横浜ゴム ジオランダー X-CV試乗レポート|ハイパフォーマンスSUVの走りを変える新タイヤ(3/3)

  • 筆者: 山田 弘樹
  • カメラマン:小林 岳夫/横浜ゴム
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過不足のないオン/オフ性能を備えるジオランダー X-CV

さてそんなジオランダーX-CVを、今度は横浜ゴムのテストコースであるTTCH(タイヤテストセンター オブ北海道)の圧雪路面で試した。

ここで驚かされたのは、その雪上走破能力の高さだった。横浜ゴムの説明では、ジオランダーX-CVは性格的にオンロード重視で、雪道は急な降雪にも対応する緊急回避的なグレードだと述べていた。つまり本格的なオフロードであれば同じジオランダーでも「H/T G056」の方が相応しいようだが、どうしてどうして。ガッツリ走ってくれたのである。

ここには前述したしなやかなコンパウンド特性がまず効いているのだと思う。ジオランダーとしては初搭載となったマイクロシリカが、氷を含む硬い路面に追従するようだ。そしてジープ グランド チェロキーの2380kgという車重も、接地面圧を保つのに役立っている。ちなみにこのシリカはウェット性能や耐摩耗性にも貢献する。

そしてドライ路面では少し剛性不足に感じられた理由のひとつである横長のサイプが、今度は路面への密着性を高めている。速度域の低い雪道であれば2D/3Dタイプの入り組んだ形状がきちんとトレッド面を支え、バランスを取る。ハンドルを切ったときもグリップの立ち上がりが手応えとして伝わり、しなやかながらも非常に安心感が高い。

ここにチェロキーの4WD制御が加わると、大胆にアクセルを踏み込んで5.7リッターV8(352PS)のパワーを炸裂させない限り、ちょっとやそっとじゃテールが流れて行くようなことはなかった。コーナリングでは4輪を微妙に滑らせつつもカウンターを切るほどではなく、縦方向にパワーを掛ければ進路を保ってくれる。

タイヤサイズが大きく、冬タイヤへの履き替えが面倒を通り越して一仕事なSUVオーナーにとって、このバランスの取れた性能は魅力だろう。ちなみにサイズは18インチから22インチまで、全17サイズを用意している。ニーズの多様化が進むなか、過不足ないオン/オフ性能を持つジオランダーX-CVは幅広いユーザーにマッチするSUV用タイヤのではないかと思えた試乗であった。

[筆者:山田 弘樹 / 撮影:小林 岳夫、横浜ゴム]

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山田 弘樹
筆者山田 弘樹

自動車雑誌編集者としてキャリアをスタート。輸入車雑誌 副編集長、アルファ・ロメオ専門誌編集長等を経て、フリーランスのモータージャーナリストに。レース参戦なども積極的に行い、走りに対する評価に定評がある。AJAJ会員。カーオブザイヤー選考委員。記事一覧を見る

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