人気の日産 新型セレナ、便利機能の使い勝手はどうなのか?いろいろ試してみた
人気のミニバン 日産 新型セレナの使い勝手を調査
2016年8月にフルモデルチェンジした日産 セレナは、発売後1カ月の受注台数が2万台を超えたという、今話題のミニバンです。
トヨタはノア/ヴォクシー/エスクァイア、ホンダはステップワゴンとMサイズのミニバンを取り揃え、今や20代から30代のファミリー層にはかかせないジャンルになっています。
家族とのお出かけに活躍するミニバンは女性が運転する機会が多いはず。
新型セレナには子育てママにうれしい機能がいろいろ装備されているのですが、使い勝手はどうなの!?
ということで、オートックワン編集部のママさん部員がいろいろ試してみました。
雨の日に活躍しそう!ハンズフリーオートスライドドア
クルマに触れずにスライドドアが開閉できる「ハンズフリースライドドア」。リモコンキーを携帯してスライドドアの下に足先を差し込むと、センサーが反応して自動でスライドドアが開閉するというものです。
子供を抱いている時や荷物で両手がふさがっている時でもスマートにスライドドアを開閉でき、雨の日に傘を差しながらクルマに乗り込むというシーンでも活躍してくれそう。
足先を差し込むだけなので、例えばネコがクルマの下を通過したらどうなる?という心配もあると思うのですが、ご安心を。
足の甲とスネの2か所のセンサーで検知するので、ネコが通ってもドアが開いてしまうということはないようです。
また、リモコンキーを持っている側のドアが開閉するので、反対側のスライドドアで他の人が足を差し込んでもそちらのドアが開くことはありません。
と、便利なハンズフリースライドドアですが、実際に足を入れてからドアが開くまでに少しタイムラグがあるのは要注意。
また、センサーが反応する範囲が少々狭いようで、足を入れてもドアが開閉しないこともしばしば。。。慣れるまでは少しコツが要りそうです。
テールゲートを全開にしなくても荷物を積み込めるデュアルバックドア
セレナは通常のテールゲートとガラスハッチの部分だけ開けられるデュアルバックドアが備わっています。日産ロゴマークの下部にボタンがあり、ここを押すとガラスハッチをあけることができます。
日産の開発担当者曰く、「色々な駐車場に実際にクルマをとめてみて、車両後方のスペースを測ってみた」とのこと。50cmほどのスペースがあれば開閉できるよう、計算しつくされた絶妙なサイズなのです。
大きなテールゲートを全開にしなくても荷物を積み込むことができ、さらにガラスハッチだけなので閉めるときもそれほど力が要らないのもうれしいポイント。
しいていえば、ガラスハッチの開口部が少々高いのが気になるところ。開口部まで荷物を持ち上げて、ラゲッジの床に置くのに体を入れ込まないといけないので、あまり大きな荷物を積み下ろしするのには向いていないです。
ですが、毎回大きなテールゲートを開け閉めしなくても良いという点は評価できると思います。
ホンダはステップワゴンにわくわくゲートという横開きのドアを付けていますが、これもテールゲートを全部開けなくても荷物の積み下ろしができるというのがウリ。
各社の考え方の違いがテールゲートに表現されているのが面白いですね。
話題の自動運転プロパイロットの使い勝手は?
さて、新型セレナの購入者の約7割が装着するという人気装備が自動運転技術「プロパイロット」。このプロパイロットの使い勝手も気になるところです。
ステアリングのプロパイロットボタンを押すと、先行車への追従走行が始まります。
初めは本当について行ってくれるのかちょっと怖いのですが、慣れれば大丈夫。アクセル・ブレーキの操作をしなくても、先行車の速度に合わせて加速したり減速したりするのはちょっと感動モノです。
高速道路が大渋滞した時などはとても重宝しそう!7割の人が選んでいるというのも納得です。
プロパイロットでの自動運転は、加減速の感覚が自分で運転する場合と違うので、気になる方は実際に試してみることをお勧めします。
この記事にコメントする