レクサスES最新情報!日本導入間近?の新型セダンの価格や販売開始時期、燃費を徹底予想

レクサス ESは日本導入間近!?価格や販売時期を予想する

レクサス 新型ESのデビューが近づいてきたようだ。

次回登場するレクサス ESは、初代から数えて7代目にあたる。初代の登場以来、2代目以降は日本国内ではトヨタ ウィンダムとして販売され、4代目まで販売が継続。その後、国内市場からは一度撤退し、レクサス ESの名前は海外でだけ使われていた。すなわち久しぶりに日本市場へ回帰するわけだ。

すでに2018年4月の北京モーターショーでその全体像が公開され、その後、2018年6月にはアメリカで試乗会も行われている。もちろん市販化に向けてまだ細かいデザイン・仕様の変更はあるだろうが、かなり市販化に近い姿がすでに顕になっているのは興味深い。

今回は、この新型レクサス ESの詳細をこれまでの情報と合わせてお届けしたい。

■【関連記事】レクサス ES海外試乗レポート

■【画像】レクサス ESのデザインを詳しくチェック!

レクサス ES、注目の販売価格は500~700万円前後!?

レクサス ESはレクサスブランドのラインナップにおいて、ISとGSの間に位置するモデルとなる。

ライバルとなる車種は欧州御三家の主力セダンであるBMW 3シリーズ、メルセデス・ベンツ Cクラス、アウディ A4だろう。車両価格は同ブランド内の上下関係、ライバル車種の価格から、500~700万円程度と予想する。

メーカー車種価格

レクサス

IS

470~638.5万円

レクサス

ES

500~700万円?

レクサス

GS

577~764.8万円

メルセデス・ベンツ

Cクラス

441~726万円

BMW

3シリーズ

431~850万円

アウディ

A4

447~679万円

レクサス ESは2018年内に日本国内で販売開始か

またすでにアメリカで試乗できるプロトタイプが用意されていることを考えると、アメリカでの先行発表があるとしても、日本国内での販売開始は2018年度内というのが妥当な線ではないだろうか。早ければ2018年秋~2019年春程度になると予想する。

米国のレクサス公式サイトはまだ6代目(現行)ESの情報が掲示されているが、これも近いタイミングで差し替わる可能性がある。

レクサス ESのパワートレイン&燃費

レクサス ES300hのパワートレインは2.5リッターガソリンエンジン×ハイブリッド

続いて注目のパワートレインを見てみよう。ES 300hと呼ばれるグレードに採用されるのは、2.5リッター直列4気筒“ダイナミックフォースエンジン”にリチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッド(THSII:Toyota Hybrid SystemII)。現行販売されるトヨタ カムリと共通の構成となる。

このダイナミックフォースエンジンは高圧縮比・ロングストローク化により高い燃焼効率、優れたレスポンスと環境性能を同時に叶えるというトヨタの最新エンジン。これによりJC08モード燃費も、トヨタ カムリと同水準の28km/L前後に収まるものと期待できる。

現在の情報では、日本仕様のレクサス ESはこのES 300hのみとなる模様だ。

レクサス ES 3.5リッターV6モデルは日本市場に投入される?注目のFスポーツは!?

一方で気になるのが、北米市場に投入されるという3.5リッターV6ガソリンエンジン。すでにアメリカでの試乗会で山本シンヤ氏が試乗、その走りの良さ、そして明確に走りの良さを打ち出したキャラクターを絶賛しており、日本市場への追加投入も期待したいところだ。

試乗レポートで山本シンヤ氏が述べているように、レクサス各車にラインナップされているハイパフォーマンスグレードの“Fスポーツ”として設定するのは1つの方法かもしれない。

ちなみにこれまで海外で販売されていた歴代レクサス ESにはFスポーツは設定されておらず、今回の7代目での設定がレクサス ES史上初となる。

レクサス ESのボディサイズ&プラットフォーム

レクサス ESのボディサイズはすでに公表されており、全長×全幅×全幅=4975mm×1865mm×1445mm、ホイールベースは2870mmとなっている。参考までに現行型のメルセデス・ベンツ Cクラスと比較してみると、全長で+285mm、全幅で+55mmとかなり大きくなっている。今回比較しているライバル車の中では全長・全幅ともに最大だ。それどころか、サイズの上では1クラス上のレクサス GSを超えているほど。それだけ堂々としたプロポーションに生まれ変わっているといえる。

実際写真を見ても、その伸びやかなボンネットやフェンダーの張りは、優雅で躍動的な印象を与えるものに仕上がっている。

メーカー車種全長全幅全高

レクサス

IS

4680mm

1810mm

1430mm

レクサス

ES

4975mm

1865mm

1445mm

レクサス

GS

4880mm

1840mm

1455mm

メルセデス・ベンツ

Cクラス

4690mm

1810mm

1435mm

BMW

3シリーズ

4645mm

1800mm

1440mm

アウディ

A4

4735mm

1840mm

1430mm

プラットフォームには高剛性・低重心を両立するGA-Kを採用、駆動方式はFF

レクサス ESのプラットフォームには高剛性・低重心を両立するGA-Kが採用される。ただしこれに加え、専用のボディ構造やレーザースクリューウェルディング、構造用接着剤、軽量化素材といった新技術を積極的に採用することで、走りの上質感、剛性をより高次元にアップさせている。また足回りにはES初となるリア・ダブルウィッシュボーンサス、新開発となるスイングバルブショックアブソーバーも採用される。

また駆動方式もFFとなる。レクサス ISとGSがともにFRである中、その間を取り持つアッパーミドルクラスセダンがFFというのも興味深い点だ。

レクサス ESのデザインはどうなる?

レクサス ESの外装デザイン

外装デザインは堂々たるボディサイズと相まって、“一回り小さなLS”といった上質な印象を与える。

フロントフェイスは最新型のスピンドルグリルを起点に、LEDタイプのヘッドライトが眼力を印象づける。またワイド&ローなプロポーションが強調されているほか、堀の深いプレスラインも躍動的な印象を与える。L字型に輝くテールランプの意匠も、他のレクサス車と共通する部分だ。

レクサス ESの内装デザイン

内装では、インパネ中央の大きな面積を占めるワイドディスプレイが目を引く。またシフトノブ脇には、他のレクサス車にも採用されるリモートタッチのコントロールパネルが確認できる。

また内装で特徴的なのが、日本刀の仕上げ工程である“刃取”をデザインモチーフにしたアルミ製加飾パネル。これにより、エレガントなデザインの中にもワンポイントのアクセントを輝かせている。

レクサス ESのライバル車種一覧

メルセデス・ベンツ、BMW、アウディの御三家ブランドが立ちふさがる

レクサス ESのライバル車種として有力なのは、すでに触れている通り輸入御三家ブランドにあたるメルセデス・ベンツ Cクラス、BMW 3シリーズ、アウディ A4だろう。いずれもアッパーミドルクラスとして盤石な地位を築いているセダンで、日本でも多くのユーザーに受け入れられている。

また、それぞれの車種には確固たるセールスポイントが備わっているのも見逃せない。Cクラスにはメルセデス・ベンツの持つ高いブランド力と先進の安全性、3シリーズには“駆け抜ける歓び”という言葉が示す通りの走りへのこだわり、A4には同社こだわりの四輪駆動システム“Quattro”のもつ操縦安定性と、先進性あふれるデザイン、といった具合だ。

一方のレクサスも、トヨタがバックにあるが故の高い信頼性、徹底的なセールスマンの教育・サービスの向上による高い顧客満足度といった魅力を持つ。が、こと今回新たに日本市場に投入されるレクサス ESに関しては、並み居るライバルたちにどう立ち向かえるかが非常に興味深い。レクサス ESという車種自体は、日本のユーザーには決して馴染みの深いものではないからだ。写真をご覧いただければ分かる通り、ESのは他車にない流麗で力強いデザインがある。が、それがどこまで唯一無二の魅力として日本のユーザーに受け入れられるか、心して見守りたい。

レクサス ESってどんな車?

実はレクサス発足当初からあるが、2代目から海外専売モデルとなる

レクサス ESは、実はレクサス LSと並んで、1989年のレクサスブランド発足当初からあるモデルだ。ただしLSのようにマーケット的に大きな成功はせず、2代目以降は海外でのみレクサス ESとして、日本国内ではトヨタ ウィンダムとして販売が継続された。

今回登場するレクサス ESは7代目、真のグローバルモデルへ

その後、レクサス ESは海外で販売され続け、今回登場する7代目を迎えることとなる。この7代目は、それまでメインのマーケットとして見据えられていた北米、中国に加え、それまで投入されていなかった日本市場、欧州市場に投入されるということになる。これにより、真のグローバルモデルとなる予定だ。

ボディサイズも拡大し、ブランドの本拠地である日本国内で販売されることで、これまでとは一線を画する存在感を発揮するレクサス ES。日本での販売開始を心待ちにしたい。

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