日産 リーフで行く、東国三社パワースポット巡りロングドライブ!(1/2)

初のフルモデルチェンジを果たした日産リーフでパワースポット巡り!

「あ~ん、また真冬の悪天候の日に電気自動車(EV)でドライブですか?!」

そう。みなさんお察しの通り、寒い日のドライブにはヒーターが不可欠。雨ならワイパーを動かすし、エアコンで窓の曇りだって取り除きたい。もちろん、薄暗ければヘッドライトも点灯するワケで。つまり、EVにとって不利な時に限って、編集部のMクンはドライブに出掛けて取材したいって言うんですから……。

そもそもEVはスマホと一緒でバッテリーの容量や使い方次第で走れる距離が決まってしまうため、エンジンで走るクルマよりも満充電で走れる距離が短いのが一般的。バッテリーに蓄えた電力を使ってモーターを駆動して走る特性上、電装品の使用はバッテリーの電力消費に繋がり、電欠する前に充電しないと走れません。そんなこともあって、「電気自動車はエンジン車と比べると、ロングドライブには不向きでは?」なんて、思われがち。でも、今回のお出かけの相棒は新型の日産リーフだと聞いて、ホッとひと安心。

というのも、ちょうど2年前、東京から伊豆に温泉旅行に出掛けたんですが、そのときは大雪に降られて、スタッドレスタイヤを装着したリーフでドライブしたんです。初代リーフは後期にJC08モードの航続距離が280kmの30kWhのモデルを登場させましたが、航続距離が初期のモデルより伸びたことで、ドライブの途中の寄り道スポットで充電しながらも、スムーズな移動を叶えてくれていました。

そんなリーフが初のフルモデルチェンジを果たしたのを機に、今回は一人乗車で日帰り旅行にチャレンジ。新年だし、電気にあやかって(?)東国三社パワースポット巡りといきましょうか。さっそく、茨城・千葉方面に向かってレッツゴー!

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新型リーフはバッテリー容量を40kWhに拡大!

2代目となったリーフはリチウムイオンバッテリーのサイズはそのままに、容量を40kWhに拡大したのは嬉しいニュース。それに伴い、モーター出力も大幅にアップしたそうで、パフォーマンスの面でも期待が高まります。

ちなみに、満充電の状態だと、JC08モードの航続可能距離は400kmを達成。初代リーフは後期に30kWhで280kmだったけど、今回のモデルの進化は実際に使ってどんなメリットが得られるのか気になるところです。

取材陣は東京タワーの麓に集合して、スタート前にモニターをチェック。バッテリーは貸し出し場所からの移動で消耗して、すでに残量は90%、航続距離は238kmを表示しています。この日は、朝は7℃と低めの気温でヒーターをONにしていたこともあって、航続距離は控え目な数字で予測しているのかも。もちろん、電装品をオフにすれば、そのぶん航続距離は伸びるけど、流石に寒いので暖を取ることに。ちなみに、前席に標準装備されたシートヒーターはLoとHiの調整機能付き。Loでも腰回りをじんわり温めてくれるから、ムダに温めすぎないことが節電に繋がりそうですね。

交通量の多い首都高でも車速がコントロールしやすい

アクセルペダルを踏んで走り出すと、振動もなく、モーター走行ならではの滑らかな走りとともに、シームレスに加速して車速を高めていける感覚。減速時にエネルギーを回収する回生ブレーキのタッチも違和感を覚えにくいもので、自然に走って行ける。先代と比べてハンドルを切り込んだ時の身のこなしもスムーズになっているし、乗り心地もさらに良くなっているみたい。

首都高速入口の料金所を潜って、上り坂のランプから本線に合流。交通量が多い時間帯でも、車速がコントロールしやすいから合流も危なげなくスムーズに決まる。環状線から東関東道に向かう道中はいくつものジャンクションを経由したけど、隣の車線を走るクルマが見えにくい状況で車線変更をしようとした時にドアミラーの警告ランプが点灯して危険を知らせる後側方車両検知警報(BSW)が設定されているのも心強い。リーフには色んな警報機能が搭載されているけど、それぞれの警報が違う音で危険を知らせてくれるのも新しいポイント。差し迫るリスクを直感的に伝えることはクルマの機能が複雑化する時代においては大切な取り組みですよね。

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藤島 知子
筆者藤島 知子

通称「藤トモ」。スーパー耐久のレースクイーンを経験後、軽自動車レースに参戦したことがきっかけで様々なレースに参戦。レースで培った技術と女性ならではの視点が魅力の女性モータージャーナリスト。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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