トヨタレーシング、「WEC第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間」で3位表彰台

トヨタレーシング、ドライバーズ選手権では首位の座を守る

20140922 WEC第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間
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トヨタレーシングは「FIA世界耐久選手権第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レース」に2台のTS040 HYBRIDで出場し、急変する天候によりドラマティックながら厳しい戦いとなったレースで3位表彰台を獲得した。

レース序盤、サーキットは突然の豪雨に見舞われ、波乱のレースとなった。この豪雨でアンソニー・デビッドソンとニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミのTS040 HYBRID #8は4位へと後退したが、諦めることなく追い上げを続け、3位でフィニッシュ。ドライバーズ選手権では11ポイント差で首位の座を守った。

アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共に、マイク・コンウェイがトヨタ・レーシングでのデビューレースを戦ったTS040 HYBRID #7は6位。この結果、前半戦を終えたシリーズのマニュファクチャラーズ選手権では、トヨタ・レーシングはアウディに18ポイント差の2位につけることとなった。

激しい雷雨によりコースオフするマシンが続出

20140922 WEC第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間
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レースは、1000馬力を四輪駆動で発揮するTS040 HYBRIDがその速さを存分に示し、ポールポジションからスタートの#8ブエミが首位を独走。5番手スタートの#7ブルツ1周目で2位に浮上した。

1時間弱が経過したところで2台のTS040 HYBRIDはピットへ向かい、#7はコンウェイへ、#8はラピエールへとドライバー交代するが、その後まもなく、サーキットは激しい雷雨に見舞われ、順位は大きく入れ替わることとなった。走行不可能なほどの難コンディション下で、2台のTS040 HYBRIDは共にアクアプレーニング現象に見舞われコースオフし#8はグラベルに捕まり脱出出来なくなってしまった。

他にも数台が同様の状態となり、レースは安全のために赤旗が振られ中断となった。中断の間もレースをカウントする時間は進んでいき、約1時間の中断の後、セーフティカー先導でレースは再開。大波乱の赤旗中断を経て、ラピエールがドライブする#8は4位、コンウェイの#7は7位で、共に周回遅れとして再スタートを切った。

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日が沈み、闇がコースを包む中、4位に後退したラピエールはハイブリッド・インターミディエイト・タイヤに交換し、追撃を開始。一方#7のコンウェイもまだ濡れた路面でプッシュを続けた。

次のピットタイミングでは、#8はデビッドソン、#7はサラザンへと交代し、タイヤをスリックへとチェンジ。4位を走行していた#8は、表彰台を目指し前走車との差を詰めていき、ピットインのタイミングの違いで順位が入れ替わる中、#8の最後のスティントを担当したブエミは、表彰台フィニッシュを確実なものとするために、決勝レース全車中のファステストラップをマークするハイペースで周回を重ね、3位でフィニッシュ。ブルツの#7は6位でチェッカーを受けた。

トヨタ・レーシングはホームレースで再び勝利を獲得すべく、10月12日(日)に日本で開催される富士6時間レースで3年連続の勝利を目指す。

20140922 WEC第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間
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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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