新しいメルセデス・ベンツ 新型Eクラスは“4つの顔”!? 鉄板ブランドの鉄板セダン&ワゴンが物凄いラインナップで攻めてきた
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
メルセデス・ベンツのEクラスといえば、数十年も前から同社の中核モデルとして君臨するテッパンモデル。2020年9月に発表されたマイナーチェンジ版も、セダンだけで7種類のパワートレインを用意するほか、フロントマスクだけでも4つのタイプを設定するなど、今回も万全の態勢で導入される! バラエティ感満載の新型Eクラスを改めてチェックしてみよう!
コンパクトやSUVが台頭しても、中核はやはり「Eクラス」だ
SUVやコンパクトクラスが台頭する中でも、やはりメルセデス・ベンツの中核モデルといえば昔も今も「Eクラス」だ。
歴代モデルは世界で累計1400万台以上を販売。2016年に登場した現行型(W213系)も、導入翌年の2017年には日本国内の輸入車販売台数の4位となるなど鉄板の人気ぶりで、セダン・ワゴンを中心に多彩なラインナップを用意している。
今回大規模なマイナーチェンジを実施。デザインを大きく変更するとともに、AMGラインエクステリアが標準装備となって、よりアグレッシブでスポーティさを増した。しかし古くからのユーザーの「やっぱメルセデスといえばこの顔でないと」のニーズに応え、ノーズにスリーポインテッドスターが輝く旧来からのセダンマスク、通称「エレガンス顔」のモデルもしっかり取り揃えているなど、盤石の体制が敷かれているのはさすがだ。
パワートレインだけで7種類が用意されるEクラスファミリー
パワートレインのラインナップも豊富過ぎる。ベーシックな「E200 スポーツ」は直4 1.5リッターガソリン直噴ターボで、48Vマイルドハイブリッド(BSG)が組み合わせられている。「E300 スポーツ」は直4 2リッターガソリン直噴ターボ、「E 450 4MATIC エクスクルーシブ」に載るのは直6 3リッター ガソリン直噴ターボと48Vマイルドハイブリッド(ISG)が組み合わされている。
さらに「E220d スポーツ」は直4 2リッター直噴ディーゼルターボ。これをモーターと組み合わせた国内唯一のディーゼルプラグインハイブリッド(PHEV)が「E350de スポーツ」だ。このほかにも直4 2リッターガソリン直噴ターボとモーターを組み合わせたPHEV「E350e スポーツ」もラインナップされている。
そして特にずば抜けてスペシャルな存在なのがメルセデス AMGだ。53シリーズと63シリーズがあり、53は3リッターガソリン直噴ターボと48Vマイルドハイブリッド(ISG)の組み合わせ。最高峰「E63S」はV8 4リッターガソリン直噴ツインターボで最高出力612ps、最大トルク850Nmという、スーパーカーも驚くハイパフォーマンスぶりだ。もちろんAMG 53と63シリーズについては専用のマスク、通称「パナメリカーナグリル」ことAMG専用ラジエターグリルが備わっている。
そして最後はクロスオーバーモデル。SUV風の装飾を加えた個性派「E 220 d 4MATIC オールテレイン」の存在も見逃せない。
このようにざっとラインナップを列記するだけで終わってしまったほど、あまりにも多彩過ぎる新型Eクラス。今回も鉄板のラインナップ構成で、ライバルを寄せ付けない!
[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)/撮影:メルセデス・ベンツ日本]
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