【燃費】マツダ デミオ [ガソリン車・4代目] 燃費レポート/永田恵一(4/5)
- 筆者: 永田 恵一
マツダ デミオ [ガソリン車・4代目] 燃費レポート/市街地編
デミオの1.3リッターガソリン車を市街地で試乗して、印象に残ったことは、またしても「6速ATの完成度の高さ」であった。
6速ATのシフトスケジュールは、普通にアクセルを踏んでいれば2,000rpm強と標準的だ。しかし、ドライバーの意志で普通の加速中にアクセルを少しだけ戻す操作をするとDレンジのままでも1,800rpmあたりでシフトアップすることも可能で、燃費を稼ぐこともできる。
また、トップギアの6速に入るのはDレンジで普通に走っていると60km/h、マニュアルモードと前述したDレンジのまま早めのシフトアップを促す小技を使うと50km/hといったところ。50km/hあたりで6速に入れるとスピードが下がってもしばらくは6速をキープし、スピードが下がるとエンジン回転の低下に伴い若干の振動を感じるのだが、それも不快なものではなく、個人的にはむしろ「貪欲に燃費を稼ごうとしている」という好意的な印象を感じるものであった。
こういったことができるのは低速トルクが太いということが基盤にあるためであり、1.3リッターガソリンエンジンと6速ATのマッチングの良さの賜物と言える。
また、デミオの1.3リッターガソリンには「スポーツモード」も備えられており、テスト前に試してみるとシフトアップのタイミングが遅めになる、アクセルレスポンスがシャープになるというこの種のシステムのお決まりとも言える効果を確認できた。
デミオは全体的に気になるクセのない車だけに、普通に乗っている限りスポーツモードを使う必要はないが、ワインディングロードを気持ちよく走りたい時やフル乗車時などには有効に使えるだろう。
アイドリングストップはマツダ車や他社でも多くみられる、停止後にブレーキを踏み足すことでエンジンが止まるタイプ。渋滞や一時停止などで不要なアイドリングストップが起きないという意味で好ましい。アイドリングストップからのエンジン再始動の早さはマツダのアイドリングストップとして定評があり、その点はデミオも高く評価できる。
ただし、エンジン再始動時のセルモーターの音がオーディオを掛けていれば気にならないレベルであるがやや大きいことと、アイドリングストップを開始するためのブレーキを踏み増す踏力が少し重めで踏力が必要なことは少し気になるところであった。なお、アイドリングストップの頻度はテスト時の気候であればほとんどといっていいくらいで、アイドリングストップする時間も長かった。
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