【予算300万】コスパ最強なアウトドア向けSUVはどれ? 後悔しない国産人気モデル5選
- 筆者: ブラックビーン
「アウトドアに最適なSUVが欲しいけど、車種が多すぎてどれが良いのか分からない」「予算はおさえつつコスパの良い車を見つけたい」そんな悩みをお持ちではありませんか?
また、SUVを選ぶ際に、見た目やイメージだけで選んで「こんなはずじゃなかった」と後悔するのだけは避けたいですよね。
そこで当記事では、予算300万円で狙えるコスパ最強をテーマに、国産車のディーラー販売営業も経験した筆者が後悔しないの国産SUVを5台厳選。それぞれの積載力や走り、燃費などの特徴をご紹介していきます。
アウトドアにおすすめなSUV「5つのポイント」とは
アウトドアユースのSUVを選ぶ際、一つの機能に特化した車種よりも、様々なシーンで活躍する多用途なクルマがおすすめです。後悔しないクルマ選びのために、押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
ポイント1:大容量のラゲッジスペース(荷室)
キャンプやBBQなど、アウトドアでは多くの荷物が必要になります。テント、椅子、クーラーボックスなど、かさばるアイテムを余裕で積める積載能力は最も重要なポイントです。
荷室容量は、2列目シートに乗車をした状態でも350L以上あることを目安にすると良いでしょう。
ポイント2:快適な乗り心地と燃費性能
アウトドアの目的地までは長距離ドライブになることも多いでしょう。
そのため、運転の疲れを軽減する快適な乗り心地や、お財布に優しい燃費性能も大切です。特にハイブリッド車は静粛性が高く、燃費も良いためアウトドア派にはおすすめです。
ポイント3:悪路も安心の走破性
キャンプ場までの道が未舗装だったり、急な坂道だったりすることは珍しくありません。そんな時でも安心して走れる性能が求められます。
最低地上高
最低地上高とは、地面とクルマの底面との距離です。一般的な乗用車よりもこの数値が高いSUVは、路面の荒れた道や雪道で車体を擦るリスクが低くなります。
そこで最低地上高は160mm以上あると安心感が高まります。
4WD(四輪駆動)
ぬかるんだ道や雪道での発進・走行を安定させるために、4WD(四輪駆動)は心強い装備です。
最近のSUVは、必要な時だけ自動で4WDに切り替わり、普段は燃費良く走れる賢いシステムが主流です。
ポイント4:あると便利な給電機能
コンセント(AC100V・1500W)が使える給電機能があると、アウトドアの楽しみ方が大きく広がります。
スマートフォンやタブレット等を充電するのはもちろん、扇風機や小型冷蔵庫、電気ケトルなどの家電製品が使えるため、まるで「移動する電源」のように活躍します。
ハイブリッド車やPHEV(プラグインハイブリッド車)に設定されていることが多い機能です。
ポイント5:納得できる価格
もちろん、購入しやすい価格であることも重要です。この記事では300万円前後で購入ができるコスパの良いアウトドア向けSUVをご紹介します。
※ご紹介する車種は上記5つの条件をすべて満たすものではありません
積載力高く燃費が良い:トヨタ カローラクロス
クラストップレベルの広大な荷室
カローラクロスは、大人気カローラシリーズのSUVです。最大の魅力は大容量の荷室。リアシートを倒さず5名乗車時でも487L(VDA法)と、ファミリーキャンプの荷物もしっかり収納できます。
また、地面からラゲージ開口部までの高さを720mmに抑えるなど、小柄な方でも荷物の積み下ろしがしやすいように配慮されている点もポイントです。
安定した走りと優れた燃費
4WDシステム「E-Four(電気式4WDシステム)」は、加速時や雪道のような滑りやすい路面でスムーズに4WDへ切り替わり、発進や走行を安定させます。河原の砂利道などでも安心して運転できるでしょう。
ハイブリッド車の燃費性能もWLTCモードで2WDは26.4km/L、4WDは24.6km/L(GR SPORTグレードを除く)と非常に優秀で、毎月の維持費節約に貢献します。
全車にアクセサリーコンセントを装着可能
全車にアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)がメーカーオプションで搭載できます。
| 荷室容量 | 最低地上高 | 4WDシステム | 給電機能 |
|---|---|---|---|
487L | 160mm | あり | 設定あり |
※荷室容量は5名乗車時のもの。最低地上高は「GR SPORT」グレードを除く数値です
コンパクトで安く使いやすい:トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー
トヨタ ライズとダイハツ ロッキーは、デザイン違いの姉妹車です(装備と機能は同一)。
コンパクトながら驚きの積載力
ライズ/ロッキーはコンパクトな5ナンバーサイズでありながら、荷室容量はコンパクトSUVクラスでトップレベルの369Lを確保。
2段式のデッキボードを外せば、さらに容量を拡大でき、荷物の大きさやシーンに合わせた柔軟な使い方が可能です。
普段使いから悪路までこなす走行性能
4WD車には、発進時や滑りやすい路面で後輪に最適な駆動力を配分する「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用。
カーブや雪道でも安定した走りを提供しつつ、舗装路の走行時は燃費効率の良い走りを実現する賢いシステムです。
また、185mmの最低地上高が確保されているため、多少の悪路も安心して走行できます。
ハイブリッド車はアクセサリーコンセントが選択可能
ハイブリッド車はアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)がメーカーオプションで搭載可能です。
2種類のパワーユニットと選びやすい価格
パワーユニットは、1.2Lガソリン車2WD、1.0Lターボ付き4WD、発電用のエンジンを積んだシリーズハイブリッド車「e-SMART HYBRID」の2WDから選べます。
車両本体価格はライズが約180.1万円(税込)、ロッキーが約176.1万円(税込)からと、価格の安さも魅力です。
| 荷室容量 | 最低地上高 | 4WDシステム | 給電機能 |
|---|---|---|---|
369L | 185mm | あり | 設定あり |
※荷室容量は5名乗車時のもの。給電機能はハイブリッド車のみオプション設定あり。
高い悪路走破性が自慢:スバル クロストレック
アクティブに使えるタフな荷室
クロストレックの荷室容量は279~315L※。車内高が低めなため、他SUVより容量は小さめですが、6:4分割で倒せるリヤシートをアレンジすれば、大きな荷物や長尺物も積載可能です。アウトドアギアを気兼ねなく積める、タフな作りも魅力です。
※荷室容量は「Touring、Limited」が315L、「Premium S:HEV」と「Premium S:HEV EX」は279L。
スバル独自のAWDで悪路に強い
クロストレックの真骨頂は、その高い悪路走破性です。スバル独自の4WDシステム「シンメトリカルAWD」は、タイヤがしっかりと地面を捉え、路面状況が悪くても安定した走行を実現します。
200mmと余裕のある最低地上高や、障害物を乗り越えやすいバンパー形状など、細部にわたって悪路走行を想定した設計がされており、ぬかるんだキャンプサイトなどでも頼りになります。
選べる2つのハイブリッドシステム
クロストレックには、特徴の異なる2つのハイブリッドシステムが用意されており、走り方の好みに合わせて選べるのが大きな魅力です。
一つは、2.0Lエンジンをモーターがアシストするマイルドハイブリッドの「e-BOXER」。アクセルを踏んだ瞬間から静かで滑らかに加速し、街中から高速道路までストレスのない快適なドライブが楽しめます。
そして、力強い加速感を求めるなら、新しく設定された2.5Lエンジンの「e-BOXER ストロングハイブリッド」という選択肢があります。高出力の2モーターによってEV走行できる領域が広く、坂道や発進時の加速が優れています。
アクセサリーコンセント設定あり
大容量バッテリーからAC100V/1500Wを供給し、さまざまな電気製品を使用できます
| 荷室容量 | 最低地上高 | 4WDシステム | 給電機能 |
|---|---|---|---|
279~315L | 200mm | あり | 設定あり |
※アクセサリーコンセントのオプション装着可能グレードはPremium S:HEV、Premium S:HEV EXのみ。
多彩なシートアレンジが魅力:ホンダ ヴェゼル
アイデア次第で広がる積載性
ヴェゼルの魅力は、多彩なシートアレンジです。ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」により、後席の座面を跳ね上げる「チップアップ」が可能。後席スペースに背の高い荷物を積むことができます。
荷室容量は404L(ハイブリッド FF)と大容量。後席を倒せば、ほぼフラットで広大な空間が出現。車中泊や長尺物の積載にも対応します。
スタイリッシュさと走破性を両立
クーペのような流麗なデザインながら、最低地上高は170~195mmを確保。
4WD仕様車では、雪道や濡れた路面で瞬時に最適な駆動力を配分する「リアルタイムAWD」と相まって、SUVらしい力強い走りを見せます。
遮音・防音材を効果的に配置することで静粛性も高められており、上質で快適な移動空間を提供します。
燃費の良いハイブリッドが人気
ラインナップは、シンプルなガソリン車と、2モーターで力強く走るハイブリッドシステム「e:HEV」の2種類。
e:HEVモデルはWLTCモードで21.3~26.0km/L(パノラマルーフ装着車を除く)という優れた燃費性能を誇ります。
アクセサリーコンセント設定なし
ただし、ハイブリッド車にもAC100V/1500Wコンセントの装備・オプション設定がない点には注意が必要です。
| 荷室容量 | 最低地上高 | 4WDシステム | 給電機能 |
|---|---|---|---|
404L | 170~195mm | あり | 無し |
※荷室容量はハイブリッド FFの数値
バランスのよい優等生:トヨタ ヤリスクロス
工夫満載の使いやすい荷室
ヤリスクロスの荷室容量は後席使用時(5名乗車時)で284~371Lと、コンパクトなボディながら容量は大きめです(駆動方式や6:4分割アジャスタブルデッキボードの有無で容量は異なります)。
床面には「6:4分割アジャスタブルデッキボード」を備えています。高さが2段階に調節でき、さらにグレードによっては分割も可能です。背の低い荷物と高い荷物を同時に積むなど、荷物に合わせて空間をアレンジできます。
選べる4WDと安心の運転支援
ヤリスクロスは、ガソリン車とハイブリッド車で異なる4WDシステムを採用していますが、どちらも路面状況に応じて最適な走りを提供し、SUVとしての性能は十分です。
また、最低地上高は170mmあり(GR SPORTを除く)、急な下り坂で車速を一定に保つ「ダウンヒルアシストコントロール(4WD車に標準装備)」などが、安心の走りを支えます。
トップクラスの低燃費と選びやすい価格
ハイブリッド車は、WLTCモードで26.0~30.8km/Lという驚異的な低燃費を実現(GR SPORTを除く)。ガソリン車でも17.1~19.8km/Lと低燃費です。
ハイブリッド車はアクセサリーコンセントが選択可能
ハイブリッド車はアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)がメーカーオプションで搭載可能です。車両の走行機能を停止した状態で使用できます。
| 荷室容量 | 最低地上高 | 4WDシステム | 給電機能 |
|---|---|---|---|
284~371L | 170mm | あり | 設定あり |
※最低地上高はGR SPORTを除く。給電機能はハイブリッド車のみオプション設定あり。
各車種特徴・推しポイントまとめ・比較表
最後に、これまでご紹介した車種の特徴と、どんな人におすすめか、ポイントを整理します。
車種の特徴と推しポイントまとめ
トヨタ カローラクロス
推しポイント:クラストップレベルの積載力と優秀な燃費性能。
こんな人におすすめ:大きすぎないサイズ感で運転もしやすく、ファミリーキャンプを楽しみたい人。「アウトドアSUVの王道」を求める人。
トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー
推しポイント:軽快な走りと圧倒的なコストパフォーマンス。
こんな人におすすめ:街乗りもアウトドアも気軽に楽しみたい若者や、初期費用を抑えたいファミリー。
スバル クロストレック
推しポイント:スバル独自の本格AWDがもたらす、圧倒的な悪路走破性。
こんな人におすすめ:ぬかるんだキャンプサイトや河原にも臆することなく、積極的にアウトドアライフを満喫したい人。
ホンダ ヴェゼル
推しポイント:多彩なシートアレンジと、上質で洗練された内外装。
こんな人におすすめ:平日は街でおしゃれに乗りこなし、休日はAWDでアクティブに過ごしたい人。工夫次第でアウトドアでの使い方が大きく広がります。
トヨタ ヤリスクロス
推しポイント:最新の安全装備、トップクラスの低燃費、便利な給電機能(一部グレード)など、多くの魅力が詰まったバランスの良さ。
こんな人におすすめ:燃費、価格、使い勝手、安全性など、あらゆる面で高いレベルを求める方。
価格・スペック比較
| 車種 | 価格 | 荷室容量 | 最低地上高 | 給電機能 |
|---|---|---|---|---|
| カローラクロス | 276万円~ | 487L | 160mm | 設定あり |
| ライズ | 180.1万円~ | 369L | 185mm | 設定あり |
| ロッキー | 176.1万円~ | 369L | 185mm | 設定あり |
| クロストレック | 301.4万円~ | 279~315L | 200mm | 設定あり |
| ヴェゼル | 264.9万円~ | 404L | 170~195mm | 無し |
| ヤリスクロス | 204.6万円~ | 284~371L | 170mm | 設定あり |
※価格は2025年7月16日時点。荷室容量は後席使用時(5名乗車時)のもの。全車種に4WD設定あり。紹介車種は給電機能はハイブリッド車のみ設定あり。ヴェゼルの荷室容量はハイブリッド FFの数値。カローラクロスとヤリスクロスはGR SPORTグレードを除く。
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