使用目的によって保険料は変わる
- 筆者:
車を使用する目的はなんですか?
自動車保険で見積もりを進めていくと、使用目的という項目が出てきます。ほとんど全ての保険会社は以下の3つの区分より選択するようになっています。
「日常・レジャー」…週末の買い物やドライブ、たまに旅行、または日常的に買い物などで使用する場合に該当します。
「通勤通学」…会社や学校への通勤通学使用となります。会社や学校にまで行かずとも、奥さんがご主人を毎日最寄りの駅まで送っていくといった場合も該当します。
「業務」…飲食店や小売店などの配達用車両で使用する場合です。ただし、運搬することで利益を生む宅配業などはこれには該当しません。
3つの区分は事前に保険会社に告知しますが、それ以外で使用したら保険がおりない…ということはありません。「通勤通学」使用としていて、たまに遠出した場合に事故を起こしてももちろん補償されます。
しかし「日常・レジャー」にしておいたのに、実際には月のほとんどで「通勤通学」、または「業務」で使用しているのはNGです。最悪の場合、保険金が下りない可能性もあるので告知した通りの使用を徹底しましょう。
一般的な保険会社の場合、以下の日数を目安に使用区分を判断するよう求めています。
「日常・レジャー」…特に日数の規定はなし
「通勤通学」…週5日以上、または月15日以上通勤や通学で使用
「業務」…週5日以上、または月15日以上業務にて使用
実態と照らし合わせて正確な告知を心がけましょう。
使用区分で保険料に差は出るのか?
使用目的は正確な告知を求められますが、困るのが保険会社の指定ルールを微妙に下回る場合です。
月に1回程度:ドライブで使用
不定期で週に3日程度、月に12-13日:通勤通学で使用
例の場合、一般には主に通勤通学で使っていると判断するのが自然です。しかし保険会社では「通勤通学」の定義を「週5日以上、または月15日以上」としています。そこでこの場合は「日常・レジャー」使用となり、「通勤通学」より保険料は安くなります。若干微妙ですが、保険会社の線引きは絶対的な条件です。条件の範囲であれば、それに従って大丈夫です。
なお実際に事故を起こすと月に何日程度通勤通学で利用していたか、駐車場の使用履歴や職場の方への確認などが発生する可能性もあります。くれぐれも条件を逸脱しないよう注意しましょう。
さて条件を守った上で、使用目的別の保険料の比較をしてみましょう。「日常・レジャー」と「通勤通学」では約4000円、「業務」ではさらに4000円の保険料上乗せとなりました。現在、「業務」や「通勤通学」で利用しているが少しでも保険料を抑えたい…といった場合、他の交通機関を使って利用頻度を減らしたり、業務使用を控えたりすれば「日常・レジャー」として変更することができます。あくまで実態に忠実であることが大前提ですが、年間8千円も変わってくるので、節約の手段として検討しても良さそうです。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。