唯一無二の特別な存在!乗れば笑顔になれる新型スマートフォーフォー(Smart for four)試乗レポート(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林岳夫/和田清志/メルセデス・ベンツ日本
ワクワクする気持ちを盛り上げてくれる開運カー!
断然カワイイ!そしてものすご楽しい!
イッキにファンになってしまった。新型スマートだ。
ステアリングを握って街に走り出した瞬間に、こんなにも笑顔になれるクルマがほかにあるだろうか。だいたい見た目がすこぶるキュートでハッピーなもんだから、乗ってる自分まで笑顔になっちゃうみたい。いわば開運カーみたいな感じ!
そして踏み始めにギュン!と飛び出るみたいな独特のトルクの出し方も、最初にキュっと効いちゃう強めなブレーキのタッチも、最初はちょっと戸惑うんだけどなぜだか全然イヤじゃない。むしろ乗れば乗るほど、どんどんワクワクする気持ちを盛り上げてくれるのはどうしてだろう。
滑らかなクルマもラグジュアリーなクルマも、他にたくさんあるんだけど、やっぱりスマートは特別なんだなって、だいぶ嬉しくなった。
新型の本命、4枚ドア+リアハッチの「フォーフォー」
これまでも独自のスタイリング&パッケージと我が道行くドライブフィールで賛否両論こそあれど、確固たるポジションを築いてきたスマート。その「変わらなさ」といったら涙ぐましいほどなのだが、マーケットに左右されない個性は、存在感という賞賛に置きかわってきたように思う。なんにしろ、軸がブレないってそれだけでスゴイ。
そう、今回レポートをお届けするのは新型スマートの本命、4枚ドア+リアハッチを備えるスマートフォーフォー(Smart for four)で、見た目とコンセプトは随分現代風に進化を遂げている。なんたって今回は伝統の二人乗り、スマートフォーツー(Smart for two)のほうが「エディションワン(Edition1)」という限定車扱い。レギュラーはフォーフォーのほうなのだ。だから私も「いやそれ、軸ブレてますやん!」と最初は思っていた。
大体スマートはコンパクトが身上。過去にもフォーフォーは存在したけれど、そっちのほうが亜流というかオマケというか、サービスエディションだったはず。2人乗りでなくなったスマートなんて、果たして「スマート」と言えるのか。しかもパワートレーンをルノーのトゥインゴと共有するなんて、一体どうなっちゃうの?
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