マツダ 新型デミオディーゼル(6速MT)燃費レポート[エコラン・燃費アタック編]/永田恵一(4/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一
マツダ 新型デミオディーゼル(6速MT)燃費レポート[エコラン・燃費アタック編]/市街地編
市街地でのエコランも交通量が少なかったこともあり、方法は郊外路とほぼ同じです。市街地でのエコランのスタート時は695.5km走行、残り走行可能距離84kmと「何とか東京に帰れるか?」という状況でした。
スタートしてそれほど距離を走ってない段階で、デミオの瞬間燃費計は通常アクセル全閉で燃料カットになっている状態でも最高値の60km/Lにならない、停止中もアイドリングストップせず気にしていないとちょっと聞き取りにくい「グモモー」という音がするという変化が。
そう、またもDPFの再生です。「さっきやったばかり、160kmも走っていないのにまた?」とさすがにショックを受けます。
このことを、走り方も含めてCX-3の試乗会の際にマツダの開発陣に聞いてみると、
「あまり低い回転を使いすぎるとDPFにススが非常に溜まりやすいです」ということはレースの予選のようにかなり短いスパンのうちに一発だけでいいから燃費を出したいならともかく、低い回転の使い過ぎはDPFの再生が増えて結局燃費を損するということになります。
予想外のDPF再生が自分の作戦ミスなんて、抜けているところがある私らしいやら情けないやら。
DPFの再生で燃料を使ってしまうのはアイドリングで燃料を使ってしまうのと同じようにもったいないことですから、だったらあまりに低い回転は使わず、たまには(可能なら1日1回くらいは)エンジンを高回転まで回してDPFに溜まったススを飛ばしがてら爽快な加速を楽しんだ方が、総合的に見れば得と言えると思います。
また、マツダのディーゼル車のATのシフトアップのタイミングが遅いのも、エンジン回転数を比較的高く保ってDPFの蓄積を抑えるためという意味もあるのかもしれません。精神的にはヘコみましたが、いい発見でした。
その後、先ほどのDPFの再生のせいもあるのか約715km走行、残り走行可能距離41kmで燃料残量警告灯が点いたため、「ディーゼル車はガス欠をさせるとエア抜きなどが必要で大変」と聞くこともあり、無給油での帰京は諦め給油します。この時点での満タン法での燃費は24.9km/Lで、700km以上無給油で走れたことは素直に褒めてあげたいです。
DPF再生後は正直戦意喪失してしまったこともあり、市街地でのエコラン燃費は「17.4km/L」と、これまで約6,000kmデミオに乗ってきて「こんな燃費見たことない」というくらいに悲惨な結果でありました。こんな時に限って・・・という気持ちで一杯です。
ただ、一般道をかなり多く、自宅からの移動も含めれば1日で500km近く走っても、デミオがドライバーをそれほど疲れさせない車であることを確認できたのは大きな収穫でした。
マツダ デミオ XDツーリング (6速MT)の市街地でのエコラン燃費/17.4km/L
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。