発想がぶっ飛びすぎ！？ 今出したら売れそうなスバルの珍車3選
- 筆者： MOTA編集部
日本で唯一の水平対向エンジンを製造し、ラリーなどレースの世界でも活躍するスバル。今では水平対向エンジンやアイサイトなど、走りと安全にこだわったメーカーという印象が強くあります。しかし、過去には柔軟な発想で誕生した“珍車”と呼べる車種も存在していたのです。今回は、スバルが販売した珍車を3車種ご紹介します。
アウトドアブームの今こそ欲しい！ スバル バハ
2003年に登場したスバル バハ（BAJA）は、スバル アウトバック（日本名：レガシィランカスター）をベースに後部座席以降を荷台にしたピックアップトラックです。アメリカで生産された日本車メーカー初のスポーツ・ユーティリティ・トラック（SUT）で、2006年まで生産されました。
販売地もアメリカのみのため、日本ではディーラーから購入することはできず、専門ショップに依頼するか中古車として探すしかなく、日本では非常に貴重な存在です。
実は使い勝手が良いピックアップ
スバル バハは、4ドアのピックアップトラックであったため乗車定員が5名です。また、トランクスルー機能も備えているため、後部座席の背もたれを倒せば長い荷物も問題なく積載可能。レガシィ譲りの安定感ある走りと、ピックアップトラックの自由な使い勝手を組み合わせた唯一無二のモデルでした。
スバル バハの中古車相場
■中古車掲載台数：0台
■中古車相場：価格情報収集中
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月27日時点のデータ
自然吸気のWRX！インプレッサWRX NA
2000年にフルモデルチェンジで2代目となったスバル インプレッサは、4ドアセダンと5ドアスポーツワゴンをラインナップ。また、「丸目」、「涙目」、「鷹目」と表情を変えていったことでも知られています。
はじめに登場したのは「丸目」、2002年ヘッドライトに涙の粒がある「涙目」、2005年シャープでキレがある「鷹目」と変化していきました。それぞれにスポーツモデルのWRXやSTiの設定があり、現在でも高い人気を維持し続けています。
ターボじゃないWRXがあった
2000年の丸目時代に登場した「WRX NA」は、その名の通りNA（自然吸気）エンジンを搭載したWRXです。最高出力155馬力を発生する2.0リッター水平対向4気筒EJ20型エンジンを搭載。ターボモデルのような速さはないものの、1300kgという軽さと自然吸気エンジン特有の軽やかな吹け上がりが大きな魅力でした。
初代にはSRXと呼ばれる自然吸気エンジンを搭載したモデルは存在していましたが、WRXの名を冠していたのは後にも先にもこの1台のみのため、スバルファンの間では非常に貴重な存在となっています。
スバル インプレッサWRX NAの中古車相場
■中古車掲載台数：2台
■中古車相場：58万円～108万円
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月27日時点のデータ
スバルにも軽オープンカーがあった！ヴィヴィオTトップ
1992年に登場したスバルの軽自動車ヴィヴィオは、ベーシックな3ドアおよび5ドアハッチバックのラインナップでデビュー。スポーツグレードの「RX-R」やレトロデザインブームの火付け役となった「ヴィストロ」など、さまざまななヒット作を生んだスバルを代表する軽自動車です。
そんなヴィヴィオには、1993年にスバル40周年記念モデルとして誕生したハードトップオープンの「T-TOP」が存在します。販売台数は3000台限定と少なく、新車で販売していた当時もかなり貴重な存在でした。
4つのスタイルに変化するオープンモデル「T-TOP」
1993年に3000台限定で販売したヴィヴィオのオープンモデルT-TOPは、4つのオープンバリエーションを実現。ルーフとリアハッチの両方を開ける「フルオープン」、ルーフセンターを残す「Tバールーフ」、ルーフだけを開ける「オープントップ」、リアハッチだけを開ける「リアオープン」とシーンや気分に応じたオープンスタイルにすることができました。
実際には外した屋根の収納先がなかったり、構造上どうしても雨漏りがしやすかったりと、使い勝手という面では少々“難あり”ではありましたが、そのユニークで自由な発想は今見ても非常に魅力的です。
スバル ヴィヴィオT-TOPの中古車相場
■中古車掲載台数：15台
■中古車相場：34万円～94.5万円（応相談含む）
※中古車掲載台数および相場は、2020年10月27日時点のデータ
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