オーテック キューブライダー ハイパフォーマンススペック 試乗レポート/渡辺陽一郎 with 美波千夏(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
走行性能向上のために施された、数々のボディチューン
まずは外観だが、フロントグリルから大きく異なる。
カタロググレードはブラックの一般的なデザインで、中央に日産のエンブレムが付く。一方、ライダーでは、横方向にバーを通した。フロントバンパーも、開口部がワイドに見えるデザイン。もともとキューブのフロントマスクは上下寸法が大きいが、ライダーはさらに迫力を増す。
ボディの側面には、サイドシルプロテクターを装着。
リアバンパーも専用タイプとされ、オーテックジャパン専用のオプションパーツとしては、ルーフスポイラーの装着も可能だ。16インチの高輝アルミホイールもセットされ、ボディの全方向がドレスアップされる。
このほか、HKS製のスポーツマフラーがハイパフォーマンススペックでは標準装着、ノーマルタイプのライダーではオプションで選択できる。
内装では、シート生地が専用タイプになり、本革巻きのステアリングホイールも採用。メッキのドアハンドルなども備わる。
実用装備としては、インテリジェントキー/プッシュエンジンスターター/エンジンイモビライザー(盗難防止装置)を標準装着した。従ってベースグレードは15Xながら、実際には15X・Vセレクションに近い装備内容。外観だけでなく、装備にも手を加えたことが特徴だ。
そして「ハイパフォーマンススペック」独自の機能にも注目。
筆頭はボディチューンだろう。フロントサスペンションのメンバーステー、ボディ中央のトンネルステーによって剛性を向上。ボディの後部には、ヤマハ製のパフォーマンスダンパーも備わる。
パフォーマンスダンパーとは、ボディを補強するパーツでありながら、文字どおりダンパーを備えることが特徴だ。一般的な棒状のパフォーマンスロッドでは、剛性を高められる半面、乗り心地に突っ張り感が生じる場合があり、挙動変化も唐突になりやすい。
車体に貯まった変形エネルギーが限界を超えた時、一気に発散されるためだ。
それがパフォーマンスダンパーであれば、ダンパーが適度にエネルギーを吸収してしなやかさを保てる。単に固めるだけでなく、逃がす作用もあり、ボディとの擦り合わせを図れることが特徴になる。
となれば挙動の変化が穏やかになり、乗り心地や静粛性も向上。
難しいのはボディのどの部分に装着するかだが、オーテックジャパンでは、最適なセッティングを施した。もちろんサスペンションも専用にチューニングされ、10mmのローダウンが施されている。
タイヤは195/55R16のサイズは共通ながら、専用タイプになるダンロップのル・マンLM703を履く。さらに、電動パワーステアリングの設定まで最適化する念の入れ様だ。
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