BMW、炭素製品メーカーのSGLグループと合弁会社設立を発表

BMWは、車体の原料となる、炭素繊維と炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の生産にあたり、ドイツの炭素製品メーカー「SGLグループ」と合弁会社を設立することを発表した。双方は10月29日、初期投資として総額9,000万ユーロを出資する合意に至った。

両企業間の合弁事業は2つの新会社をベースに運営される。一方は北米のSGLオートモーティブ・カーボン・ファイバー(Automotive Carbon Fibers)社、もう一方はドイツのSGLオートモーティブ・ファイバーズ(Automotive Fibers)社。出資額については、BMWグループが49%、SGLグループが51%の割合で負担する。新設された2つの会社の運営について、両グループは、共同親会社となる。企業内の決議は双方の合意に基く。今回の合弁会社の設立は、北米とドイツにおいて180名分の雇用を創出する。

合弁企業の内容の詳細は、部品の購入段階からリサイクルにいたるまで、すべてのバリュー・チェーンに反映される。資源保護が可能となるCFRPの製造は、当社にとって、優先順位の高い事項である。炭素繊維を製造する上で必要とされるエネルギーは、環境に配慮した、水力発電で供給される。このような高い環境性能は、北米において炭素繊維の製造所を操業する際に要求される前提条件のひとつ。原材料は第2の場所であるドイツで、炭素繊維に加工される。この耐久性のある軽量素材は、BMWグループ内の工場において、パーツやコンポーネントなどの部品に製造加工される。

軽量化設計はここ数十年間、BMWグループが尽力している分野のひとつである。軽量化は燃費の改善につながる大きな要因。最先端技術である炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の採用は、長年培ってきた技術をさらに推し進めることができる。CFRPはモータースポーツ車両だけではなく、BMW M6やM3クーペのルーフなど、量販車にも使用される。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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