世界で最も先進的な1台、遂に日本へ/メルセデス・ベンツ 新型 Eクラス(W213)「E200 アバンギャルド スポーツ」国内初試乗レポート(3/5)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:茂呂幸正
Sクラス同様のインテリアデザイン、質感、そして先進性
ドアを開けてコックピットにつくと、さらにカルチャーショックを受ける。その印象は新型Eクラスが、Sクラスとほぼ同様といえるデザインと質感、装備を備えているからに他ならない。
メーターは、目の前に巨大な12.3インチの液晶パネルが2枚与えられる。そしてここに高精細な画像が映し出され、左画面にはナビ、右画面にはメーターが表示されるだけでなく、自分好みのカラーやデザインを選ぶこともできる。
さらにそうした操作は、ハンドルのスポーク部分に設えられたタッチコントロール機能によって行えるため、ハンドルから手を離さずにほぼすべての操作を可能としている。
他にも夜間の車内のイルミネーションは、実に64色から選ぶことも可能という、そうした演出の部分でもイマドキらしい抜かりのない装備が施されるのだ。
先進安全技術の主体はあくまでも「ドライバー」である
僕は、この新型Eクラスが登場する以前に送り出された新世代モデルである「Cクラス」を生活の足にしている。
新型Eクラスにこそ届かないものの、依然として世界トップレベルの先進安全技術を搭載するCクラスにして、かなりドライビングをアシストされていることを感じる。早朝から夕方までの取材の帰り道や、週末のトライアスロンやロードバイクの大会等の帰り道などで、ディストロニック・プラスによって疲れを大幅に軽減してもらっているし、安全を担保してもらっている。そうしたところから考えると、Cクラスを上回る安全技術を持つこの新型Eクラスが運転時にもたらしてくれるメリットと言ったら、底知れないものだといえるだろう。
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