ブリヂストン、タイヤの空気圧と温度を遠隔モニタリングするツールを活用した新サービス「リアルタイムモニタリング」の提供を開始

タイヤの内圧を遠隔モニタリングするデジタルソリューションツール「Tirematics」

「Tirematics」は、クラウドを通じてトラック・バス事業者とタイヤの内圧情報を共有するモニタリングツールです。あらかじめホイールにセットされたタイヤ空気圧モニタリングシステム（内圧警報装置）が、タイヤの空気圧と温度の情報を定期的に計測し、異常があれば運行管理者等へアラートメールを届けるなど遠隔モニタリングできる仕組みとなっています。

2020年12月から日本国内の輸送事業者向けに「Tirematics」を活用して、タイヤの空気圧を定期的に計測・モニタリングするソリューションサービス「ヤードモニタリング」もブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社は提供しています。

リアルタイムでタイヤの状態を遠隔モニタリングすることができる「リアルタイムモニタリング」

今回、新たに提供を開始するソリューションサービス「リアルタイムモニタリング」では、ブリヂストンのタイヤ情報管理ツール「Toolbox（ツールボックス）」にて、リアルタイムでタイヤの状態を遠隔モニタリングすることが可能になります。

リアルタイムモニタリングでも「Tirematics」を活用。タイヤ空気圧モニタリングシステムで計測したタイヤの空気圧と温度の情報を通信型デジタルタコグラフのネットワークを介して、サーバーに送信することができます。

「リアルタイムモニタリング」のメリット

タイヤの空気圧と温度をリアルタイムにモニタリングすることで、日々のタイヤ点検の精度が向上するなどタイヤ起因の運行トラブルの未然防止につながります。

また、走行中にタイヤの空気圧や温度に異常が検知された際には、車両管理者・運行管理者などにメールやデジタルタコグラフの運行管理システムでアラート通知するとともに、デジタルタコグラフからドライバーにも直接通知。

遠隔でタイヤの状態とデジタルタコグラフを通じた車両位置情報が確認できることで、日本全国に900以上の拠点を持つ「ブリヂストンサービスネットワーク（BSN）」を活用した迅速なメンテナンスサービスが利用可能。

さらに、タイヤの空気圧を適正に管理することで、タイヤの空気圧不足による車両燃費の悪化を防いでくれるので、車両走行中のCO2排出量削減などの環境負荷にも低減してくれます。