ジャパンモビリティショー2023で人気だったキャンピングカー9選

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10月26日(木)〜11月5日(日)に東京ビッグサイトで開催された「ジャパンモビリティショー2023」に、同イベント初となるキャンピングカーエリアが設けられました。会場の東8ホールには、軽自動車ベースのコンパクトモデルから全長約9mの輸入モーターホームまで35台のキャンピングカーが勢ぞろい。その中から、MOTAが注目した9社の車両を紹介します!

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  1. ダイレクトカーズ「BR75-G」
  2. アネックス「リバティ52DB」
  3. 岡モータース「ミニチュアクルーズ アトレーSV」
  4. ホワイトハウス「ヴェローナ」
  5. トイファクトリー「ダヴィンチ6.0<ディズニー100>エディション」
  6. デルタリンク「スーパーソニック890LL」
  7. ジェイクラブ「ファインテックツアラー・モビリティスペシャル」
  8. アルフレックス「アドセット/シーバス・マスターズライン」
  9. CRS「ヴェリアスルーム」

ダイレクトカーズ「BR75-G」

バンコンからキャブコン、軽キャンパーまで、バリエーションに富んだキャンピングカーをラインアップしているダイレクトカーズ。同社が展示していた「BR75-G」は、2023年度のグッドデザイン賞を受賞した新カテゴリーの“SUVアドベンチャーキャンパー”です。

最大のポイントは、ベース車両にアウトドアフリーク憧れのハイラックスGRスポーツを採用したこと。全長5770mmのボディは、ハイラックスの純正デザインを活かしながら一体感のあるフォルムに仕上げた、ワイルドかつスタイリッシュな意匠がアイデンティティです。

ウッド基調のインテリアには、ベッドやリビング、シャワールームのほか、家庭用エアコンや大容量リチウムイオンバッテリーを採用した最先端の生活電源システムも搭載されています。都市部にも大自然にも違和感なく溶け込むスタイリッシュなフォルムと、どんなフィールドでも走破できるタフな4WDシステムで、キャンピングカーの新たな可能性を切り開いたエポックメイキングな1台です。

アネックス「リバティ52DB」

街乗りできるコンパクトなバンコンから本格仕様のキャブコンまで、様々なキャンピングカーをラインアップするアネックス。同社の展示車両は、キャンピングカー専用シャーシのトヨタ カムロードをベースにした「リバティ52DB」です。

全長5230mm×全幅2040mmのボディは、日本の交通事情に合った“大き過ぎず小さ過ぎない”絶妙なサイズ感。ルーフ周りを柔らかな曲線で構成して、トラックベースとは思えないほどスマートなフォルムに仕上げているのもポイントです。

落ち着きのある色合いでコーディネートしたインテリアは、ホテルの一室を思わせるラグジュアリーな空間。5名分のベッドやリビングスペース、キッチン、トイレルームのほかに、大容量リチウムイオンバッテリーを採用した生活電源システム、エアコン、床暖房、冷蔵庫、電子レンジ、温水ボイラーなどの快適装備も満載されています。長期の旅行でも家と同じ感覚で快適に過ごせる、ハイエンドな国産キャブコンです。

岡モータース「ミニチュアクルーズ アトレーSV」

四国のキャンピングカー総合ディーラーとして2000坪の展示場に常時約50台の新車・中古車を展示するキャンピングカーディーラーの岡モータースは、最新オリジナルモデル「ミニチュアクルーズ アトレーSV」を展示。昨今の軽キャンパー人気もあって、多くの来場者から注目を集めていました。

このクルマは、軽1BOX車のダイハツ・アトレーをベースに、車内で快適に生活・就寝できるように内装を架装したミニマムなキャンピングカー。 手軽さがウリの軽キャンパーでありながら、バンコンやキャブコンのような高級感のある内装デザインを実現したのが最大のこだわりです。

1~2名での使用を前提としたコンパクトなボディには、エンジン停止時にも使用できるDC12Vクーラーや電子レンジ、225Wソーラーパネルなども標準装備。気ままな1人旅から夫婦旅まで快適に楽しめる、機能とデザインを極めたワンランク上の軽キャンパーです。

ホワイトハウス「ヴェローナ」

ミニバン&ハイエースのバンコンや軽キャンパーなど、様々なキャンピングカーを取り揃えるホワイトハウスの注目車両は、今年2023年にリリースされたニューモデルの「ヴェローナ」です。

フィアット デュカトの広大なインテリアに、リビング、ベッド、キッチン、サニタリーなど、キャンピングカーに必要な装備をユニットごとにレイアウト。右後方に2段ベッドが常設されているほか、リビングに設置されたセカンドシートをベッド展開(電動可動式)することもでき、最大で大人4名の就寝が可能となっています。

リアエリアに設置されたサニタリーユニットは、トイレとしてはもちろん、シャワールームとしても使用可能。2口コンロや電子レンジ、冷蔵庫、換気扇を装備した本格的なキッチンユニットなど、長期の旅でも快適に過ごせる充実の装備が揃っています。

トイファクトリー「ダヴィンチ6.0<ディズニー100>エディション」

ハイクオリティなハイエースバンコンで人気を集めるトイファクトリーは、フィアット デュカト

をベースにしたキャンピングカーの開発にも力を入れています。注目車両は、「ダヴィンチ6.0<ディズニー100>エディション」。ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して特別に製作された、5台限定販売のスペシャルモデルです。

ベースは、欧州シェア80%を誇るアグチ製シートや本格キッチン、シャワー付きサニタリールーム、広大なリアベッドを装備した「ダヴィンチ6.0」。今回のスペシャルモデルでは、アッパー家具の右サイドに初期キャラクターアート、左サイドにフィルムアート風のイラストが描かれるなど、内外装のいたるところに芸術的なスペシャルアートをあしらって、ディズニー作品の歴史と世界観を表現しています。

特注の高級モケット生地を使用したシート&ベッドや、天然チェリー材のテーブル&キッチンカウンターなど、このクルマだけの特別な仕様はほかにも盛りだくさん。5台限定のスペシャルモデルにふさわしい、贅沢なキャンピングカーです。

デルタリンク「スーパーソニック890LL」

輸入モーターホームやバンコン、軽キャンパーまで、幅広いカテゴリーのキャンピングカーを取り扱うデルタリンクでは、スロベニアのキャンピングカーメーカー「アドリア」のフラッグシップモデル「スーパーソニック890LL」を展示していました。ボディは全長8900mm×全幅2305mm×全高2950mmで、価格は2772万円。今回展示されたキャンピングカーの中で、もっとも大きく、もっとも高額なモデルです。

メルセデスベンツの専用シャーシをベースに内外装のすべてをアドリア社が製作したこの車両は、フルコンバージョンと呼ばれるキャンピングカーの最高峰カテゴリー。インテリアは欧州メーカーらしいモダンなデザインで統一され、センターエリアには開放的なリビングスペースが広がっています。

3口コンロやオーブンレンジ、大型冷蔵庫を備えたキッチンは、家と同じように車内で調理を楽しめる本格仕様。ホテルのようなベッドルームやトイレ、バスルームまで完備した、“モーターホーム”の名にふさわしい最高峰の1台です。

ジェイクラブ「ファインテックツアラー・モビリティスペシャル」

機能性とラグジュアリーデザインを両立したハイエースパーツを展開するジェイクラブの注目モデルは、「ファインテックツアラー・モビリティスペシャル」。同社では、トヨタ車体の特別架装車「ファインテックツアラー」のレンタカー事業も行っていますが、今回の展示車両はその内外装をオリジナルパーツでコーディネートしたコンプリートモデルです。

インテリアは、オットマン付きキャプテンシートを標準装備したファインテックツアラーのメリットを活かし、自社ブランド「レガンス」のシートカバーやフロアマットなどで、高級感あふれる空間に仕上げています。

エクステリアも、スタイリッシュなレガンス製エアロでコーディネート済み。高級ミニバンを凌駕する使い勝手とルックスを実現した、唯一無二のラグジュアリーキャンパーです。

アルフレックス「アドセット/シーバス・マスターズライン」

日本を代表する観光地・京都に本社を構えるアルフレックスは、自社ブランド「アドセット」のフラッグシップモデル「シーバス・マスターズライン」を展示。機動性に優れたハイエース標準ボディに、本格的なキャンパー装備を詰め込んだ1台です。

ホワイトとダークブルーでコーディネートされたインテリアは、コンロとシンクを備えた本格的なキッチンや冷蔵庫、サブバッテリーシステムなどを標準装備したフルスペック仕様。セカンドシートを展開してマットを組み合わせることで、大人2名がゆったり就寝できる長さ2400mm×幅1500mmのベッドを作れるほか、子どもや小柄な方なら横になれる横向きのリアベッドも完備しています。

コンパクトサイズのハイエース標準ボディがベースなので、普段使いもストレスフリー。平日は通勤や買い物、子どもの送迎などでスマートに乗り回し、休日はキャンプや車中泊の旅を快適に楽しむ。そんな贅沢な使い方を可能にした、マルチパーパスなキャンピングカーです。

CRS「ヴェリアスルーム」

高品質なハイエース&キャラバン用パーツをラインアップするCRSの展示車両は、ジャパンモビリティショーに向けて製作したハイエースベースの最新デモカー「ヴェリアスルーム」。3インチリフトアップされたマグノコッパーオレンジのボディが目を引く1台ですが、最大の見せ場はオリジナルで製作したインテリアです。

セカンドシートには、前向き・後ろ向き・フラットに展開できるREVOシートを搭載。リアエリア左右のボックスやマットを組み合わせることで、全席前向きの走行モード、シートを後ろ向きにした休憩モード、フルフラットのベッドモードと、シーンに合わせて多彩なアレンジが可能となっています。

積載する荷物の大きさや量に合わせて、リアベッドの高さもハイ・ローの2段階に調整可能。気軽にキャンプや車中泊を楽しめる、ライト仕様のキャンピングカーです。

>>ジャパンモビリティショー2023に出展されたキャンピングカー9選の内外装をもっと見る![画像ギャラリー]

[原稿・撮影:岩田 一成]

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岩田 一成
筆者岩田 一成

キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。1971年東京都生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。8年間の出版社勤務を経て2003年3月に独立。同年4月より、編集工房「HOT MIND」代表として編集業務の請負を開始。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に様々なジャンルの雑誌・ムック製作に携わる。取材・インタビュー経験は3000件以上。座右の銘は「商人ではなく、常に最前線に立つ職人であれ!」記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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