プジョー 新型308 海外試乗レポート/飯田裕子(4/4)
- 筆者: 飯田 裕子
- カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン株式会社
期待を裏切ることないコーナリングを披露してくれる新型308HB
「新型308SWの走りの実力は、ハッチバック並に満足度は高いかも!」とハッチバックに乗るまでは思っていた。だが、ハッチバックとSWの乗り味はやはり異なる。
主に1.2リッター3気筒ターボエンジンを6MTで走らせたハッチバックはSWよりさらに軽快で、路面の捉え方にフラット感が増した。従来の308の当たりが丸いドッシリ&ストローク系から、新型308ではドイツ車に近い硬質さすら感じられた。
ただし、これは走行距離が1,500km強とまだ少なく、正確とは言えないので日本導入後に改めて確認させて頂きたい。
ステアリング操作が一発で決まるようなコーナーではその期待を裏切ることなく、クルリとコーナリングする。早めにアクセルを開けられるような場面ではサスペンションがグッと縮まるのを感じながらコーナーを立ち上がる様子を「プジョーらしく」楽しむこともできた。
308ハッチバックのボディサイズは、全長4,253mm×全幅1,804mm×全高1,457mm。
ホイールベースは10mm=1センチほど延びている。前述のとおりコンパクトになっているが、新型の後席の前席との膝まわりのスペースは従来モデルに対し3-5cm(自己採寸)広く、ヘッドクリアランスは同等にして十分。
また、高さ691mmと低いラゲッジ間口高と幅広い開口部、よりスクエアなスペースが生まれているトランクの容量は470L、最大1,309LでHBでもセグメント最大容量を持つプジョーのこだわりだ。
「ボン・ヴォヤージュ」=旅好きが多いフランス人の意地がこのハッチバックの収納量にも感じられるではないか。
プレゼンの同セグメントの比較表では、新型308が狙っているのが「VW ゴルフ」であるのは明らかだった。
確かにゴルフも素晴らしいけれど、308にはゴルフにはないデザインの個性やグッと向上した質感、そして乗り味がある。新型308ハッチバックと308SWの日本導入は11月頃が予定されている。価格については本国でも先代とほとんど変わらぬ価格で販売されているそうなので、日本価格も“その線”を期待したい。
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