日産 ノートオーラ NISMO RSの予想価格は549万円! 発売時期は2026年12月か
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:佐藤 正巳/島村 栄二/日産自動車/MOTA編集部
日産のコンパクトカー「ノートオーラ」に、とんでもない隠し玉が登場します。その名も「NISMO(ニスモ) RS」。全幅1880mmのワイドボディに、エクストレイル ニスモにも搭載される強力なエンジンを採用し、最高出力はベース車の1.7倍になるという噂です。
気になるのはやはり値段ですが、予想価格は549万円!
2026年12月発売と目されるノートオーラ ニスモ RSですが、なぜこの価格となるのか、そして走行性能といった詳細なスペックについて、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説します。
ノートオーラ NISMO RSの予想スペック
まずは、現在予想されているノートオーラ NISMO RSの主要データと価格を、現行の「ノートオーラ NISMO tuned e-POWER 4WD」と比較しながら見ていきましょう。
| グレード | NISMO RS(予想) | NISMO tuned e-POWER 4WD |
|---|---|---|
| 全長 | 4260mm | 4120mm |
| 全幅 | 1880mm | 1735mm |
| 全高 | 1485mm | 1505mm |
| ホイールベース | 2580mm | 2580mm |
| トレッド(前/後) | 1650mm | 1510mm |
| 車両重量 | 1490kg | 1390kg |
| 発電用エンジン | 直3 1.5Lターボ | 直3 1.2L |
| 最高出力 | 106kW | 60kW |
| 最大トルク | 250Nm | 103Nm |
| 駆動方式 | e-4ORCE | 4WD |
| フロントモーターの最高出力 | 150kW | 100kW |
| フロントモーターの最大トルク | 330Nm | 300Nm |
| リアモーターの最高出力 | 100kW | 60kW |
| リアモーターの最大トルク | 195Nm | 150Nm |
| バッテリー容量 | 1.85kWh | 1.5kWh |
| サスペンション(前) | ストラット | ストラット |
| サスペンション(後) | トーションビーム | トーションビーム |
| ブレーキシステム(前) | 対向4ポッド・ベンチレーテッドディスク(φ355) | 片押1ポッド・ソリッドディスク(φ258) |
| ブレーキシステム(後) | 対向2ポッド・ソリッドディスク(φ280) | ドラム式 |
| タイヤサイズ | 245/45R18 | 205/50ZR17 |
| 予想価格 | 549万円 | 353万1000円 |
予想価格は549万円! ライバル勢との比較や価格の根拠とは
気になるノートオーラ NISMO RSの価格は未定ですが、549万円と予想されます。ベースのノートオーラ NISMO(4WD)に比べて200万円近く高いですが、パワーユニットから大幅に造り替えるため、この程度の価格になります。
見方を変えると、システムを共有するエクストレイル NISMOの541万6400円と同程度です。
ライバル勢に割安で挑む
ライバル車は、コンパクト、あるいはミドルサイズのハッチバックをベースにしたスポーツモデルです。
トヨタ GRヤリス RZハイパフォーマンス(533万円/8速AT)、トヨタ GRカローラ RZ(598万円/8速AT)、ホンダ シビックタイプR レーシングブラックパッケージ(617万9800円/6速MT)などが該当します。
価格差約200万円の根拠は? ベースモデルと「RS」の違い
そもそも日産 ノートの上級モデル、ノートオーラには「NISMO」というスポーティ仕様のグレードがあります。外観にはエアロパーツが装着され、アルミホイールやタイヤも高性能化しています。
サスペンションのセッティングも異なり、機敏で楽しい運転感覚を味わえます。内装もメーターパネルなどはNISMO専用です。
ベースとなるノートオーラ NISMO(2WD)の価格は312万5100円に収まり、ベーシックなノートオーラ Gグレードと比べて約30万円の上乗せに抑えました。
カッコ良くて高性能な仕上がりにもかかわらず、割安なので販売も好調です。ノートオーラ全体の約20%をNISMOが占めます。スポーティ仕様では、異例といえる人気車です。
そこでノートオーラ NISMOをさらに高性能化した「ノートオーラ NISMO RS」が登場します。そのコンセプトモデルが東京オートサロン2026で公開されました。
全幅1880mm! レーシングカーのようなワイドボディ
ノートオーラ NISMO RSでは、まず外観が注目されます。車内の広さは同じですが、全長はベースのノートオーラと比べて140mm、全幅は145mm拡大されます。
特に全幅の拡大でフェンダーが左右に大きく張り出し、フロントスポイラー、サイドスカート、リアディフューザーといった大型エアロパーツも装着されます。
全幅は1880mmに達し、視覚的な存在感も強いです。
ホイールベース(前輪と後輪の間隔)はベース車のノートオーラ NISMOと共通ですが、ボディパネルは大半を刷新しました。
日産はノートオーラ NISMO RSの市販化と併せて、レース参戦も狙っており、外観はレーシングカーのように見えます。
レース参戦を想定するだけに、エアロパーツは空力特性も優れています。ボディの前側を中心にダウンフォース(空気の流れを利用してボディを下側へ押し付ける力)を強め、4輪の接地性を高めて走行安定性を向上します。
車高もノートオーラ NISMOに比べて20mm低いです。その一方で空気抵抗も抑えられ、加速性能から燃費まで、さまざまな性能をバランス良く高めます。
モーター性能はNISMO比で最大1.7倍! 4WDは後輪の駆動割合が60~70%に
ノートオーラ NISMO RSのパワーユニットは、ハイブリッドのe-POWERで、動力性能をノートオーラ NISMOに比べて飛躍的に向上させます。
エクストレイルの心臓部を移植し、パワーアップ
ミドルサイズSUVのエクストレイル NISMOが搭載するパワーユニットを移植して、コストを抑えながら合理的にパワーアップするのです。
発電用エンジンはベース車のノートオーラ NISMOでは直列3気筒1.2Lですが、ノートオーラ NISMO RSでは、圧縮比を変化させる機能を備えた直列3気筒1.5Lターボです。
この性能もエクストレイル NISMOと同じで、最高出力はベースとなるノートオーラ NISMO(4WD)の1.8倍、最大トルクは2.4倍です。
駆動方式は、後輪を前輪とは別のモーターで駆動する4WDの「e-4ORCE」です。この性能もエクストレイル NISMOと共通です。前輪を駆動するモーターの最高出力は150kW(204馬力)でノートオーラ NISMO(4WD)の1.5倍、最大トルクは 330Nm(33.7kg-m)ですから1.1倍です。
後輪を駆動するモーターは、ノートオーラ NISMO RSでは最高出力が100kW/136馬力、最大トルクは195Nm/19.9kg-mです。 ノートオーラ NISMO(4WD)に比べると、最高出力は1.7倍、最大トルクは1.3倍です。
| 項目 | ノートオーラ NISMO RS (予想スペック) | ノートオーラ NISMO tuned e-POWER 4WD |
|---|---|---|
| 発電用エンジン | 1.5L VCターボ | 1.2L NA |
| フロントモーター 最高出力 | 150kW(204馬力) | 100kW(136馬力) |
| フロントモーター 最大トルク | 330Nm(33.7kg-m) | 300Nm(30.6kg-m) |
| リアモーター 最高出力 | 100kW(136馬力) | 60kW(82馬力) |
| リアモーター 最大トルク | 195Nm(19.9kg-m) | 150Nm(15.3kg-m) |
4WD制御は後輪優位でコントロール性を向上! サスペンション変更とボディ剛性を強化
ベースとなるノートオーラ NISMO(4WD)では、後輪のモーター性能が前輪の50〜60%に下がりますが、ノートオーラ NISMO RSでは60〜70%に設定されます。後輪の駆動力が高いため、アクセル操作によって車両の進行方向をコントロールしやすいです。
以上のようにノートオーラ NISMO RSのパワーユニットは、エクストレイル NISMOと基本的に共通ですが、プラットフォームはボディと同じくノートオーラ NISMOに準じます。
そのためにサスペンション形式も、ノートオーラ NISMOと同じで、前輪がストラット、後輪はトーションビームです。後輪は車軸式に分類され、エクストレイル NISMOのような4輪独立式ではありません。
そこでサスペンションのセッティングを変更して、ボディ各部の剛性も強化され、ノートオーラ NISMO(4WD)に比べて最大で1.7倍のパワーアップに対応します。
ノートオーラ NISMO RSの車両重量は1490kgで、ベース車のノートオーラ NISMO(4WD)に比べると100kg重いですが、共通のパワーユニットを搭載するエクストレイル NISMOの1870kgよりは380kg軽いです。
比率に換算すると、ノートオーラ NISMO RSの車両重量は、同じパワーユニットを搭載するエクストレイル NISMOの80%です。20%も軽量化されます。
全高もエクストレイル NISMOは1720mm、ノートオーラ NISMO RSは1485mmですから235mm低いです。
以上のようにノートオーラ NISMO RSは、高い動力性能、軽いボディ、低い重心により、峠道やサーキットにおける走行性能が高水準に達します。
ノートオーラ NISMO RSの発売時期は2026年12月?
ノートオーラ NISMO RSは、大量生産されるエクストレイル NISMOのパワーユニットを有効活用することで、高性能なハイブリッドでありながら、前述のライバル車に比べて求めやすい価格を実現します。
日産の復活を象徴する、低燃費で買い得な高性能スポーツモデルとして登場するでしょう。発売時期は2026年12月と予想され、今から待ち遠しく感じます。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:佐藤 正巳/島村 栄二/MOTA編集部 画像提供:日産自動車】
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。













