トヨタ 新型RAV4 ハイブリッドモデル 実燃費レポート|人気SUVの最上級グレードの実力を試す(4/6)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田 恵一・茂呂 幸正
新型RAV4 ハイブリッドモデル 実燃費レポート|高速道路編
■新型RAV4 2.5リッター ハイブリッド(4WD) 高速道路での実燃費:22.0km/L
高速道路 実燃費 | WLTC 郊外モード | |
---|---|---|
2.5リッター ハイブリッド 4WD | 22.0km/L | 20.7km/L |
2リッター ガソリン 4WD | 18.9km/L | 17.5km/L |
新型RAV4 ハイブリッドモデル 4WDは高速道路でもミドルSUVと考えれば望外と言える、22.0km/Lの燃費を記録した。ただ絶対的には申し分のない燃費ながら、2リッター ガソリンモデル 4WDとの差が意外に小さかったのも事実だ。2リッターガソリン4WDの燃費が良すぎるのも事実にせよ、やはり新型RAV4はハイブリッドの車重の重さや空気抵抗の大きさが、負荷の大きい高速道路のペースでは不利に働いたためだろうか。
これだけよくできた新型RAV4に対して贅沢な要望となるが、マツダとのアライアンスを生かし2.2リッター ディーゼルターボ搭載車があったら、新型RAV4は選択肢がさらに広がって、なお盤石のミドルSUVとなるのではないだろうか。
高速道路編では、動力性能とACC&操舵支援の印象を中心に報告する。
踏めばスポーツモデルのような加速を味わえる
新型RAV4 ハイブリッドモデル 4WDの動力性能は、フルパワーとなるシステム出力が222馬力あるだけに、アクセルを深く踏むとスポーツモデルのような加速を味わえる。
例えるなら先代ハリアーにあった3.3リッター V6 ハイブリッドモデルに近い感覚で、エンジンを小さくしながら同等の動力性能を持ち、燃費は大きく向上している点だ。ここ10年ほどのトヨタの2モーターハイブリッドの大きな進歩を実感した。
また新型RAV4 ハイブリッドモデル 4WDはエンジン、モーターともにいい意味での存在感、躍動感があり、エンジン音も力強さを感じるものだったことにも好感を持った。
なおテスト前にエコ/パワーを選べる走行モードも試してみたところ、エコモードではエアコンが控えめで、アクセル操作に対するレスポンスもマイルドだ。パワーモードはハンドルも重めで、アクセル操作に対するレスポンスはシャープというお決まりの変化があった。普段は不便なく、運転しやすいところもあるエコモードを選ぶといいだろう。
ガソリンモデルで気になった追従車が居なくなった際の速度調節は快適
運転支援システムに関しては、ACCは三段階から選べる車間距離は適切だった。加減速についても、2リッター ガソリンモデル 4WDで気になった、先行車がいなくなった際に設定速度への急激な加速をすることもなく、常時スムーズ。完成度は高い。
操舵支援についても、道幅の広い高速道路の直線であれば、かなり車線の中央をかなりキープしてくれ、首都高速の緩いコーナーにも対応しているなど作動は積極的だ。オンにしておけば、疲労の少ない快適な長距離ドライブが楽しめるに違いない。
>>新型RAV4 ハイブリッドモデル 実燃費レポート|総合実燃費編[次ページへ続く]
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