打倒マークII!日産ハイソカーの高級路線担当 C33 ローレル【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1989年にフルモデルチェンジされた日産 ローレルは、6代目 C33型となり、4ドアピラーレスのハードトップのみのラインナップとなった。日本経済に活気があり、景気が良かったバブル時代に開発されたC33 ローレルは、豪華でスポーティーという言葉がぴったりな大人のスポーツセダンだ。
5ナンバーのミドルアッパークラスでもシーマやセドリックを超える高級感
ハイソカーの条件ともいえる豪華な内装とハードトップを備えた日産 C33 ローレルは、「時代のまんなかにいます。」のキャッチコピーとともにデビュー。5ナンバーサイズの枠をいっぱいまで使ったボディサイズではあったものの、大人4人が乗車するには少し狭く、いかにもバブル時代のハイソカーらしいパッケージ。
エクステリアのデザインは、保守的で上品な大人しい印象だが、インテリアは、本物の木材を使った本木目クラスターが装備され、インパネにもシートと同じトリムを貼る凝りよう。シートは、オフホワイトの本革や焦げ茶色のエクセーヌ(アルカンターラ)が与えられ、その豪華なインテリアはシーマやセドリックを上回るほどであった。
高級感だけじゃなく走りにもこだわる
エンジンは、直列4気筒と直列6気筒ガソリンエンジン、直列6気筒ディーゼルエンジンが搭載され、ターボエンジンもラインナップし、走りの日産らしい軽快で元気な走りが特徴だ。
キャッチコピーに「大人のスポーツです。」と謳われ、上級モデルは新世代の四輪操舵システム「HICAS-II」、路面状況や運転に合わせてダンパーの硬さやステアリングの操舵力を制御する「DUET-SS」を採用する。
日産は、スポーティ路線のR32スカイライン、趣味性の強いA31セフィーロ、そして、高級路線のC33ローレルという、全く違うボディとキャラクターを持たせた3台体制で、絶対王者トヨタマークII(GX81系)3兄弟に対抗した。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:4,690mm×1,695mm×1,365mm
■エンジン
・直列6気筒 2500cc DOHC RB25DE型
・直列6気筒 2000cc DOHC ターボ RB20DET型
・直列6気筒 2000cc DOHC RB20DE型
・直列6気筒 2000cc SOHC RB20E型
・直列4気筒 1800cc SOHC CA18i型
・直列6気筒 2800cc ディーゼル RD28型
■駆動方式:FR
■トランスミッション:4速AT/5速AT/5速MT
■販売期間:1989年~1993年
■価格:169万2000円~305万4000円
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