MAZDA3 2.0リッターガソリン 実燃費レポート|満を持して登場した新型の基幹となる2.0リッターガソリンモデル(2/6)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:佐藤 正巳・小林 岳夫・永田 恵一
MAZDA3 セダン 実燃費レポート|市街地編
■MAZDA3 セダン 市街地での実燃費:11.2km/L
市街地実燃費 | WLTC市街地モード | |
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MAZDA3 セダン | 11.2km/L | 12.0km/L(WLTC市街地モード) |
インプレッサ | 10.9km/L | 15.8km/L(JC08モード) |
MAZDA3の2リッターNAエンジン搭載を搭載する4ドアセダンは、市街地で11.2km/Lという実燃費を記録した。この燃費は、暑い中でのエアコンによるアイドリングストップの効果がスポイルされていることを考えれば、及第点以上と言えるところだろう。
市街地編ではドライバビリティ(運転のしやすさ)、アイドリングストップを使った印象を中心にお伝えする。
ドライバビリティは安定の“マツダクオリティ”で好印象
まずドライバビリティは、ここ7年ほどのスカイアクティブ戦略以降に登場したマツダ車と同様に、アクセルを踏んだ直後から十分な低速トルクが発生し、かつ操作に対するアクセルや6速ATの連携もごく自然で運転しやすく、好印象だった。なお6速ATのシフトアップのポイントは普通に乗っていると2000回転あたりだった。
アイドリングストップは一工夫欲しいところ
アイドリングストップは、他のマツダ車同様に、停止後ブレーキペダルを踏み足すとアイドリングストップが始まるという、止まりそうで止まらない渋滞や一時停止などで不必要なアイドリングストップが起きないという意味で好ましいタイプだ。
エンジン再始動は素早く、セルモーターの音はミドルクラスとして及第点の音質、音量だった。アイドリングストップの頻度に関しては、ほとんどの停止場面で発動していたが、エアコンの影響もあってか、停止中にエンジンが再始動することが多かった。
アイドリングストップの時間延長のため、スズキのエコクールのようなエアコンの構成部品の1つであるエバポレーターに蓄冷剤を入れるといった工夫があってもいいようにも感じた。
そのほか気づいた点としては、MAZDA3はオーディオがオプションのBOSEではない標準のものでも最大音量の80%までであれば音質、音量を上げた際の迫力ともに素晴らしく、快適なドライブに貢献してくれることが挙げられる。
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