CXシリーズとはまったく別モノ! MX-30は超こだわりデザインを採用した力作だった(1/2)
- 筆者: 竹花 寿実
- カメラマン:小林 岳夫
魂動デザインを採用した昨今のCX-5やCX-30などのモデルとは全く異なるテイストで登場した新型MX-30。注目は久々に装着された観音開きドアや先進性バツグンのインテリアなど、とにかく242万円とは思えないほどのデキなのだ。今回は挑戦的なデザインで登場したMX-30の内外装デザインを徹底解説する!
CX-30とは全く別モノ!
コンパクトなクーペSUVであるマツダ MX-30は、MAZDA3やCX-30と同様に、最新のプラットフォームであるスカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャー(SKYACTIV-VEHICLE ARCHTECTURE)を用いて開発されているが、CX-30の派生モデルではない。むしろ開発はMX-30の方が先にスタートしており、見ての通りボディ構造自体もかなり異なっている。
とはいえ全長4395×全幅1795×全高1550mmのボディは、CX-30よりルーフが10mm高いだけで、2655mmのホイールベースもCX-30とまったく同じ。
フロントがマクファーソンストラット、リヤがトーションビームのサスペンション形式もCX-30と共通で、メカニズム的にはCX-30と多くを共用しているコトがわかる。
新しい価値がテーマ! 既存モデルと最大の差はコンセプトだ
MX-30がCX-30と大きく異なるのはコンセプトだ。MX-30の主査である竹内 都美子氏が強調するのは「わたしらしく生きる」という言葉。既存の価値観や常識、世の中に溢れる情報に囚われず、自分の物差しで自分の生活に合ったモノやコトを選び、明るく前向きに過ごす生き方をする人のためのクルマなのである。その想いは、「Human Modern」をコンセプトにしたデザインに強く表れている。
MX-30のエクステリア・デザインは、一見してマツダ車と判るが、MAZDA3からスタートした「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」フェーズ2の、躍動感に溢れた造形とは一線を画している。いや、キャラクターラインなどを極限まで排除した造形は、確かにMX-30も魂動デザインではあるのだが、その方向性がこれまでとは大きく異なっているのだ。
チーフデザイナーの松田 陽一氏によれば、MX-30では魂動デザインの表現に広がりを持たせるコトにチャレンジしたという。
これから始まろうとしている価値観の変化や、新しい生き方に寄り添った表現の方向性を模索した結果「要素をそぎ落とすことの美しさ」を、純粋にカタマリが印象に残るという一点にフォーカスし、自然な余白のあるシンプルさを持つ「記憶に残る強く美しい塊」を実現したのである。
ある意味、既存モデルのどれよりもコンセプチュアルで、「Car as Art」という魂動デザインのテーマに忠実なデザインと言えるかもしれない。
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