不具合の多さで評判の「マツダコネクト」 改善アップデートで“抜群のコスパ”を誇るカーナビに【解説】(2/2)
- 筆者: 永田 恵一
改善された今ならば“抜群のコストパフォーマンス”と言える
代表的な進化を記載してきましたが、ほんの少し使っただけでカーナビの専門家では無い私がこれだけの進化を挙げられるのですから、今後使いこんでいくうちに数え切れないくらいの進化を発見していくのだと思います。
使い勝手に関しては、コマンダーを主に使うタイプなのでちょっとクセがあることは変わりませんが、ソフトウェアが進化したことでそれも許容範囲といえるレベルになりましたし、ときおり頭を抱えてしまう輸入車のカーナビに比べれば全然使いやすいと断言できます。要するに、今回マツコネのアップデートにより「普通のカーナビか、厳しく見て普通のカーナビに少し劣る程度に進歩した」ということです。
アップデート後のマツコネを総合的に評価すれば、旧マツコネが「税込3万2,400円の地図SDカードを買えば作動するカーナビと思えば何とか納得」(そう評価されない方も多かったようですが)というどちらかというと後ろ向きな考えであったのに対し、アップデート後は「税込4万8,600円の地図SDカードを購入した場合(これから購入される方という意味でもあります)、これなら抜群のコスパ」と言えるようになりました。
購入後のユーザーに対するマツダの“真摯な姿勢”
なお、今回のサービスキャンペーンではマツコネのアップデートと同時に、写真のようにエンジンルームにプラモデルなどでいう若干のバリのようなものがあり(個体差もあるのでしょうが)、それが原因によるケガを防ぐためのカバーを装着してくれたりと、マツダが購入後のユーザーのことも真摯に考えてくれていることには敬意を表します。
同時に、今後の改良で盛り込まれたパーツが後からでも付けられるものなのであれば、昨年の86&BRZで変更されたボルトの変更によるボディ剛性向上や、現行GT-Rのアップデートキットのように古い車にも対応してくれることを願いたいところです。
この記事にコメントする