横浜ゴム ジオランダー X-CV試乗レポート|ハイパフォーマンスSUVの走りを変える新タイヤ(1/3)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:小林 岳夫/横浜ゴム
予想を裏切るほどに快適なジオランダー X-CVの走り
横浜ゴムのSUV用タイヤ「GEOLANDAR X-CV」(ジオランダー・エックスシーブイ)を、12月初旬の箱根ターンパイクと、2月初旬の旭川テストコース(TTCH)というふたつのステージで試すことができた。
ジオランダーX-CVはここ数年で一気に数を増やしたハイパフォーマンスSUV用のタイヤ。高速巡航を快適にこなすためにそのレンジは、最高速度270km/hに対応する「W」規格まで高められている。もちろんこうした巡航を可能とする高速道路は日本に存在しないが、それだけ高い速度域でも重量級SUVの走りを支えるハイウェイテレーンであることが、ジオランダー X-CVのステイタスである。
実際、箱根ターンパイクのドライ路面での乗り味は、予想を裏切るほど快適だった。M+S(マッド&スノー)規格をクリアしているとは思えないほど路面とのコンタクト感が上質で、走らせても非常に静かである。通常こうしたタイヤは雪上やオフロード性能を担保する関係から、トレッド面がゴツゴツとしている。深い溝に雪や泥を食い込ませて、それをかきむしるようにしてトラクションを稼ぐためだ。
しかしジオランダーX-CVのトレッド面を見ると、その面構えは夏タイヤのようにツルンとしていた。4本の主溝は深いがトレッド面が平らであり、「これで本当に雪道を走れるのだろうか?」と思わず疑ってしまうほどに。
静粛性が高い理由は、5つにわかれるブロックの、パターンピッチをコントロールしているからだ。タイヤはブロックの角が接地するときにパターンノイズを発生させるが、ここで発生するノイズの周波数ピークを分散させることで、音量を抑えることが可能になるのだという。具体的な数値でいうと従来製品である「PARADA SpecーC(PA02)」に対してロードノイズを23%、パターンノイズを2%、ついでに転がり抵抗も3%低減したという。
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