トヨタ マークX 500km実燃費レビュー【vol.5 400-500km】(1/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
後席は頭上空間とドアアームレストが気になる
足柄サービスエリアで、運転をYさんに代わってもらい、後席に座って居住性や快適性を試してみる。
足元のスペースは十分に確保されていて、脚を組むことができる。しかし、頭上スペースはギリギリだ。僕よりも座高がある人だったら、下半身を前方にズリ出した姿勢を取らなければ頭が天井に当たってしまうだろう。
足元こそ広いが、マークXの頭上空間には圧迫感がある。髪が天井に触れなくても、サイドウィンドウがすぐ横に迫っている。車内空間の後方四隅に押し込まれてしまったような圧迫感だ。
そして、足元は広くてもドアに設けられたアームレストに膝が当たるのが気になる。腿から膝を揃えて真っすぐ伸ばして座っている分には当たることはないが、現実には股を開いたり、両足を左右どちらかに曲げて座ることの方が多いだろう。
後席左側なら左足の膝が、右側なら右足の膝がちょうどアームレストに当たってしまう。短距離ならば我慢できるが、長距離ではストレスになる。
原因は、アームレストの位置が低過ぎることにある。もう少し高い位置に設ければ、その下に膝が収まるので、膝の自由度が増え、空間も活用できるはずだ。
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