【2024年】キャンプ・アウトドアにおすすめタープを10選|選ぶ際に見るべきポイントやメリットなどを利用人数別に紹介
最近はキャンプの必需品として知られているタープ。各メーカーからニーズに合わせた様々な商品が展開されています。
素材、形状、サイズ、設営方法などタープと言っても千差万別です。今回はおすすめタープのご紹介と種類の違い、選び方を解説します。
キャンプでタープを使う理由
天候の変化による影響を最小限に抑えることが快適なキャンプの第一歩。突然の雨や予想外の日差しで楽しいキャンプを台無しにしないために役立つのがタープです。
日差しの強い時は直射日光を避けるために役立ち、天気の悪い時は雨除けとして使えます。それ以外の時にもプライベート空間を作り上げたり、風除けとしても役立ちます。
タープはアレンジすれば無限の可能性がある、サイト設営の柱と言えるでしょう。
タープの種類とメリット・注意点を紹介
タープには形の違いだけでも様々な種類があります。ただ形が違うだけで張り方や耐久性、快適性なども変化するのがタープの特徴です。
ここではその違いとメリットや注意点を解説していきます。
レクタ(スクエア)タープ
最も基本的な四角いタープがレクタ(長方形)とスクエア(正方形)です。レクタ(スクエア)タープの一番の特徴は四角い形を活かして折り紙のように変幻自在な張り方ができるところです。
アレンジしてシェルターとして設営したり、簡易のテントのような使い方も出来ます。メーカーによってロープを繋げるループの数などに差があるので注意しましょう。
ヘキサタープ
ヘキサタープは六角形の形状が特徴的なタープです。比較的設営がしやすく、張った時の形状が美しいことも特徴です。
レクタタープほどではありませんが、アレンジもしやすく使用人数に応じて形状を変えられます。サイズの大きいタープが多く、複数人で過ごせる設営後の広さも魅力です。
注意点としてはあまり小さなサイズのヘキサタープは少ないので、1人で使うには大きすぎる傾向にあります。
ウイングタープ
ウイングタープはヘキサタープと基本的には同じなのですが、ひし形のシルエットになっていることが特徴です。
形状はメーカーごとに差がありますが片側が小さくなっている物が多く、風を受け流しやすい構造になっており耐風性が高いモデルが多いのも特徴です。流線形の張り姿はデザイン性も高く、美しいサイトを作るのに役立ちます。
注意点として、タープ下の有効面積はヘキサタープに比べて狭く、1〜2名用のモデルが多いです。
オクタゴンタープ
オクタゴンタープは八角形の形状が特徴のタープです。サイズは大きめの物が多くグループキャンプで快適に過ごすのに向いています。
八角形の頂点全てからガイドロープをペグダウン出来るので耐風性に優れているのが特徴です。
注意点としてアレンジ性が低いのとペグを打つ場所の数が多く設営に手間がかかることを理解しておきましょう。
ワンタッチタープ
ワンタッチタープは屋根の形状が傘のフレームのようになっていてワンタッチで展開できるタープです。設営が比較的簡単で4本程度のガイロープと足の部分にペグダウンするだけですぐ設営できます。
天井の高さも特徴のひとつで、ほぼ全てのワンタッチタープが立ったまま活動できます。
注意点として、収納サイズが大きいため車での持ち運びしか難しく、強風にとても弱く風の強い中での設営はおすすめできません。
カーサイドタープ
カーサイドタープは車の横に接続して設営するタープです。車内の環境を拡張するように使えるのでとても雨に強いという特徴があります。
寝る時は車中泊、食事などは外でしたいといったスタイルの方にはカーサイドタープはおすすめです。
注意点としてカーサイドタープを接続できる車かどうか、自分の車にあったサイズかどうかしっかりと下調べして購入するようにしましょう。
スクリーンタープ
スクリーンタープはタープとテントが一体化した形状が特徴のタープです。レクタタープに後付けでスクリーンをつけれるような物もありますが、自立型のタープが多く快適性では一番と言えます。
完全にクローズできるシェルタータイプの物も多く、その場合はテントとしての使用も可能です。
注意点としては、大型テントと言っていいサイズになるので風対策をしっかりするようにしましょう。
タープを選ぶ際に見るべきポイント
タープは形状だけではなく使用用途に応じて素材などにも気を配りましょう。
ここでは基本的なタープの選び方について解説していきます。
1.使う人数・目的でサイズを選ぶ
使用人数や目的に応じてタープのサイズが大きく変わってきます。タープ下ですべての活動をする場合、快適に過ごすなら「ソロで3メートル」「デュオで4メートル」「グループならより大きなタープ」が必要です。
テントの前室なども使う場合ならその限りではないですが、天候への対応を考えて余裕のあるサイズを選ぶことをおすすめします。特に雨の日に張るタープは横から入り込んでくる雨対策に、使用人数より少し大きめのタープを選びましょう。
タープ下で調理などもする場合、タープの高さも重要になってきます。立ったまま出入りや調理ができることは快適性を大きく向上させます。
背の高い椅子を使うハイスタイルと背の低い椅子を使うロースタイルでもタープに必要な高さは変化します。自分のスタイルにあったタープを選ぶようにしましょう。
2.タープの素材を選ぶ
タープには大きくわけて三種類の素材があります。
それぞれメリットとデメリットがあるので自分に合った素材を選びましょう。
1.ポリエステル&ナイロン素材(合成繊維、ポリナイロン)
軽量で持ち運びしやすく、速乾性と耐水圧に優れている素材です。コーティングや使われている生地によって耐水圧や遮光性は大きく変化します。
裏面にアルミ蒸着された素材を使っているものは遮光性が高く、しっかりと遮熱して快適な影が作れます。合成繊維を使っているのでカラーバリエーションも豊富で好きなデザインを選べます。
その反面突き刺しや火の粉には弱く、焚き火からはしっかりと距離を置く必要があります。
2.TC素材(テクニカルコットン、ポリエステル&コットン)
TC素材は一般的にポリエステル65%、コットン35%の混合素材です。ポリエステルの特徴である速乾性と耐水圧、コットンの特徴である遮光性と耐燃性を持っているので万能型のタープと言えます。生地の特徴として少し厚めなので引き裂きや突き刺しにも強く耐久性に優れています。
ですが、ポリエステルが含まれているので火の粉によって穴が開かないわけではないので注意が必要です。生地は厚い分、重量とサイズも大きくなりがちですので徒歩での使用は難しい一面もあります。
3.コットン素材(綿、天然繊維)
コットン素材は基本的に綿100%でできていて、頑丈さと上質な質感が特徴です。TC素材に比べて圧倒的に火の粉に強く、ちゃんとした対策をすれば火の粉で穴が開くことはまずありません。吸湿性と通気性にも優れていて、タープ下の快適性はとても優れています。
特徴として素材の性質上雨には弱く、大雨だと水が染みてくることもあります。素材の性質上大変重く大きいので、設営と撤収の手間も三種類の中では一番かかります。カビ対策としてしっかりと乾燥させなければならないのも覚えておきましょう。
3.耐水性や防風性などのスペックをチェック
耐水性をあらわす指標に耐水圧というものがあります。一般的には耐水圧1,500mmあれば大雨に耐えられるとされています。
同時にチェックしておきたいのがPUコーティング(ポリウレタンコーティング)の有無です。PUコーティングされているタープは裏側への水染みが起きにくい特徴があります。
雨に対してしっかりと対策されているタープを選びましょう。
4.カラーやデザインは好みで選ぼう
ポリウレタン&ナイロン素材のタープはデザインを選びやすい特徴があります。TC素材やコットン素材のタープはカラーバリエーションが少ないかわりに、ナチュラルカラーが豊富です。
形状と質感、カラーもタープ選びのとても大事な選択肢のひとつです。いろんなタープを目にして自分の好きになれるタープを選びましょう。
デュオ以上ファミリー・大人数向けタープ5選
ここからは実際に販売されているタープの中からおすすめの複数人向けタープをご紹介します。
それぞれスペックと使用用途などに差がある他、内容物が商品によって様々なので、購入時にはしっかりと確認をしましょう。
スノーピーク アメニティタープヘキサLセット
- アメニティタープヘキサLセット
- スノーピーク
スノーピークの初心者向けタープのフルセット。快適性を保証するサイズと耐水圧など基本スペックは満たしているので様々な用途に使えます。
UVカット加工されているので夏の使用でも快適な影を作ることができます。
スノーピーク アメニティタープヘキサLセット | |
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使用サイズ | 約570×500×280(h)cm |
重量 | 7.5kg |
スペック | 210Dポリエステルオックス/PUコーティング/耐水圧1,800mm/ミニマム・テフロン撥水加工/UVカット加工 |
コールマン ヘキサライトII
- ヘキサライトII
- コールマン
コールマンの初心者向けタープのフルセット。3〜4名での使用に適したサイズ感でポールの高さも充分です。
この価格帯で購入できるタープの中では安心感のある作りです。
コールマン ヘキサライトII | |
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使用サイズ | 約420×420×220(h)cm |
重量 | 4.7kg |
スペック | ポリエステル/耐水圧1,200mm |
オガワ フィールドタープヘキサDX
オガワのフラッグシップモデルのフルセット。大きなサイズを支える安心感のある高強度のポールが特徴です。
遮光コーティング、テフロン加工、UVカット加工など快適性を上げる加工がしっかりしてあります。オールシーズン大人数で使える安心のタープです。
オガワ フィールドタープヘキサDX | |
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使用サイズ | 約570×500x250(h)cm |
重量 | 4.7kg |
スペック | ポリエステル210D/耐水圧1,800mm/シームシール(防水)加工/UVカット加工 テフロン(撥水)加工/遮光コーティング |
DOD オクラタープ
- オクラタープ
- DOD
DODがTC素材で作ったのがオクタゴンタープ。大サイズにも関わらず4.2kgと比較的軽量なTC素材タープです。
グループキャンプの宴会幕にも大活躍のサイズです。
クイックキャンプ ポリコットン レクタタープ
- ポリコットン レクタタープ
- クイックキャンプ
クイックキャンプのTC素材レクタタープ。
ループと鳩目が16箇所もあるのでアレンジは自由自在です。
レクタタープの良さを活かした2〜3人で使えば快適に過ごせるサイズのタープです。
クイックキャンプ ポリコットン レクタタープ | |
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使用サイズ | 400 x 350cm |
重量 | 4.6kg |
スペック | ポリコットン/撥水加工 |
ソロキャンプ向けタープおすすめ5選
大人数向けのタープに比べて、小さめですがアイデアの詰まったソロキャンプ向けのタープ。
ソロ向けのタープは面白いアイデアが取り入れられた製品が多いのも特徴です。その中でもおすすめの製品をご紹介します。こちらのソロ向けのタープもまた、内容物が商品によって様々なので、購入時にはしっかりと確認をしましょう。
キャプテンスタッグ トレッカー レクタタープ
- トレッカー レクタタープ
- キャプテンスタッグ
キャプテンスタッグのソロ向け軽量シリーズ、トレッカーのレクタタープ。
重量は驚きの450gで携帯性も抜群、バックパックの隙間に入れて持ち歩けます。
耐水圧も充分でシルバーコーティングもされているので遮光性も安心。
キャプテンスタッグ トレッカー レクタタープ | |
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使用サイズ | (約)290 × 180cm |
重量 | 450g |
スペック | タープ/ポリエステルリップストップ210T(PU2000mm)シルバーコーティング加工/耐水圧2000mmUVカット |
DDハンモック DD Tarp 3x3
- DD Tarp 3x3
- DDハンモック
ハンモックで有名なDDHammocks社の強度の高いタープ。ループ(ペグを使用して地面に固定するための輪)とグロメット(タープの隅にあるハトメ部分)が豊富で様々な張り方ができるのが特徴です。
アレンジしてテントのように天井と四方を壁で囲み、床面がなく直に地面となるシェルターにしたり、パップテント(シンプルで簡易的な軍用テント)風の張り方をしたり、遊べるタープの代表格。普通にタープとして使う分にも優秀で、安心して扱うことが出来ます。
DDハンモック DD Tarp 3x3 | |
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使用サイズ | 300 × 300cm |
重量 | 790g |
スペック | 190Tポリエステル/耐水圧3000mm |
スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド
- ライトタープ ペンタ シールド
- スノーピーク
スノーピークのペンタシールドは張り姿が特徴的なソロ用タープです。耐風性がとても強く、独自技術を使い遮光性にも優れています。
サイズとしては小さめですが、その分使い勝手が良く様々な使い方ができます。
スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド | |
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使用サイズ | 400 x 320 x 150(h)cm |
重量 | 790g |
スペック | 75Dポリエステルタフタ/遮光ピグメント/PUコーティング/UVカット加工/テフロン撥水加工/耐水圧1,800mmミニマム |
DOD ヌノイチS
- ヌノイチS
- DOD
DODのTC素材で作った、面白い設営ができるタープがヌノイチSです。基本的にはタープなのですが、パップテントのような設営をすることが出来るのが特徴です。
テントと組み合わせるというより、タープで寝ることに向いた珍しいタープです。TC素材(テトロンとコットンを混紡した繊維製品)なので焚き火とも相性が良く、野営感溢れる設営を楽しめます。
DOD ヌノイチS | |
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使用サイズ | (約)340 × 210 × 150cm |
重量 | (約)5.9kg |
スペック | ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)/最低耐水圧:350mm |
テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
- ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version
- テンマクデザイン
テンマクデザインのムササビウイングはその名の通りムササビが飛んでいる姿をイメージしたタープです。
遮光性と耐風性に大変優れていて、とても快適な環境を作れます。
張り姿がとても綺麗で、デザイン性が高くサイトの主役になるほどの存在感があります。
テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version | |
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使用サイズ | (約)390 × 380/240cm |
重量 | 1.9kg |
スペック | コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) |
まとめ
今回はタープの違いについての解説、そしてその選び方とおすすめのタープを紹介しました。タープにも様々な種類があり、そしてその用途も多岐にわたることがご理解頂けたかと思います。
サイズが大きい分、設営することでサイトの雰囲気を大きく変えるタープ。機能面からもデザイン面からも自分にあったタープを手にして、キャンプを快適かつ楽しく過ごしましょう。
アレンジができることもタープの良さのひとつです。お気に入りのタープの新しい楽しみ方を見つけるヒントになれば幸いです。
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