韓国で世界最速のワンメイクレース「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ」を初開催！／吉田由美

韓国で初開催となるランボルギーニのワンメイクレースへ取材に行ってきました！

スーパーカーブームを体験した世代には永遠の憧れのクルマ「ランボルギーニ」。

現在もその勢いは止まらず、世界ではこのところ3年連続で高い販売台数を誇り、日本でも2012年には前年比68％増！（驚）

そんな勢いに乗るランボルギーニが開催するワンメークレースが「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ」なのですが、欧州ではすでに5年前から催されており、2012年からはいよいよアジアでも展開されるようになりました。

そして今年、「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ アジアシリーズ」が韓国で初めて開催されることになったのです。今年のアジアシリーズは6ヶ国のサーキットで開催されますが、韓国は2013年のシリーズ3戦目に開催されます。

現地へ着くなり様々なアクシデントが！！

東京からソウルまでは、飛行機で約2時間半。今回のアジアシリーズは、ソウルからクルマで北へ約2時間ちょっとの「インジェ・スピーディウム」というサーキットで開かれます。

ですが、当日は予想外に道路が混み、ソウルからインジェ・スピーディウムまでバスで片道なんと約4時間！大アクシデントです。しかし、サーキットでもアクシデントが起きてしまいました。大雨が降って予選が中断するなど、スケジュールが大幅に遅れていたのです。

ちなみにこのレース、1つのサーキットで2日間に渡って開催され、1日に予選を2回行い、その平均タイムで決勝グリッドが決ります。つまり、1会場で1日に2回の予選と、1回の決勝レースが開催されます。私はそのうちの1日を取材しました。

“あの”韓流スター「リュ・シウォン」がレースに出場！

ちなみにレースはＡチームとＢチームの2つに分けられ、大きく分けてプロチームとアマチュアチームで分けられます。

そして今回、韓国初開催としての最大のトピックスは、日本でも人気の韓流スター「リュ・シウォン」さんがレースに参戦することです。

ちなみにリュ・シウォンさんは、1996年から俳優業の傍らレースにも参戦するようになり、自分でレーシングチームを持っていたりレーシンググッズを手掛けるなど、以前よりモータースポーツとの関わりはかなり深いのです。

リュさん、この日の決勝では14台中3番手スタート。そして結果は総合4位、クラスでは見事優勝を飾りました。

私がリュさんに「クルマを好きになったきっかけは？」と聞くと、

「・・・考えたこと無いなあ。生まれた時から車が好きだったし、貴女が靴やバッグを好きなのと同じように僕は自然にクルマが好きで、特別なことではないんです。小さいころからクルマの絵を描いていたし、学校でもカーデザインを専攻していたから」

リュさんからは、たっぷり“クルマ愛”が感じられました。

そしてこの日、総合優勝を飾ったのは日本人ドライバー＆日本チームの「ランボルギーニ麻布」から参加した中谷明彦さん。中谷さんは決勝レースを2番手からスタートしましたが、

「周回遅れにぶつけられてスピンしましたが、全力が出せてうれしい。コースは初めて走りましたが、それはみんな同じ条件。こちらのコースに関しては走りにくく、オーバーテイクするのが難しい」

とのことでした。

「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ・アジアシリーズ」次回の第4戦は、なんと日本の富士スピードウェイにて9月20～22日に開催されます！

こちらも是非、お見逃しなく！