【燃費】マツダ デミオ(3代目)燃費レポート/永田恵一(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:オートックワン編集部/永田恵一
SKYACTIVが初採用された3代目デミオ
初代、2代目デミオはフィットに近いコンパクトワゴンというキャラクターであったが、3代目の現行デミオはヴィッツやスイフトのようなコンパクトカーのド真ん中というキャラクターに移行した。
3代目現行デミオの特徴は、未だに色褪せないスタイルとボディサイズの小型化、2代目デミオに対して約100kgもの軽量化を行ったことであった(2代目モデルの車重が当時としては重い部類だったという見方もあるが・・・)。
エンジンは通常の1.3リッターエンジン、燃費を向上させながら通常のエンジンとほぼ変わらないパワーをキープした1.3リッターミラーサイクルエンジン、スポーツモデル的な存在でもある1.5リッターエンジンの3つを設定。
そして、2011年6月に実施されたビッグマイナーチェンジでは「エンジンやトランスミッションだけでなくクルマ全体で燃費を向上しながら、今まで以上の走る楽しさを実現する」という現在のマツダの基幹技術である“SKYACTIVテクノロジー”が導入された。
ちなみに現行デミオでSKYACTIVテクノロジーを盛り込んだグレードは、今回の燃費テストのために持ち込んだ「13-SKYACTIV」(138万8,572円)のみである。
13-SKYACTIVには「14.0」という高い圧縮比を実現した新開発の1.3リッター直噴エンジン(最高出力84ps、最大トルク11.4kg-m)を搭載。エンジン以外の燃費向上に寄与する技術として直噴エンジンの特性を利用し、素早くエンジン再始動を行うi-stopと呼ばれるアイドリングストップ、空気抵抗を低減する専用空力パーツなども採用されている。
結果、カタログに載るJC08モード燃費は「25.0km/L」と、1.3リッターエンジンを搭載するコンパクトカーとしては未だにトップクラスの値を誇る。このためエコカー減税も当然の如く取得税、重量税は免税が適応される。
なお、これまでマツダ車に採用されたSKYACTIVテクノロジーのうち現行デミオが第一弾とはいえど、マイナーチェンジでの搭載となったためトランスミッションがCX-5以降のマツダ車に搭載される「6速AT」ではなく現行デミオの登場時から使われている「CVT」のままであるなど、SKYACTIVテクノロジーの採用度合いとしては50%程度といったところで、過渡期的なモデルと見ることもできる。
燃費テストは7月31日(木)の早朝にスタートし午後2時頃に帰京するというスケジュールで行った。
テスト中の天候は晴天で、最高気温は33度に達するという猛暑であった。交通状況は東京湾アクアラインのトンネルで事故渋滞に遭遇するという不利はあったが、それ以外は平均的な交通の流れであった。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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