プジョー 新型308・308SW 試乗レポート/今井優杏(1/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:阿部昌也
欧州の頂点「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2014」受賞の実力を探る!
昨夜の夕飯のメニューを思い出すのも困難なここんとこのシナプス何某の伝達の悪さではあるが、ちょっとがんばって思い出してみれば、たしか昨年3月、ジュネーブモーターショーのプレスデーに発表されたヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2014を獲得したのが、まさにこの「プジョー 308」であった。
目の肥えまくったヨーロッパのモータージャーナリストによるその選出の結果を、しかしそのときジュネーブの現地で知った私はちょっとなんちゅうか、意外な気持ちで受け止めた気がする。へえ、308なんだ・・・って。
だって、ほかにもっと旬なモデルはあったと思ったんだもの。メルセデス・ベンツのCクラスとか、BMWのi3とかi8とかね。だから個人的に、それほどまでの評価を得た308の試乗を、本当に楽しみにしていたのだ。その理由を知りたくて。
フルモデルチェンジ後も先代と同じ名を引き継ぐ新型「308」
念願かなって試乗が出来た新型「プジョー 308」、そしてそのステーションワゴンモデル「プジョー 308SW」。
これらはなぜか先代と同じ名前なのだが、今後たとえ3代目にモデルが進行しても308のネーミングは継承されるキマリになったんだそうだ。個人的には308、309と来て、この3ケタのネーミングの真ん中に1が入る日が来るのをワリと楽しみにしていただけに、プチ残念な気もしないではない。
まあでも8は日本でも末広がりをあらわす縁起のいい数字だし、308、は曲線だけで構成される数字列だから字面も愛らしいってことでよいのかもしれない。
[エンジンからプラットフォームまですべてが新しくなったNEW 308・・・次ページへ続く]
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