N-BOXのグレードの違いは? カスタムやジョイの価格・装備の比較とおすすめグレードを解説
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:茂呂 幸正/本田技研工業
日本で最も売れている軽自動車、ホンダ N-BOX。その圧倒的な広さと使い勝手の良さから購入を検討している方も多いでしょう。
しかし、いざ買おうとすると「スタンダード、カスタム、ジョイの違いがよく分からない」「結局、諸費用込みで総額いくらかかるの?」と迷うこと、わかりづらいことが多いですよね。
そこでこの記事では、N-BOXの全グレードの価格や装備の違い、購入時にかかる諸費用のシミュレーションを分かりやすくまとめました。
さらに、数年後の乗り換えまで見据えた買い得グレードもご紹介します。
N-BOXのグレード構成|標準・カスタム・ジョイの選び方
N-BOXは、大きく分けて「N-BOX」「N-BOXカスタム」「N-BOXジョイ」という3つのシリーズで構成されています。
グレード選びで迷ったときは、この全体像と違いを把握しておくと、自分にぴったりの1台をスムーズに選ぶことができます。
スタンダード・カスタム・ジョイの3シリーズの違いと選び方
・N-BOX(スタンダード)
親しみやすくシンプルなデザインが魅力です。日々の買い物や子どもの送迎など、生活の足として快適に使いたい方にぴったりです。
・N-BOXカスタム
メッキ加飾や専用エアロ、LEDランプなどを装備し、高級感とスタイリッシュさを追求。ワンランク上の走りと質感を求める方におすすめです。
・N-BOXジョイ
アウトドアライクなデザインと汚れに強い撥水ファブリックシートを採用。週末のレジャーやアウトドアが多く、濡れた荷物や汚れものをそのまま積み込むシーンが多い方向けの新しいスタイルです。
N-BOX グレード・ラインナップ一覧表
各シリーズの具体的なグレードを一覧表にまとめました。
| シリーズ | グレード名 |
|---|---|
| N-BOX (スタンダード) | 標準仕様 |
ファッションスタイル | |
| N-BOXカスタム | 標準仕様 |
ブラックスタイル | |
コーディネートスタイル | |
ターボ | |
ターボ ブラックスタイル | |
ターボ コーディネートスタイル | |
| N-BOXジョイ | 標準仕様 |
ターボ |
※表内のグレードに加え、一部モノトーン/2トーンなどのボディカラー仕様の細分化があります。 ※スタンダードな「N-BOX」には現在ターボモデルの設定がありません。 ※全グレードで2WD/4WDが選択可能です。
N-BOXのグレード別 主要装備と特徴
N-BOXは、ベースとなる安全装備や快適装備が非常に充実しているのが特徴です。まずは、どのグレードを選んでも必ずついてくる「全車標準装備」を把握しておきましょう。
・Honda SENSING(衝突軽減ブレーキ・近距離衝突軽減ブレーキ・渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール・誤発進抑制機能など12機能)
・7インチTFT液晶メーター
・充電用USBジャック(タイプC)
・マルチインフォメーション・ディスプレー
・ロールサンシェード(スライドドア両側)
・フルオート・エアコンディショナー
・前席用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(全席対応)
・電子制御パーキングブレーキ+オートブレーキホールド機能
・パワースライドドア(リア左側)
・運転席&助手席シートヒーター
ここからはグレードごとの装備と特徴をそれぞれご紹介します。
N-BOX(スタンダード)
価格
| FF | 173万9100円 |
|---|---|
| 4WD | 187万2200円 |
主な特徴
飾らない上質さと、毎日の使いやすさを徹底追求したベーシックモデルです。普段使いの実用性を重視し、余計なコストをかけずに必要な装備を全部まとめたい方におすすめです。シートヒーターやサイドエアバッグ、左側パワースライドドアが標準装備されており、充実度は軽クラスでもトップレベルです。
ヘッドライト
プロジェクター式フルLEDヘッドライト(デイタイムランニングランプ付)が備わります。
ホイール
14インチスチールホイール+フルホイールキャップ(ブレードシルバー)で、シンプルな足回りです。
シート
トリコットシート(グレー×グレージュ)で、明るく居心地の良い空間を作ります。
パワースライドドア
リア左側は標準装備。リア右側はメーカーオプション設定(※コンフォートパッケージ)となります。
※「コンフォートパッケージ」は「パワースライドドア(右側)」、「左右独立式リアセンターアームレスト」、「コンビニフック付シートバックテーブル(運転席&助手席)」、「オートリトラミラー」がセットになっています。N-BOX ファッションスタイル
価格
| FF | 183万8100円〜189万8600円 |
|---|---|
| 4WD | 197万1200円〜203万1700円 |
主な特徴
機能面はスタンダードと共通ですが、外装のカラーコーディネートが専用デザインになるオシャレなグレードです。「スタンダードで十分だけど、少し個性を出したい」という方にぴったりで、車体の印象が柔らかく可愛らしい雰囲気になります。
ホイール
専用デザインの14インチフルホイールキャップ(カラード+オフホワイト)で、足元がポップな印象になります。
ドアハンドル・ドアミラー
オフホワイト塗装が施され、エクステリアの可愛らしいアクセントになっています。
N-BOXカスタム
価格
| FF | 192万3900円〜212万9600円 |
|---|---|
| 4WD | 205万7000円〜226万2700円 |
主な特徴
スタンダード系との最大の違いが、フロントフェイスのデザインと装備の充実度です。外観の存在感が大幅に増すため、「乗っているクルマの外見にもこだわりたい」という方におすすめです。
ヘッドライト
ダイレクトプロジェクション式フルLEDヘッドライト(デイタイムランニングランプ付)に、流れるように光るシーケンシャルターンシグナルランプが組み合わされます。
ホイール
14インチアルミホイール(シャークグレー塗装+切削)が標準で備わります。
シート
ブラックのトリコットシートで、引き締まった内装空間を演出します。
外装加飾
クロームメッキのフロントグリルが、迫力あるフロントフェイスを作り出します。
ターボ車専用装備
ターボモデルを選ぶと、プライムスムース×トリコット(スエード調)コンビシート、本革巻ステアリングホイール、15インチアルミホイールなどが追加され、さらに上質になります。
N-BOXカスタム ブラックスタイル
価格
| FF | 206万3600円〜219万7800円 |
|---|---|
| 4WD | 219万6700円〜233万900円 |
主な特徴
カスタム(ノーマル)をベースに、外装のメッキやホイールをすべてブラックで統一した引き締まったモデルです。メッキの光沢よりも、黒でまとめたクールな印象や、コスパよくスポーティな見た目を求める方に最適です。
外装
フロントグリル、リアライセンスガーニッシュ、ドアハンドル、ドアミラーなどがベルリナブラックやクリスタルブラック・パールで統一されます。
ホイール
14インチアルミホイールも、足元を引き締めるベルリナブラック塗装になります。
内装加飾&ステアリング
ピアノブラック塗装のステアリングガーニッシュや、ブラックステッチを施した本革巻ステアリングホイールで、室内もクールな印象です。
N-BOXカスタム コーディネートスタイル
価格
| FF | 216万9200円〜234万1900円 |
|---|---|
| 4WD | 230万2300円〜247万5000円 |
主な特徴
カスタムシリーズの中で最も高価なモデルです。軽自動車の枠を超えた本格的な上質感を求める方におすすめです。
シート&ステアリング
フルプライムスムースシート(合皮)と、グレーステッチが施された本革巻ステアリングホイールにより、極上の手触りと上質な空間を演出します。
外装加飾
フロントグリルやドアハンドルなどにダーククロームメッキを採用し、落ち着きのある輝きを放ちます。
ホイール
14インチアルミホイール(ベルリナブラック塗装+切削)が足元を高級に彩ります。
ターボ車専用装備
シフトダウンがしやすく便利なパドルシフトや、15インチアルミホイール(ベルリナブラック塗装+切削)などが追加されます。
N-BOXジョイ
価格
| FF | 189万9700円〜219万1200円 |
|---|---|
| 4WD | 203万2800円〜232万4300円 |
主な特徴
2024年に新たに加わった「ジョイ」は、アウトドアシーンを意識した専用デザインと、汚れに強い内装が最大の特徴です。週末のレジャーが多く、濡れた荷物や汚れものをそのまま積み込むシーンが多い方に最適です。
外装デザイン
ジョイ専用フロントグリル&前後バンパー、クロームメッキエンブレムが装備され、タフな印象を与えます。
シート&収納
トリコットと撥水ファブリックを用いたチェック柄コンビシートに加え、フラットタイプの撥水ファブリックスライドボードや床下収納を備え、高いアウトドア適性を誇ります。
ターボ車は「プライムスムース×撥水ファブリック」のシートとなります。
照明・加飾
バックドアランプや、ストーンカラーのドアオーナメントパネルなど、遊び心と実用性を兼ね備えた専用加飾が施されます。
ホイール
ベルリナブラック塗装の14インチスチールホイールにハーフホイールキャップが組み合わされます。
ターボ車専用装備
ターボ車専用装備として、本革巻ステアリング、パドルシフト、ホイールにメッキホイールリングなどが用意されます。
あわせて読みたい
「インパネの質感は?」「自転車は積みやすい?」など、N-BOXの実際の乗り心地や進化した内装・収納の使い勝手について詳しく知りたい方は、以下の専門家 渡辺陽一郎氏の徹底レビュー記事もぜひご覧ください。
N-BOXのおすすめグレードと選び方のポイント
リセールバリューとお得感を考慮するなら「カスタム」がおすすめ
おすすめ買い得グレード
N-BOXカスタム(2WD):192万3900円
N-BOXのグレード構成は大きく分けてスタンダードとカスタム、ジョイの3種類。そこにファッションスタイルやコーティネイトスタイルや特別仕様のブラックスタイル、ターボ仕様などに分かれています。
初期費用の安さだけで見ればスタンダード(173万9100円)が魅力的ですが、数年後の乗り換えまで見据えた「総合的なコストパフォーマンス」で選ぶなら、最もおすすめのグレードは「N-BOXカスタム」です。
スタンダードに比べて価格は約20万円上まわりますが、カスタムには専用のエアロパーツやアルミホイール、LEDランプなどが標準装備されており、外観にメッキが多用され高級感があるため、中古車市場で圧倒的な人気を誇ります。
そのため、手放す際の買取価格が非常に高く設定されます。
実際にN-BOXカスタムで残価設定ローンを組むと、3年後の残価率(新車価格に占める残存価値の割合)は55%、5年後でも42%という、一般的な軽自動車の平均を大きく上回る好条件を叩き出します。
つまり、購入時の初期費用は高くても、売却時に高く売れるため、実質的な負担額で見ればカスタムが最も賢い選択(買い得)と言えるのです。
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「ボディカラーは何色を選ぶべき?」「絶対につけておくべきオプションは?」など、数年後にN-BOXを少しでも高く手放すための具体的な条件について詳しく知りたい方は、以下の解説記事もぜひご覧ください。
コストを抑えて個性を出したいなら「ファッションスタイル」という選択肢も
「カスタムのメッキの多い派手な顔つきがどうしても苦手…」という方には、スタンダードにオシャレな専用ホイールキャップなどが標準装備された「ファッションスタイル」も、約10万円の上乗せで用意されています。
デザインが気に入ったのであれば選ぶ価値はあるでしょう。
長距離移動や坂道が多い環境なら「カスタムターボ」が最適
また、長距離を移動する機会が多い方や、上り坂の多い地域にお住まいの方には、加速時などでストレスがない「N-BOXカスタム ターボ」も注目度の高いグレードです。ターボの正味価格は約7万円と割安で、パドルシフトなどの便利な機能も加わります。
アウトドアや週末レジャーを思いきり楽しむなら「ジョイ」が大活躍
一方で、アウトドアや週末レジャーが多い方には、2024年に登場した「N-BOXジョイ」がおすすめです。
汚れに強い撥水シートを採用し、後席を倒せばチェック柄のフラットな空間が広がります。公園の駐車場などで足を伸ばしてくつろぐような、新しい使い方が想定されたアクティブな一台です。
以上のように、N-BOXでは将来の価値が高く総合的なコストパフォーマンスに優れる「カスタム」が最も買い得で、高速道路や坂道をよく使うユーザーには「カスタム ターボ」を推奨します。
あわせて、コストを抑えつつさりげなく個性を出したい方には「ファッションスタイル」、アウトドアやレジャーで車をアクティブに使い倒したい方には「ジョイ」と、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて最適な一台を選ぶのがおすすめです。
N-BOXの全グレード価格比較
全グレードの新車価格帯
N-BOXの新車の車両本体価格は173万9100円〜247万5000円です。価格はグレードと駆動方式によって異なります。
グレード別価格:N-BOX(スタンダード)
| 仕様(カラー) | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
標準(モノトーン) | FF | 173万9100円 |
4WD | 187万2200円 | |
ファッションスタイル(モノトーン) | FF | 183万8100円 |
4WD | 197万1200円 | |
ファッションスタイル(2トーン) | FF | 189万8600円 |
4WD | 203万1700円 |
グレード別価格:N-BOXカスタム
ノンターボ
| 仕様(カラー) | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
標準(モノトーン) | FF | 192万3900円 |
4WD | 205万7000円 | |
ブラックスタイル(モノトーン) | FF | 206万3600円 |
4WD | 219万6700円 | |
コーディネートスタイル(モノトーン) | FF | 216万9200円 |
4WD | 230万2300円 | |
コーディネートスタイル(2トーン) | FF | 222万9700円 |
4WD | 236万2800円 |
ターボ
| 仕様(カラー) | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
標準(モノトーン) | FF | 212万9600円 |
4WD | 226万2700円 | |
ブラックスタイル(モノトーン) | FF | 219万7800円 |
4WD | 233万900円 | |
コーディネートスタイル(モノトーン) | FF | 228万1400円 |
4WD | 241万4500円 | |
コーディネートスタイル(2トーン) | FF | 234万1900円 |
4WD | 247万5000円 |
グレード別価格:N-BOXジョイ
ノンターボ
| カラー | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
モノトーン | FF | 189万9700円 |
4WD | 203万2800円 | |
2トーン | FF | 198万2200円 |
4WD | 211万5300円 |
ターボ
| カラー | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
モノトーン | FF | 210万8700円 |
4WD | 224万1800円 | |
2トーン | FF | 219万1200円 |
4WD | 232万4300円 |
※価格とグレード構成は2026年3月時点のもの。価格は消費税込みのメーカー希望小売価格です
N-BOXの乗り出し価格は? グレード別の諸費用と総額シミュレーション
購入時にかかる諸費用(法定費用など)一覧
N-BOXを購入する際、車両本体価格に加えて主に以下の諸費用(法定費用や手続き費用など)がかかります。
| 金額 | |
|---|---|
自動車税(4月登録の場合) | 0円 |
自動車税環境性能割 | 2万8400円 |
自動車重量税 | 7500円 |
自賠責保険(37ヶ月) | 2万4010円 |
手続き費用(参考価格 消費税込) | 4万7300円 |
預かり法定費用 | 6400円 |
リサイクル法関連費用 | 1万4490円 |
小計 | 12万8100円 |
※購入時にかかる諸費用は2026年3月時点(N-BOX スタンダード・FF)のもの。登録月や販売店によって変動する場合があります。
グレード別・支払い総額シミュレーション
代表的な人気グレードであるN-BOX(スタンダード)、N-BOXカスタム(ターボ)、N-BOXジョイの3パターンにおける、おおよその支払い総額シミュレーションです(※車両本体価格に税金等の諸費用を加算した概算の目安です)。
| グレード(2WD仕様) | 車両本体価格 | 支払い総額目安 |
|---|---|---|
スタンダード | 173万9100円 | 約187万円 |
カスタム(ターボ) | 212万9600円 | 約227万円 |
ジョイ | 189万9700円 | 約203万円 |
※支払い総額目安は2026年3月時点のもの。オプション費用は含まれていません。
出典:ホンダ セルフ見積り
「カスタムが欲しいけど、予算オーバーかも…」
装備が充実したN-BOXカスタムを選びたいけれど、200万円を超える乗り出し価格を見ると少し躊躇してしまいますよね。
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