アウディ 新型RS 7 スポーツバックが登場

アウディ フランクフルトモーターショーでニューモデルを発表

アウディ Sport GmbHは、2019年9月12日~同年9月23日(日本時間)にドイツで開催される「フランクフルトモーターショー2019」で、ワイドボディを備えた5シーターモデル「新型RS 7 スポーツバック」を初公開する。

新型RS 7 スポーツバックにはマイルドハイブリッドシステムが搭載され、パフォーマンスと効率がさらに改善される。

なおドイツおよびその他のヨーロッパ諸国では2019年末より発売予定だが、日本での発売については未発表である。

>>カッコよすぎる!? 600馬力の新型RS 7 スポーツバックの内外装を画像で見る(12枚)

新型RS 7 スポーツバックの主な特長

スポーティな外観

新型RS 7 スポーツバックは、低く構えたデザイン、大きく張り出したホイールアーチなどスポーティさが際立つ外観となっている。ボディを共有するA7 スポーツバックと比べ、全幅、全長とも拡大されており、立体的なハニカム構造のラジエーターグリルなどRS専用のエクステリアデザインによってグランドツアラーとしての個性を表現している。

またリアビューは、カーブを描くリアエンドのトレーリングエッジと左右のリアライトを接続するライトストリップが大きな特徴で、速度が100km/hを超えるとテールゲートからスポイラーが展開する。

さらにクロームカラーの大径楕円テールパイプは、リアディフューザーとグロスブラックのデザインエレメントとともに、RS専用バンパーの左右に配置されている。

なおボディカラーはナルドグレー、クリスタルエフェクトのセブリングブラックに加え、5種類のマットエフェクト仕上げを含む13種類が標準で用意されている。

上質なインテリア

新型RS 7 スポーツバックの内装は、新装備として3人掛けのリアシートが用意され、スポーティな2人掛けのリアシートとあわせて選択可能となった。

またRSスポーツシートの張地は、ランバス(菱形)パターンのブラックパールナッパレザーが標準となり、RSエンボス加工が施されている。レッドまたはグレーを基調とする2種類のRSデザインパッケージでは、インテリアにカラフルなカラーが採用され、アルカンターラを使用したステアリングホイールリム、シフトレバーゲートル、ニーパッドには、コントラストステッチが施される。

さらに上部に設置されたMMIタッチレスポンスのディスプレイは、ブラックパネルのダッシュボードに組み込まれ、ディスプレイをオフにするとパネルに溶け込んでほとんど見えなくなる。ドライバーは上部RSモニターディスプレイを使用して、駆動システムコンポーネントの温度、最大Gフォース、タイヤ空気圧や温度などの情報を呼び出すことが可能となった。

なおラゲージコンパートメント容量は535Lで、リアシートの背もたれを折りたたむと容量は1390Lまで拡大。テールゲートは電動開閉式で、オプションのコンビニエンスキーを選択すると、足の動き(キックアクション)でテールゲートを操作することができる。

パワートレイン

最高出力と最大トルク

新型RS 7 スポーツバックに搭載される4.0 TFSIは、441kW(600PS)の最高出力を発生する。800Nmの最大トルクは2050~4500rpmの幅広い回転域で発生し、0~100km/h加速は、わずか3.6秒である。最高速度は電子的に250km/hに制限されている。これは、ダイナミックパッケージでは280km/hに、ダイナミックプラスパッケージでは305km/hに変更される。

マイルドハイブリッドシステム(MHEV)

4.0 TFSIは、48Vの主電源システムを備えたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)により、最大のパフォーマンスと高い効率を兼ね備えている。ベルト駆動式オルタネータースターターは、減速時に最大12kWの電力を回生し、リチウムイオンバッテリーに供給する。

またMHEVテクノロジーにより、22km/h未満の速度でアイドリングストップ機能を作動させることが可能となった。停止後に前方車両が動き始めると、たとえブレーキペダルを踏んでいてもエンジンが始動する。

さらにMHEVテクノロジーを使用することにより、100km走行あたり燃料消費量を最大0.8リットル削減することができる。

運転支援システム

新型RS 7 スポーツバックには、広範囲なコンビニエンス機能、コネクテッド機能、ドライバーアシスタンス機能が用意されている。アダプティブクルーズアシスト、交差点アシスト、車線変更警告、縁石警告、360°カメラなど、30以上のアシスタンスシステムが利用可能である。

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