購入してすぐに使える!高性能なのに簡単操作のパナソニック「ゴリラ」はこの夏、注目のPNDだ!(2/4)

  • 筆者: 高山 正寛
  • カメラマン:原田 淳・パナソニック オートモーティブ社・オートックワン
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画面が大きくて地図が見やすい! 当たり前のことだが、それが重要

編集部のある東京・青山をスタート地点として、江東区にある若洲海浜公園を目的地として設定。一般道や首都高速道はもちろん、ナビの基本性能を確かめるために、ビル群のあるエリアなども走ってみることにした。

普段、スマホナビを使っているT編集長だが、ゴリラ自体は初である。トリセツ(取扱説明書)は一通り読んできたとのことだが、目的地設定などは筆者が説明しなくてもスムーズに行っていた。

編集長曰く「動作レスポンスもキビキビしている。普段使っているスマホナビの場合、電波状態が悪いと検索まで時間がかかってしまうこともあるけど、ゴリラはそういう問題も発生しないのは良い」とのこと。

ちなみに検索方法も多彩で、名称が思い出せない場合でも“あいまい検索”を使えば良い。ちなみにこの検索機能のキーワードは約580万件を収録している。

そして何よりも、コンパクトなPNDでありながら、大容量の16GBのSSDを搭載しているのがゴリラの魅力と言える。もちろん、ただ容量が大きければいいわけではなく、重要なのはそこに入る“データの質”である。ゴリラの場合は市街詳細地図が全国で1295エリア収録されているが、そのスケールも5m/12m/25m/50mの4段階スケール切換と家の形までわかるほど細かい。

出発地となる編集部は青山のビル群の中にある。編集長も「こんな細かい道路情報まで見られるのはスゴイ! 自車位置をしっかり測位している点も驚きだ」。特に5mスケールという地図は初めて見たようで「一方通行表示も見やすい」とのことだ。

実際の看板にシンクロするよう、ナビの方面看板もよりリアルに表示

カーナビのルート探索機能は機種によって様々、ゴリラの場合も“自動”の他“有料優先”や“距離優先”など多彩な選択肢がある。T編集長は今回“自動”を選択したが「これは何?」と質問されたのが“道幅優先”という探索項目だ。やっと筆者の出番か(笑)と簡単に機能を説明する。これは多少遠回りをしても広い道で案内してほしい、という時に有効な探索機能で、都内の道を知っているT編集長には必要ないかもしれないが、狭い道を走ることに躊躇する初心者にはオススメと言えるだろう。

そして2019年版の最新地図には「リアル3D交差点拡大図」「方面看板表示」そして「ジャンクションビットマップ」が進化し搭載される。

これまでも実際の走行シーンに合わせたリアルな画面表示で案内してくれたゴリラだが、昨今の複雑化する都市部などの分岐交差点などでは減速を促し、安全に走行できるようカラーレーンやドットレーンといった道路が徐々に増えてきている。また方面看板に関しては通称道路名や青白反転文字を採用し視認性を高めるなどドライバーに優しく見やすい地図となっている。

さらに高速道路では、IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)の併設箇所でのJCT分岐案内の追加や英語表記&高速道路のナンバリング表示に対応しているが、それもリアルに表示されている。

>>T編集長「安全・安心運転サポート」に納得する[次ページへ]

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高山 正寛
筆者高山 正寛

1959年生まれ。自動車専門誌で20年以上、新車担当デスクおよびカーAV記事を担当。途中5年間エンターテインメント部門で書籍編集長を歴任後1999年フリーへ転身。フリーランスとして年間ほぼすべての国内における新型車への試乗および新車インプレッションを行う。またITS EVANGELIS(カーナビ伝道師)としてカーナビを含めたITS関係、カーエレクトロニクスから先進技術、また通信関連、PCや携帯電話などの執筆も行う。記事一覧を見る

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