ホンダはフィットを見捨てたのか? 一部改良を行うも「世間の声に耳を傾けてほしかった」の声【みんなの声を聞いてみた】

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2020年2月に発売開始となり1年以上が経過した4代目となるホンダ フィットの一部改良が発表された。これまでフィットはそのデザイン面に関するネガティブな声が市場から挙がっていたが、今回の一部改良では期待されたデザイン面の改良などは行われず、新色のボディカラーやコネクティッド機能の新設定などが行われた。果たして、今回の一部改良に対し、 実際にクルマファン、一般ユーザー、さらには購入検討者はどう捉えられているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

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  1. コネクテッド機能や快適装備などの改善が行われた今回の一部改良
  2. SNS上でのみんなの声は?
  3. 厳しい声は大きな期待の裏返し

コネクテッド機能や快適装備などの改善が行われた今回の一部改良

歴代フィットの美点である快適性・利便性に加え、数値で語れない心地よさを追求した室内空間や、進化したパワートレインを引っ提げ2020年2月より登場した現行モデルの4代目フィット。

そんな4代目フィットも、現状ではライバルのトヨタ ヤリスや日産 新型ノートなどに販売面で大きな後れを取っている。市場からは主に「デザイン性」に不満を募らせる声が多く、今回の正式発表の前、一部改良の噂が聞こえてきた際にはデザイン改修を期待する声が数多く挙がってた。

そんな中発表された今回の一部改良では、新色のボディカラーや、車内Wi-Fiを楽しめるコネクティッド機能、専用プレミアムオーディオの新設定のほか、2001年に発売された初代フィットのデビュー20周年を記念し、特別仕様車「Casa(カーサ)」「Maison(メゾン)」の追加設定がアナウンスされた。

さらには、スポーティで上質なデザインと走行性能の向上を追求し、内外装に多数のカスタムパーツを組み込んだカスタムコンプリートカー「フィット e:HEV Modulo X(イーエイチイーブイ モデューロ エックス)」が新たに追加された。

これら、コネクテッド機能や快適装備などの改善、Modulo Xの追加設定が行われ、商品性のアップが施されたフィットながら、期待されたデザイン面の改良などは今回の一部改良では行われなかった。

SNS上でのみんなの声は?

その様な今回のフィットの一部改良について、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

改修のなかったデザイン面を追及する声が大多数

やはり圧倒的に多かったのは「顔のデザインはそのままなのか…。もうちょっと世間の声に耳を傾けてほしかった」「フロントグリルがこのままでは、フルモデルチェンジまで厳しい戦いが続きそう」「不評のフロントマスクを変更してくると思ったのに、外観はカラー変更だけなのか」「デザインの変更が全くないのは残念。せめてグリルの部分の変更だけでもしてほしかった」とデザイン面の改修がなかったことに追及する声。それまで期待されていただけに、その反動は大きいようだ。

また、今回のコネクテッド機能や快適装備などの改善についても「15万円の価格差も、ただ装備を付けただけという感じのマイナーチェンジ。所有する現行モデルと大差ない。一体、1年間何をしていたのだろうか?」「装備の充実ではなく、安全装備の改修、ユーザーからの要望を聞き入れて改良してほしかった」「皆が期待していたのは、機能追加等ではないはず」「ホンダはマーケティングという言葉を知らないのか?」と厳しい声が挙がっている。

また、新たに追加設定されたModulo Xについては「なんだか違う感」「グリルやバンパーの変更じゃどうにもならないのが露呈された」「シンプルにRSを追加すればいいのに」「RSかタイプRを出したほうが売れると思う」と、こちらも同様に厳しい声が挙がっており、RSやタイプRを望む声が一定数見受けられた。

厳しい声は大きな期待の裏返し

非常に厳しい声が多数挙がっている今回のフィットの一部改良。

中には「ホンダは早くもフィットを見捨てたのか」「新型ヴェゼルが売れていればフィット不評はお構いなしなの?」 「この程度の一部改良じゃ、新型アクアが出るとさらに売れない」といった声までも。

コンパクトカーながら使い勝手の良い室内空間や充実した装備を備え、さらには優れた低燃費性能を誇るハイブリッドモデルとして、これまで高い人気を誇ってきたフィット。現行モデルに対する厳しい声も、その大きな期待の裏返しに他ならない。

果たしてユーザーの望む答えはホンダから出てくるのか? 一縷の望みを捨てず、引き続き注目していきたい。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

ホンダ/フィット
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新車価格:
172万円284.7万円
中古価格:
12万円1,007.1万円

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望月 達也(MOTA編集部)
筆者望月 達也(MOTA編集部)

1984年生まれ。埼玉県出身。週末はサッカーや自転車でツーリングなど体を動かすことが大好きな1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

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