【クルマ用語解説】クルマの「バンパー」てどこの部分? 何の意味があるの?【初心者向け】

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クルマの部位を差すときに、なかなか名称が出てこないってことありませんか?

当記事では初心者の方へ向けて様々なクルマにまつわる用語を解説! 今回は「バンパー」の意味をご紹介。

※前回はピラーを紹介

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  1. バンパーは別のものに衝突したときの衝撃を和らげてくれるもの
  2. ダイハツ ハイゼットシリーズはコーナー部分のみの交換が可能
  3. 昔は金属製のしっかりしたバンパーが中心だった

バンパーは別のものに衝突したときの衝撃を和らげてくれるもの

自動車を構成するパーツの中で、よく耳にする「バンパー」というワード。これは“Bumper“という英語で、意味としては緩衝器や緩衝装置というのが直訳となります。

では、なんの衝撃を和らげてくれるのかと言うと、自動車が何らかの形で別のものに衝突したときの衝撃からなのです。

つまり、車体の前端と後端に備わっている部分のことをバンパーと呼ぶというワケです。

といっても、高い速度での衝突からドライバーや相手への衝撃を和らげてくれるというよりは、軽い接触からのダメージを和らげてくれるといったイメージで、最近の自動車であれば、柔らかく復元性のある樹脂でできているものがほとんどとなっています。

また、バンパーの内部には緩衝材が配置されていることも多く、車体本体へのダメージを和らげてくれる効果も併せ持っています。

とはいえ、バンパーが備わることで、ついうっかり車体の四隅をこすってしまったとしても、車両本体へのダメージは少なく、バンパーの補修だけで済むという点を考えれば非常にありがたい部分と言えます。

ダイハツ ハイゼットシリーズはコーナー部分のみの交換が可能

働くクルマの代表とも言えるダイハツ ハイゼットは、2017年11月のビッグマイナーチェンジで、フロントバンパーのコーナー部分を別パーツとし、万が一こすってしまったとしても、バンパー一体ではなく、コーナー部分のみの交換ができるようになっており、ユーザーフレンドリーなバンパー形状となりました。

昔は金属製のしっかりしたバンパーが中心だった

80年代に入るまでの車両に関しては金属製のしっかりしたバンパーが中心でしたが、その後樹脂製のものを経て、現在はボディデザインの一部としても重要な意味を持つ部分となりつつあります。

そのため、ドレスアップやチューニングの一環としてよりデザイン製を重視したものや、空力特性を考慮したものがアフターパーツとしても多くリリースされており、愛車の見た目を一変させるものとして人気となっています。

アメリカでは「5マイルバンパー」というものも存在した

余談ですが、アメリカでは70年代半ばから「5マイルバンパー」と呼ばれるバンパーの装着が義務化されている時期がありました。この5マイルとは距離ではなく、速度のことで、時速5マイル(およそ時速8キロ)程度の低速域での衝突であれば、バンパーが衝撃を吸収し、復元することを求めたもの。

これが義務化されたことで、同じ車種であってもアメリカ市場で販売されるモデルに関しては、その他の地域向けのモデルに比べて大型のバンパーが装着されていたり、似たデザインであってもより長さのある形状になっていたりしたのです。

[筆者:小鮒 康一]

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小鮒 康一
筆者小鮒 康一

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後に急転直下でフリーランスライターへ。国産旧車に造詣が深いが、実は現行車に関してもアンテナを張り続けている。また、過去に中古車販売店に勤務していた経験を活かし、中古車系の媒体でも活動中。最近では「モテない自動車マニア」の称号も獲得。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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