スバル 新型フォレスター 2.5リッター実燃費レポート|排気量アップはどう影響するか!?気になる燃費を徹底検証(5/5)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:茂呂 幸正
スバル 新型フォレスター 2.5リッターNA 実燃費レポート|総合実燃費編
スバル 新型フォレスター 2.5リッター NA 実燃費レポート|結果まとめ | ||
---|---|---|
グレード | X-BREAK | |
実燃費 | WLTCモード(参考) | |
平均 | 14.7km/L | 13.2km/L |
市街地 | 11.5km/L | 9.6km/L |
郊外路 | 15.0km/L | 14.6km/L |
高速道路 | 18.1km/L | 16.4km/L |
今回の新型フォレスター燃費テストは、街乗り・郊外路・高速道路と合わせて161.0kmを走った結果、総合実燃費は14.7km/Lを記録。カタログ燃費の13.2km/L(WLTCモード)を超える結果となり、排気量の小さかった先代モデルの燃費テスト時の数値も超える結果となった。
これは排気量が500cc増えたことで実用域でのトルクがアップし、結果的にアクセルを多く踏み込む必要がなくなったことが影響しているのだろう。
とはいえ、エントリーモデルで40万円近くアップしてしまった価格は手放しで歓迎できないところ。
確かに内装の質感も大きくアップしているし、走りの実力もより上のステージに到達しているが、前述したアイドリングストップからの復帰の振動や、駆動系からのショックを感じるシーンもあり、もう少し磨き上げる必要があると思う部分も正直存在している。
しかし、年次改良でそういった部分をどんどんブラッシュアップしてくるスバルなら、きっとB型フォレスターでは、それらのマイナスポイントに改良が入っていることを期待したい。
[TEXT:小鮒康一/PHOTO:茂呂幸正・小鮒康一]
燃費テストコース概要
試乗ルート「高速道路」
首都高速芝公園出入口から湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから最近開通した圏央道の茂原長南インターに向かうというルート(今回はうっかり横浜・大黒を経由してアクアラインへ向かった)。
道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約80km。
試乗ルート「郊外路」
茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。
道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。
試乗ルート3「市街地・街乗り」
千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、オートックワン編集部に戻るルート。スムーズに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。 平均時速は15~18km/h程度で、イメージとしては混んだ東京都内の道に近い。道のりは約55km。
スバル 新型フォレスターの主要スペック
スバル 新型フォレスターの主要スペック | |
---|---|
グレード | X-BREAK |
JC08モード燃費 | 14.4Km/L |
WLTCモード総合燃費 | 13.2km/L |
WLTC市街地モード | 9.6km/L |
WLTC郊外モード | 14.6km/L |
WLTC高速道路モード燃費 | 14.4km/L |
全長 | 4625mm |
全幅(車幅) | 1815mm |
全高(車高) | 1730mm |
ホイールベース | 2670mm |
乗車定員 | 5人 |
車両重量(車重) | 1530kg |
エンジン | 水平対向4気筒 直噴DOHC |
排気量 | 2498cc |
最高出力 | 136kW (184PS)/5800rpm |
最大トルク | 239N・m (24.4Kgf・m)/4400rpm |
駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
トランスミッション | CVT(7速マニュアルモード付) |
燃料 | レギュラー |
価格(消費税込) | 291万6000円 |
この記事にコメントする