付けといてよかった~! もしもの時に役立つオプション5選

安心のオプションをご紹介

購入時にどのオプションを装着するか、悩みますよね? 納車後に「やっぱり付けておけばよかった~」なんてことも多々。今回は、災害時や事故を防ぐために「あったら安心」というオプションを渡辺陽一郎氏が伝授! これから契約書にサインをする"そこのあなた"ちょっと読んでみて。

ミニバンならパワースライドドアは必須(片側5~6万円)

最近のミニバンはジェイドとプリウスα以外、全車がスライドドアを装着する。スライドドアは、ドアパネルが外側へ張り出さず、狭い場所の乗り降りにも便利だ。その代わり手動式では体力を要するが。

子供を抱えている時などスイッチでスライドドアを開閉できれば、ヒンジドアに比べて使い勝手が大幅に向上する。そこで軽自動車も含めて、スライドドアではワンタッチで開閉するパワースライドアの人気が高い。

ミニバンの売れ筋グレードを見ると、左側に標準装着する車種は多いが、右側はオプションというクルマが目立つ。駐車場では左右両方を使うから、右側にもパワースライドアを装着したい。オプション装着した場合、価格の上昇は片側が5~6万円になる。左右ともにオプション設定の車種は10~12万円だ。

なおスライドドアでは子供の飛び出しに注意したい。ヒンジドアなら開いた時でも斜め前方が塞がれるが、スライド式は飛び出し事故を誘発しやすい。

またスライドドアは、前述のように開いてもドアパネルが外側へあまり張り出さない。そうなると路上に駐車するミニバンが右側のスライドドアが開いても、後方から走ってくる車両のドライバーは気付きにくい。この時に飛び出されると非常に危険だ。

従って子供を2列目シートに座らせた時は、勝手にスライドドアを開かせないように注意したい。特に簡単に開閉できる電動式を右側にも装着した時は、なおさら飛び出し事故を防ぐ注意が必要になる。

クルマの俯瞰映像で駐車もラクラク!?(3~5万円)

ミニバンは視線の位置が高いから、遠方は良く見えるが、ボディに近い部分の死角は大きい。そこで各種のモニターが必要になる。

例えばボディの左側は、車種によっては下側を映すサイドアンダーミラーを装着するが、依然として見えない部分が大きい。

そこで車庫入れや縦列駐車をする時はドライバーの視覚、ドアミラー、さらにモニターを使って車両の周囲を慎重に確認したい。

日産のインテリジェントアラウンドビューモニターは、各部のカメラ映像を、車両を上空から見たように合成してモニター画面に表示する。そしてモニター画面の視野に歩行者などが入った時は、警報も発するのだ。この移動物検知機能も備えることで、安全性をさらに高めた。

なお、こういった車両の周囲が見えるモニターのオプション価格は3~5万円だ。機能を考えれば割安だから、積極的に装着したい。

センサーで死角をカバー(2~3万円)

縦列駐車などをする時、視線の高いミニバンからは、後方に駐車した車両が見えにくい。この時に安心感を高めるのが、音波センサーを使ったクリアランスソナーだ。前方も含めて、障害物に接近すると、警報音などで知らせてくれるというモノ。

今はこの機能にエンジン出力やブレーキ制御を組み合わせて、ペダルの踏み間違いによる誤発進を防ぐ車種も増えた。音波センサーが対象物を捉えている時に、そこに向けてアクセルペダルを素早く深く踏むと、誤発進と判断するわけだ。

価格は2~3万円に収まる。ボディの周囲を見せるモニターと併用すると、安全性をさらに高められる。

後ろの席だって涼しくて快適♪(4~5万円)

車内の広いミニバンでは、2/3列目シートの空調も大切だ。そこでリヤクーラーを標準装着する車種が増えたが、トヨタ ノア・ヴォクシーなどのようにオプションでリヤオートエアコンを選べる場合もある。

リヤクーラーは文字通り後席を冷やす機能だが、リヤオートエアコンは設定温度に応じて暖房機能もあり、梅雨の時期などに嬉しい除湿もできるのだ。ほかの装備とセットオプションになることもあるが、単品価格は4~5万円だ。多人数で乗車して、長距離を移動する機会の多いユーザーには装着するメリットの多いうえ、割安な装備になっている。

自分のクルマで電気供給?(4~6万円)

ハイブリッドには、AC100V/1500Wの電源コンセントをオプション設定した車種も多い。家庭用と同じ100Vの電源コンセントが車内にも備わり、さまざまな電気製品を使用できる。

1500Wだから、ホットプレートや電子レンジなどを使うことも可能だ。キャンプに出かけた時などに加えて、災害時にも役立つ。

日頃からなるべく満タンにすることを心掛ければライフラインの復旧まで、数日間にわたる電力供給も可能だ。1500Wの電力供給は、純粋な内燃機関車では得られないハイブリッドや電気自動車の特徴だから、積極的に装着したい。オプション価格は4~6万円で、三菱 アウトランダーPHEVなどのように標準装着となっている車種も。

なおミニバンであればシートをフラットに変更できるため、足を伸ばし、体を真っ直ぐな姿勢にして休める。エコノミークラス症侯群(肺血栓塞栓症)に陥るのを、ある程度は防げる。

番外編|安くて便利なディーラーオプション3選

先に挙げた装備はいずれもメーカーオプションだが、販売店や物流センターで取り付けるディーラーオプションにも、魅力的な装備がある。

まずミニバンの広い車内を生かして、宿泊したり着替えをする時には、カーテン(5~7万円)を装着すると便利だ。車内が個室のようになり、キャンピングカー風にも使える。

屋外で遊んだ後に、車内に気兼ねなく遊びのグッズを積みたい時は、溌水処理の施されたシートカバーや防水マット(1万5000~2万円)があると良い。このほか自転車を固定できるサイクルホルダー(4~5万円)なども用意されている。

ミニバンを購入する時は、ディーラーオプション専用のカタログも入手して、自分の使い方に適したパーツを探したい。メーカーのウェブサイトでも閲覧できる。

【筆者:渡辺 陽一郎】

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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