ダイハツ ムーヴ＆ムーヴカスタム燃費レポート｜NAとターボの実燃費を徹底比較！(4/5)
- 筆者： 永田 恵一
ムーヴ＆ムーヴカスタム実燃費レポート｜郊外編
ダイハツ ムーヴ 郊外での実燃費：23.3km/L
ダイハツ ムーヴカスタム 郊外での実燃費：21.4km/L
郊外路編での燃費は、NAエンジンを搭載するムーヴが23.3km/L、ターボエンジンを搭載するムーヴカスタムが21.4km/Lを記録した。
ムーヴのＮＡはマイルドハイブリッドを搭載するスズキワゴンRには見劣りするものの、軽ハイトワゴンとしては及第点以上。ターボエンジン搭載のムーヴカスタムも、動力性能の向上を考えれば十二分に納得できる燃費といえるだろう。
| 郊外路実燃費まとめ | ||
|---|---|---|
| 郊外路実燃費 | カタログ燃費 | |
ムーヴNA | 21.9km/L | 31.0km/L |
キャストスタイルNA | 20.6km/L | 30.0km/L |
ワゴンR NAマイルドハイブリッド | 25.0km/L | 33.4km/L |
デイズNA(2016年テスト) | 18.0km/L | 25.8km/L |
N WGN NA(初期型) | 23.6km/L | 29.2km/L(当時） |
ムーヴカスタムターボ | 20.3km/L | 27.4km/L |
ムーヴは標準仕様らしく、特に不満点のない乗り心地
郊外路編ではハンドリング、乗り心地に関してお伝えしよう。
NAエンジンを搭載するムーヴのハンドリングは、軽ハイトワゴンとして、特にいいところもないというごく普通で、選ぶ際に強いこだわりがない人であれば過不足なく満足できるだろう。
乗り心地は路面の凹凸が大きいところではショックを上手に吸収しておりまずまずと言えるのだが、高速道路のジョイントなどの大きさの凹凸だと体に感じる突き上げが強く、品質がドンドン上がっている軽ハイトワゴンの中では比較的悪い部類に感じた。
ムーヴカスタムは価格相応な乗り心地
ターボエンジンを搭載するムーヴカスタムのハンドリング、乗り心地も基本的にはムーヴと近い印象だが、やはり最上級グレードだけあって全体的なレベルアップを確認できた。
ハンドリングはごく普通という範囲だが、タイヤが標準のムーヴより太いことに加え、いい意味でハンドルが重く、手応えや落ち着きが増している。さらにカスタムということでサスペンションも硬めでロールも少なく、動力性能にも余裕があるので、アップダウンやコーナーが多いワインディングロードでも走りやすい。
乗り心地もムーヴに近い傾向ではあるが、価格が高い分重厚感のようなものが格段に増した硬めながら引き締まったもので、価格差相応の良化が感じられた。
この点を踏まえると、ムーヴを購入際に予算が工面できるならカスタムRS”ハイパーSA3”を勧めたいのは事実だ。ただ、そうなるとナビなどのオプションを付けていくと、あっという間に200万円を超えることになり、それも大いに考え物ではあるが、金銭感覚は個人差があるのでこの辺にしておこう。
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1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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