新型フェアレディZ vs GR86・新型BRZ! 2021年発売予定の最新スポーツカーを写真で比較する!
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
2021年は国産の新型スポーツカーに注目が集まる年だ。2021年4月5日(月)に世界初公開されたトヨタの新型86(GR86)と、その兄弟車であるスバル 新型BRZは、共に2021年中に正式発売を予定している。
またもうひとつの大物、日産 新型フェアレディZも期待される1台だ。2020年9月16日、プロトタイプが世界初公開された新型Zも、2021年中に正式な販売が行われる見込みとなっている。
国産各メーカーから登場する新型スポーツカーの特徴について、外観デザインやボディサイズ、内装、そして正式な発売時期の3つの視点で、徹底比較してみよう。
ボディサイズは案外近いZと新型GR86/BRZ! ロングノーズ・ショートデッキの古典スタイルも共通
2020年9月に世界初公開され大いに話題を呼んだ日産の新型フェアレディZ プロトタイプ。
そのボディサイズは全長4382mm×全幅1850mm×全高1310mm(現行Z34型フェアレディZは全長4260mm×全幅1845mm×全高1315mm)と公表された。
対するトヨタ 新型GR86/スバル 新型BRZのボディサイズは、全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm(現行型トヨタ 86は全長4240mm×全幅1775mm×全高1285mm)である。
参考までに、本来フェアレディZの直接のライバルとなるトヨタ GRスープラのボディサイズは、全長4380mm×全幅1865mm×全高1290mmである。
こうして比較してみると、案外近いサイズであることがわかる。
2人乗りのフェアレディZと4人乗りの新型GR86/BRZだが、結果としてフォルムは近いものに
ただしフェアレディZが2人乗り、新型GR86/BRZが4人乗り(後席は補助席程度だが)で、設計上のパッケージングがまず異なる。
さらにフェアレディZが大きなV型6気筒エンジンをフロントに積み、新型GR86/BRZは低くコンパクトな水平対向4気筒エンジンを積むという違いも大きい。
大きなエンジンを前に積み、後輪寄りに配した小さなキャビンへ乗員を載せる「ロングノーズ・ショートデッキ」というフォルムは、古典的な後輪駆動スポーツカーの王道スタイルである。
1969年に登場した初代フェアレディZも、その王道をゆくフォルムで定評を得た。当然そのスタイルは歴代で継承されており、新型についてもしっかりと受け継がれていることがわかる。
そうやってあらためて新型GR86/BRZを見返してみると、車体が長くなりがちな4人乗りでありながらも、ロングノーズ・ショートデッキのフォルムを上手く再現している。
センターモニターの存在感が強く、インパネデザイン自体の主張は控えめか
室内をのぞいてみよう。
日産 新型フェアレディZ プロトタイプと、トヨタ 新型GR86/スバル 新型BRZで共通するのは「水平基調のインパネ(ダッシュボード)」だ。従来型は共に曲線も多用された立体的な形状だったが、シンプルな形状に路線変更されていることがわかる。
昨今はカーナビゲーションなどのインフォテイメントシステムが搭載されるセンターモニターが大型化し、年々存在感を増している。そのことはスポーツカーにおいても無視出来ることではない。
さらに車高が低く、室内の広さにも限りがあるスポーツカーの特性とも相まって、インパネ自体のデザイン的な主張は控える方向にあるのだろう。
そんな中でもフェアレディZは、初代に採用されていた3連メーターのデザインモチーフを継承し、伝統的なデザインを現代風にアレンジすることに成功している。これは50年以上に及ぶ歴史を持つモデルならではだ。
GR86の発売は2021年秋、BRZは2021年夏、そしてフェアレディZは2021年末に正式発売!?
気になる発売時期だが、トヨタではGR86の発売時期を2021年秋頃、スバルは新型BRZの発売時期を2021年夏頃とそれぞれ公式発表している。
いっぽう日産は、新型フェアレディZ プロトタイプを発表した2020年9月の時点で、正式な発表時期を明確にしていない。そもそも今公開されているのは新型の“プロトタイプ”(試作車)であり、このあと正式な市販版フェアレディZを発表するタイミングが2021年のどこかで再び訪れるはずだ。
MOTA(モータ)では、2021年秋開催予想の東京モーターショー2021会場でのお披露目が、新型フェアレディZ市販版の正式なワールドプレミアになると予想していた。しかしそもそも東京モーターショーのイベント開催自体、2021年4月段階で明確にされていない不透明な状況である。
プロトタイプ同様、新型フェアレディZ市販版もオンライン上のバーチャルなイベントとして初披露される可能性は高い。
2021年夏から秋にかけて市販版を発表の上、2021年中に晴れて販売開始という流れになると思われる。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。