燃費がさらに2割アップ!? エコな48Vハイブリッドをもっと生かすドラテクとは|ボルボ XC60 B5の燃費性能をガチで検証(3/3)
- 筆者: 増田 真吾
- カメラマン:MOTA編集部
「低燃費走行に挑戦!」僕らも燃費2割アップを目指す!
恥をしのんで・・・勝者に必殺技の数々を訊いてみた
とは言え、トイレ休憩後のミスに反省しつつ、いったいどんな方法を実践したのかを、恥をしのんでトップのチームにこっそり訊ねてみた。
すると「エアコンは完全OFF」「基本的にACCは使わない」「アクセルは常に一定」「ACCを作動させている時、前に車が入ってきそうな場合は先読みしてあらかじめACCの設定速度を落とし、無駄な加速をさせない」などなど、かなり気合の入った回答が返ってきた。そこまでやるかー。
流石に普段そこまではできないなぁと思いつつ、自由行動となる帰りは、MOTAチームも超低燃費走行に挑戦する(というか編集長命令が下った!)。
燃費向上テクを駆使し、帰路は驚きの燃費結果を達成できた!
いわき市周辺でXC60 B5の撮影を済ませた後、燃費計をふたたびリセット。曇り空で気温も下がっていく夕方ということもあり、エアコンはOFFでも問題はなさそう。走行モードは必ずECOモードを使用し、もちろん法定速度厳守。さらにACC+パイロット・アシストは使いつつも、周りの車に影響されないよう車間距離を広めにとって走るなど、さっき訊いた技を全て駆使して走ってみた。
その結果・・・帰路は何と19.7km/Lを記録!
福島・茨城から東京方面へ向かう常磐道は全体に下り坂が多いとは言え、夕刻の首都高速や都内の下道を走ったことを加味すれば、十分すぎる結果になったと自画自賛しておこう!
燃費2割アップを達成! でも、上には上がいたのだった・・・
ちなみに帰京後、ブービー賞だった某Motor MagazineチームのKさんに帰りの状況を聞いたところ、なんと20km/L超え!だったとか。ええっ! (やっぱり相当に悔しかった模様。わかります…)
彼らも同様にエコモード・ACC・エアコンオフで走っていたようだが、我々との違いは、下り坂ではいったんACCを切り、積極的にエココースト機能(コースティングモード)へ切り替わるようにして走っていたとのこと。
コースティングモードは高速道路などで定速運転をしている際に自動的に空走状態(惰性走行)とすることで、エンジンブレーキがかからず、燃料消費をアイドリング時と同等にすることができるモード。ACC使用時には作動せず、またブレーキやアクセルを踏んだりシフト操作などをすれば即座に切り替わる。
一見地味な機能だが、やはり長距離での高速走行時における累積の燃費効果は、MOTAチームとの結果の違いで実感出来る。ああ、忘れてた…無念!
ただ今回の試乗会では、燃費が不利と言われる大型SUVの輸入車で、しかも、一般ユーザーの使用条件に近い状態で16.2km/Lという結果を得られたことは、とても大きな収穫となった。これは言い訳でも負け惜しみでもなく、である。
[筆者:増田真吾/撮影:MOTA編集部]
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VOLVO XC60 B5 AWD Inscription 主要諸元(スペック)
■全長×全幅×全高:4690mm×1900mm×1660mm/ホイールベース:2865mm/車両重量:1890kg/乗車定員:5名/エンジン種類:直列4気筒 DOHC16V インタークーラー付ターボチャージャー ガソリン直噴エンジン+電気モーター/総排気量:1968cc/最高出力:250ps(184kW)/5400-5700rpm/最大トルク:35.7kg-m(350Nm)/1800-4800rpm/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/モーター最高出力:10kW/3000rpm/モーター最大トルク:40Nm/2250pm/電池種類:リチウムイオン電池/トランスミッション:8速AT ギアトロニック/WLTCモード燃費:11.5km/L(市街地モード:8.3km/L/郊外モード:11.9km/L/高速道路モード:13.5km/L)/タイヤサイズ:235/55R19/サスペンション形式:(前)ダブルウィッシュボーン式(後)マルチリンク式/車両本体価格:734万円(消費税込)
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