「待ち焦がれていた運命の再会」ルノー 新型 トゥインゴ「TWINGO INTENS Canvas top」試乗レポート(4/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林岳夫・オートックワン編集部・ルノージャポン
じゃあ・・・スマートとトゥインゴはどこが違うんですか!?
さて、賢明なる読者諸兄はご存知のとおり、この新型トゥインゴは基本設計をスマートフォーフォーと共用している。
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皆さん気になっているポイントとすれば、「じゃあスマートとトゥインゴはどこが違うんですか」というところではないだろうか。
結論から先に言ってしまえば、それがトゥインゴはちゃんとフレンチ、そしてスマートはちゃんとスマートに仕上がっているのだ。
ルノーでさえも、スマートフォーフォーの本当のところは知らない、らしい・・・
もちろんボディサイズやドライビングポジションは同じ。しかし、スマートのほうが若干ではあるが最小回転半径が小さかったりするし、トゥインゴのほうは横浜・元町の石畳でもしなやかなネコ足を発揮する(しかもまだ走行距離が伸びていない試乗車ですらそう感じたのだから、ある程度走行を伸ばしていわゆる「アタリ」が付いてきたら、さらにエエ感じになりそうな予感すらする)。
厳密に言うとすべて同じ部品で構成されている。サスペンションですら部品的には同じものを使用している。でもどう考えたって違うんである。
そこんところをルノージャポンに厳しく第三者の目で言及しても、『本国の回答は「最終的なセッティングの違いは解らない、知らない」なんですよ~』とミステリアス。
ちなみにスマートフォーフォー、トゥインゴともにルノーの工場で生産される。そしたら知らないワケないやろ!と誰もが突っ込んだそうなのだが、真相が語られることは決してないんだそうな。
・・・コンプライアンス。いかにも秘密主義の仏蘭西らしいではありませんか。
乗れば(乗り比べれば)やっぱり「フレンチ」だった
ルノーがクチを割らんのやったら乗ってみるしかない。
なんちて、やや岩下志麻のような心持ちでステアリングを握れば、やっぱり何度も言うけどちゃんとフレンチしているのだ。
気になったのは1~2速のあたり、ローギアのギクシャク感がやや先代のスマートを思わせる感じになっていること。いや、これはむしろスマートのほうがスムーズだった。トゥインゴのほうが特に減速時に、機械側がアクセル踏力に対してギアのチョイスを迷うようなタイムラグを生むときがある。
こういうピッチング挙動は、ストップ&ゴーの多い都市部で本当に気になるもの。改善を強く求めたいけど、個人的にはこのぎっこんばったんのアナログ感がキライじゃないので(こういう「ちょっと出来ない子感」こそがいかにもフレンチな感じもして)、熱列なるフレンチファンには大した問題じゃないかもしれない。
しかし、この異様に可愛いルックスに飛びついて、いわゆるジャケ買いをしてしまった国産車からの乗り換え組なんかは、ちょっと不安に思うかもしれない。
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