世界で最も先進的な1台、遂に日本へ/メルセデス・ベンツ 新型 Eクラス(W213)「E200 アバンギャルド スポーツ」国内初試乗レポート(4/5)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:茂呂幸正
まず根底として、高い基本性能が備わっている
話が少しそれたが、メルセデス・ベンツの新型Eクラスが凄いのは、そうした世界最先端の先進安全装備を抜きに語っても、このクラスを牽引するだけの、さすがともいえる自動車の基本、つまり「走る・曲がる・止まる」を備えている点だろう。
新型Eクラスは現時点で「E200」「E250」「E220d」「E400」と4モデルが存在する。
E200とE250は2.0リッターの直4直噴ガソリンターボで、E200が184ps/300Nm、E250が211ps/350Nmを発生する。そしてE220dは、新開発となる2.0リッターの直4ディーゼルターボで、195ps/400Nmを発生。しかもこのエンジンは将来導入されるRDE(実路走行試験)規制に対応した新世代のディーゼルとなっている。一方、E400は3.5リッターのV6ガソリンツインターボで、333ps/480Nmを発生させる。
トランスミッションは全てのラインナップで9速ATの「9G-TRONIC」を搭載。なおE200とE400には、4WDの4MATICも用意されている。
そうした中から、今回は2016年7月27日から販売されているE200でもっともスポーティな「E200 アバンギャルド スポーツ」を試乗した。他のエンジン搭載車は秋頃から順次販売されるため、今回は試すことが叶わなかった。
驚くほど軽快、かつ極上なフィーリング・・・相反する2つの面を持つ新型Eクラス
もっともベーシックなガソリン直噴エンジン搭載車で、もっともスポーティな仕様といえるアバンギャルド スポーツ。足元に19インチサイズのタイヤ&ホイールを履くにもかかわらず、走り出しは至極滑らかな印象だ。
先にも記したように、筆者は普段Cクラス(C220d アバンギャルド ステーションワゴン)に乗っているが、このE200 アバンギャルド スポーツの乗り味・走り味は、明らかに僕のCワゴンより軽快。それどころか、同等以上にコンパクトに思えるほどなのだ。
ハンドルはとても軽く洗練されているのだが、伝わる感触はとても素晴らしく、操作感は軽いのにフィーリングが極上という、現代の自動車のお手本ともいえるような感覚が宿っている。それでいて、Eクラスであることを感じさせないスポーティな印象もしっかりと備わる。この辺りは、ハンドルの重みをつけてスポーティさを演出するクルマが多い中にあって、明らかに一歩も二歩も先を行く感覚がある。
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