ライバルはBMW「M4」と名指し! AMG C63Sクーペは「M」と何が違うのか!?(1/4)
- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
プロポーションは遠目だとSクラスクーペ
メルセデスの新生「Cクラス クーペ」の試乗にスペイン・マラガに飛んだ。スタート地点の「Museo Automovillistico」は自動車事故博物館!!
日本の感覚だと「縁起でもない!」と真っ先に避けそうな場所だが、メルセデスは事故と正面から向かい合う自動車業界の代表格。
・・・だから意図したのだな!?と解釈した。その中庭に勢揃いしたCクラス・クーペのなかから、日本に直接関係ありそうな2リッター直4ガソリンターボのC300クーペから試乗開始。
プロポーションは、遠目にSクラスクーペに見える。サイドのキャラクターラインやウィンドウ形状の違いに気がつかなければ、近づいてサイズ感を知るまではSクーペと見間違う。
現在のクーペ系デザインテイストをふんだんに取り入れるCクーペも誕生したが、スポーツトップのAMGGTからラグジュアリートップのSクーペ、SUV系はGLC他、テールライトからガーニッシュが横一面に流れるリアビューに統一した感がある。
先代Cクーペに対して、新型はやや尻下がり?
ウェッジシェイプのプレスライン(キャラクターライン)だった先代Cクーペに対して、新型はやや尻下がりに感じられる、往年のモダンなプロポーションを題材にしているよう。個人的には先代がクールだと思うが、新型が出回るようになれば、旧型は一気に旧態化する、という図式は変わらないのだろう。
さてC300クーペ。セダンに対して同じ18インチ/19インチを履いているとしてもクーペには硬さがある。という事はCクーペ用に狙って設定した部分なので問題なく、硬さも角がないので問題なし。タイヤメイクスはコンチネンタルが相性良かった。エンジンは245ps/370Nmを誇り7速ATを経てリア2輪で路面に伝達する。
日本での使用状況では、C180セダン/ワゴンの1.6リッターガソリンでも十分に快適に速い走行が叶う。したがって2リッターのこのエンジン仕様は日本ならスポーツ仕様である。
一方、試乗はしなかったがC250dクーペがあり、それは既に上陸済みのC220dと同じ2.2リッターターボディーゼルながら、コンピュータチューンにより204ps/500Nmと日本仕様(170ps/400Nm)を大幅に上回る。やはりクーペに相応しい、こちらこそホットバージョンと言える。
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