のファインメッシュグリッドを採用し、優れた電導特性と耐久性、安定した充電受入性能を実現していること。さらに防爆フィルター内蔵で、スパークによる引火事故を防止してくれます。
2年または5万kmの長期保証もついており、バッテリー消耗が早いチョイ乗りユーザーにもおすすめですよ。
- PSバッテリー 充電制御車バッテリー PSR-40B19L
- BOSCH (ボッシュ)
バッテリーのおすすめ商品その10:BOSCH(ボッシュ) ハイテックプレミアム アイドリングストップ車対応 HTP-M-42/60B20L
BOSCH(ボッシュ) ハイテックプレミアムは、国産車用高性能バッテリーとしてJIS表記最高ランクを実現したバッテリーです。アイドリングストップ車ならびに充電制御車、通常車に対応し、大容量かつ高充電受入性能を備えています。
発信と停止を繰り返し、エンジン始動回数が多くなるアイドリングストップ機能への対応のため、高耐久性、大容量、長寿命を実現するEFB技術を採用し、安心の走行をサポートします。
また上部に液栓がなく、補水の必要がないメンテナンスフリータイプ。標準品に比べれば高額ですが、18カ月または3万km(アイドリングストップ車)の製品保証もついており、決して高くはない金額と言えるでしょう。
- ハイテックプレミアム アイドリングストップ車対応 HTP-M-42/60B20L
- BOSCH(ボッシュ)
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