いよいよ日本上陸!ホンダのスーパーカー新型(2代目)NSXを徹底解説(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志・本田技研工業株式会社
実力だけでなく、価格もスーパーカーの領域に突入
車両価格は2370万円。フェラーリ「カリフォルニアT(2450万円)」、ポルシェ「911ターボ(2236万円)」、ランボルギーニ「ウラカンLP580-2(2535万840円)」などに近い設定となる。
ベーシックなポルシェ「911カレラ(1309万1000円)」、メルセデス「AMG GT(1650万円)」などは大幅に上まわる。新型NSXは価格も完璧にスーパーカーの領域に入った。
新型NSXは簡単に買えるクルマではないだろう。価格が高いだけでなく、生産台数が少ないからだ。生産はオハイオ州のNSX専用工場で行われ、日本では輸入として販売される。
東京地域の直営販売会社となるホンダカーズ東京中央によると、納車を伴う発売は2017年1月以降で、同社の割り当て台数は2017年度までで24台だという。すでに2016年8月上旬から予約受注を行っていて、台数の枠を超える購入希望者がいるから、8月下旬から9月上旬に行われる抽選でユーザーを決めるらしい。
そこでユーザーが確定すると「次の受注枠で納車できるまでには、3年以上も待つことになりそう」という。価格が高いだけでなく、納車を待つ時間も長いわけだ。
またNSXを取り扱う販売店は「NSXパフォーマンスディーラー」とされ、店舗数が限られる(GT-Rも同様の方式だ)。1県に1店舗しかない地域もあるので、メンテナンスで気を使うこともあるだろう。
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