MAZDA3 2.0リッターガソリン 実燃費レポート|満を持して登場した新型の基幹となる2.0リッターガソリンモデル(3/6)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:佐藤 正巳・小林 岳夫・永田 恵一
MAZDA3 セダン 実燃費レポート|郊外路編
■MAZDA3 セダン 郊外路での実燃費:13.9km/L
市街地実燃費 | WLTC市街地モード | |
---|---|---|
MAZDA3 セダン | 13.9km/L | 16.0km/L(WLTC市街地モード) |
インプレッサ | 12.7km/L | 15.8km/L(JC08モード) |
MAZDA3の2リッターNAエンジン搭載を搭載する4ドアセダンの燃費は、郊外路で13.9km/Lという、オーソドックスなNAエンジンを搭載するミドルクラスとしては市街地同様に及第点以上の燃費を記録した。
郊外路編ではハンドリング、乗り心地の印象を中心にお伝えする。
マツダの進化を感じさせるハンドリング性能
まずハンドリングは、ドライバビリティ同様に全体的に自然で楽しく運転できるマツダ流だ。
ライントレース性(コーナーでの狙ったラインの走りやすさ)や、ハンドルを切った際のシャープさがさらに増したことで、マツダ流の良さにさらに磨きが掛かった。
これは新しいMAZDA3から、ハンドルを切った際にごく僅かにエンジンのスロットルバルブ(アクセルペダルの操作が反映されるパーツ)を戻す方向とし、車の挙動変化を抑えるGベクタリングコントロールに僅かなブレーキ制御も加わったGベクタリングコントロール+に進化したことも大きく寄与しているだろう。
リアサスがトーションビームというのが課題
乗り心地は路面が凹凸の小さなところでは申し分ないが、凹凸が大きい道路や、高速道路などにある道路のつなぎ目の形状によっては後輪からゴツゴツとした、リアサスペンションの追従の渋さ、硬さを感じるのは少し残念だった。
このあたりはMAZDA3ではリアサスペンションをシンプルなトーションビーム式にした点が影響していそうだ。ミドルクラス以上では、ダブルウィッシュボーンやマルチリンクといった部品点数が多く、一般的に高級に思われている独立懸架が、主流な中では珍しいことだ。
1.4リッターターボはマルチリンクで、1.2リッターターボはトーションビームとなるVW ゴルフ同様に、現時点ではやはりマルチリンクの方が1枚上手と感じる。始まったばかりの挑戦だけに、今後の熟成に期待したいところだ。
また6速ATも登場から時間は経っているが、シフトアップのスムーズさ、攻めたタイミングでもシフトダウンできる点など未だに古さはなく、ワインディングロードを走るとなかなか楽しめる。
またマツダのガソリン車にはスポーツモードが備わるが、スポーツモードにするとアクセル操作に対するレスポンスはシャープに、シフトアップのタイミングが遅め、低めのギアをキープするようになる。基本的にはノーマルモードでも走るのがいいだろう。
なお6速ATがトップギアの6速に入るタイミングはDレンジで時速60キロ、パドルシフトで時速55キロといったところだった。
>>MAZDA3 セダン 実燃費レポート|高速道路編[次ページへ続く]
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