【予算220万円のコンパクトカー選び】日産 新型ノートとホンダ 新型フィット対決! 維持費もほとんど同じながら、車内の使い勝手を考えるとフィットがオススメ

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コンパクトカーといえば後席が狭く、「家族で使うにはちょっと……」と考えている方も少なくないはず。だが、昨今のコンパクトカーは見た目以上に車内スペースがかなり広く、大人が後席に座っても超快適なクルマが増えてきている。その筆頭が日産 新型ノートとホンダ 新型フィットである。そこで今回は車内の使い勝手や維持費といった気になる点を徹底比較! 結論から言えばフィットが機能や使い勝手を考えるとお得であった。一体どんな違いがあるのか!?

目次[開く][閉じる]
  1. コンパクトハイブリッド対決!
  2. 価格差たった6万円! 日産 新型ノート最上級グレードとホンダ フィットの人気グレード比較
  3. 【内装比較】どちらも液晶メーター採用。最大の違いはシート間スペースにアリ
  4. 【シートアレンジ比較】ラゲッジやアレンジの多彩さはフィットに軍配
  5. 【先進装備比較】フィットは全機能標準だが、ノートは最低限の機能が標準。長距離移動が多いなら別途プロパイロット装着がオススメ
  6. 【維持費比較】ガソリン代はほとんど一緒!

コンパクトハイブリッド対決!

ファミリーで便利に使えるコンパクトクラスが気になっているパパ・ママはいませんか? 後席スペースやラゲッジでいい勝負なのは、日産 新型ノートとホンダ 新型フィット。この記事では、シートアレンジや先進装備、購入後の維持費予想も含めて徹底比較します。

価格差たった6万円! 日産 新型ノート最上級グレードとホンダ フィットの人気グレード比較

新型ノートは全車e-POWER搭載。最も売れているのは最上級グレードX

まずノートは、2020年12月にフルモデルチェンジし、全車が小型エンジンを発電専用に搭載する「e-POWER」となりました。

なめらかでパワフルなモータードライブは、アクセルペダルだけで加速と減速がコントロールできる新感覚の走りも特徴です。

今回取り上げるグレードは「ノートX」218万6800円。専用デザインとなる「AUTECH」250万4700円を除けば、トップグレードとなります。

外観は全グレードで大きな違いはないものの、タイヤが16インチでフルホイールカバーに。アルミホイールはオプションです。

ルーフスポイラーが付き、ドアサッシュがブラックアウトされるなど、精悍で大人っぽい雰囲気となっています。

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新型フィットは全5種のデザイン! 一番人気はHOME

一方でフィットは、昨年2月にフルモデルチェンジし、2モーターハイブリッドのe:HEVと、1.5リッターのガソリンモデルをラインアップ。

ホンダ独自のセンタータンクレイアウトで実現した広大な室内とラゲッジスペースで、5つのキャラクターごとにガラリと雰囲気の変わる内外装を用意しています。全てCVTで2WDと4WDが設定されています。

今回取り上げるグレードは、「e:HEV HOME」211万7500円。価格的には「e:HEV BASIC」の199万7600円より11万9900円のアップとなります。

外観はクロームメッキのフロントグリルモールディングや、シャークフィンアンテナ、15インチタイヤ+スチールホイールを装備。16インチアルミホイールがオプションで選べます。

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【内装比較】どちらも液晶メーター採用。最大の違いはシート間スペースにアリ

新型ノートは大型アームレスト完備。2種類のUSBポートも装備

それでは、室内のシートアレンジや快適装備を比較していきます。

まずノートは、7インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイが備わり、メッキ装飾や上質なドアインナーパネルとなるインテリア。

シートはグラデーショントリコットで、シートヒーターはオプションです。後席は6:4分割で、前後スライドのほか、このグレードのみリクライニングが可能です。

USBはタイプAとタイプCがそれぞれ1個あり、センターコンソールボックスやカップホルダー、リヤドアボトルホルダーなど収納はまずまずの充実度。ワイヤレス充電やリヤセンターアームレスト、トノカバーやラゲッジアンダーボックスはオプションとなっています。

フィットは明るい車内が魅力! アームレストがオプションだが、その分多彩な使い勝手が魅力

対するフィットはマルチインフォメーションディスプレイが備わり、本革巻ステアリングやセレクトレバー、プライムスムースのソフトパッドで心地のいいインテリア。

ナチュラルテキスタイルとプライムスムースのコンビシートもオシャレですが、シートヒーターはオプションです。

後席は6:4分割で、前後スライドのほか、フィット独自の座面チップアップ機構が備わります。座面を跳ね上げて、背の高い荷物を積載するスペースにしたり、子どもの着替えスペースなどにも便利。

小ぶりなバッグも置けるテーブルコンソールやスマートフォントレー、アームレスト付きセンターコンソールなど、収納スペースもたくさんあり、リヤセンターアームレストも標準装備です。USBは2個ですが、ワイヤレス充電器はオプションでも設定がありません。

【シートアレンジ比較】ラゲッジやアレンジの多彩さはフィットに軍配

ラゲッジは、ほぼスクエアな開口部で広く、後席使用時でも家族3〜4人分の中型スーツケースが余裕で積めるスペース。A型ベビーカーもピッタリと横積みできます。

後席はレバーでパタンと前倒しでき、やや段差は残りますがゴルフバッグも積める奥行きが確保できます。

ラゲッジは、開口部の上の方が横幅が広くなっていて、クーラーボックスのような大きな荷物の積み下ろしがスムーズ。A型ベビーカーもOKです。

後席がフロアの低い位置までダイブダウンする機構で、高さが稼げるので自転車も積めます。助手席のシートバックを寝かせると、サーフボードなど長い荷物も入ります。

【先進装備比較】フィットは全機能標準だが、ノートは最低限の機能が標準。長距離移動が多いなら別途プロパイロット装着がオススメ

では安全装備の比較です。ノートはインテリジェントオートライトシステムが全車標準装備で、ワイパー連動、薄暮時にもいち早くライトが点灯するおもいやりライト機能がついています。

カメラやミリ波レーダー、ソナーで周囲360°を見守る9つの機能が揃う「360°セーフティアシスト」が搭載されますが、アラウンドビューモニターや全車速で追従機能が作動する「プロパイロット」、「SOSコール」、オペレーターサービスや車内wi-fiなどが使えるNissan Connectはオプション設定です。

一方のフィットは渋滞時にも作動する追従機能付きACCをはじめ、11の機能が揃う「ホンダセンシング」が全車に標準装備。オートライトコントロールもついていますが、こちらも緊急時のSOSからオペレーターサービス、車内wi-fiなど多彩な機能が使えるホンダコネクトはオプションです。

【維持費比較】ガソリン代はほとんど一緒!

それでは維持費を予想してみましょう。ノートは1年に一度かかる自動車税が3万500円。購入時と1回目の車検時の重量税が免除されます。ガソリン代は、燃費がWLTCモードで28.4km/L、レギュラーガソリンの平均価格(7月18日現在)が151.2円なので、500km走行するのに約2662円かかります。

フィットは自動車税が3万6000円。購入時と1回目の車検時の重量税は免税です。ガソリン代は、燃費がWLTCモードで28.6km/Lなので、500km走るには約2643円かかります。

レジャー重視のファミリーならフィットがオススメ

というわけで、オプションなしで考えるなら、e-POWERのモータードライブが楽しめて、日常に過不足ない収納やシートアレンジが揃うノート。

多彩なアレンジと充実の運転支援機能で、レジャーにも活躍しそうなフィット、という結果となりました。皆さんのファミリーにはどちらがピッタリか、ぜひじっくり選んでみてくださいね。

【筆者:まるも 亜希子】

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筆者まるも 亜希子

大学卒業後、編集プロダクション株式会社エディトリアル・クリッパーに就職、自動車雑誌「ティーポ(Tipo )」の編集者として6年間勤務。2003年にフリーランスとして独立。現在は雑誌やウェブサイトの自動車関連記事に出演・寄稿している。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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