観光客を歓迎しない理由TOPは「交通手段の混雑:85.5%」【HMSモビリティジャーナルLight 観光号1.】


「移動を変え、日常を変え、未来を変える。」をミッションとして、さまざまなモビリティサービス事業を展開しているホンダモビリティソリューションズ株式会社(東京都:代表取締役社長 高見 聡、以降HMS)は、モビリティサービスにまつわるニュースレターとして「HMS モビリティジャーナル」を配信しております。
最新号では観光業界にフォーカスし、現状の課題やモビリティサービスが提供する価値について紐解いています。




観光地の地元住民のロイヤリティは、観光客よりも低い傾向


 観光の現状を調査するため、HMSモビリティジャーナル編集部は、日本国内で屈指の観光地である京都府京都市の市民を対象に、独自調査を行いました。
 京都市民に対し、“観光地としての京都”に関するロイヤリティを計る手法として、NPS(ネット・プロモーター・スコア ※1)を行ったところ、結果は「-14.0ポイント」でした。
 一方で、京都市が行った「観光客の動向等に係る調査(2022年)」を参考に、京都観光客のNPSを算出すると「+32.1ポイント」であり、“観光地としての京都”に対するロイヤリティは、観光客よりも地元住民の方が低い傾向が見て取れます(※2)。



 また、京都で暮らすことへの満足度と観光客の歓迎是非についてクロス集計をしてみると、暮らしへの満足度が高い人ほど観光客を歓迎し、不満を抱えている人ほど観光客を歓迎していないことが分かりました。地元住民にとって、観光客が生活の満足度にも影響している可能性を示唆することができます。



(※1)顧客ロイヤリティを測るための指標
(※2)京都市産業観光局「観光客の動向等に係る調査 令和4(2022)年」
P32紹介意向(日本人)より、7(大変そう思う)を推奨者、1~5(まったくそう思わない~ややそう思う)を批判者として算出


観光地の地元住民が感じている、交通機関への課題


 京都市民への調査で、京都への観光客が増えることを「歓迎しない」と回答した理由として、最も多かったものは「道路や公共交通機関が混雑するから」で、85.5%でした。更に、観光客の回復に伴い、各交通手段で混雑を感じるかどうかを聞いてみると、バス、電車、タクシー、自動車ではいずれも8割以上が混雑を感じていると回答しています。特にバスでは、「とても混雑している」が59.2%と半数以上を占めており、移動手段の深刻な現状が分かります。




交通混雑に対する、観光地の地元住民のネガティブな意見が顕著に


 観光地での交通混雑等の問題についてのフリーアンサーを、テキストマイニング(※3)で集計したところ、以下のような結果となりました。
 「住みづらい」「乗りにくい」「混む」というネガティブなキーワードが多くあり、また「住民」「地元住民」など京都市民の主語も目立ちます。京都市民が、観光客へ交通に関してネガティブなイメージを抱いていることが推察できます。一方で、「増やす」「つくる」などの改善に繋がるキーワードも見えることから、観光客と地元民の双方が、快適に移動ができる方法を模索していきたい考えも垣間見えます。



(※3)文章を対象として、AI等を利用した関連性や傾向を見出す分析方法


【アンケート調査概要】
調査名称:観光地における交通に関するアンケート
調査期間:2024年1月19日~1月25日
調査対象:京都市在住の20歳~69歳の男女
調査数 :400名
調査方法:Webアンケート


観光号2.では、独自調査で見えた観光客の実態と、HMSが提供する観光業界への価値についてお伝えいたします。


「HMS モビリティジャーナル」について


総合モビリティサービス企業であるHMSが、モビリティサービスのリーディングカンパニーとして、多種多様な業界×モビリティの切り口で、さまざまな情報発信や問題提起を行っていくニュースレターです。

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また、ホンダモビリティソリューションズ 公式サイトでも掲載をしております。
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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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